〜胡瓜の戦番外編〜最後の?うえ

!注意!
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、そんなのおかしいよ!とか何それ☆俺シラネー、キャラのイメージちゃうわい!まるで意味が分からんぞ!!みたいなのが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラの私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。

また、他の方の作品に似た部分や、何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。
 
以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。

















 〜うごメモ第三サーバー〜
「うーん今日も僕は美しいなぁ・・・。」
その近くで池を見続ける1人の棒人間がいた。
「お前は何をしているんだい?」
「何をしているってもちろ・・・ん!?」
そして背後から急に何かが≪現われた≫
「邪魔。」
一撃。
「GYAAAAAAAAAAA!!」
「ここにいた貴方が悪いのよ。」
そう言い残し、サーバーへ入って行った。









うごメモ町〜
「白円が襲われた?」
「そうみたいなんスよ、先輩」
「容体はどうなんだ?」
「まぁ無事っスよ、彼は頑丈っスから。」
「それならいいんだが。」
「でも、何で襲われたんスかね?」
「襲われた理由は分からないのか?」
「うーん、本人に聞いても」

「襲われた理由?きっと、美しい僕に嫉妬していたんだよ(キラッ)」

「って言ってましたからね。」
「・・・。」
確かに言いそうだ。
「だが、犯人を見つけるに越したことはない、調査に行くぞ、襲われたところは分かるのか?」
「あ、それは第一発見者のセラフィナさんから聞いといたッスよ。」
セラフィナが第一発見者だったのか・・・。
「えーと。」
地図を広げる黒黒。
「ここッスよ!ここ。」
「・・・うごメモの9つのサブサーバーの一つの近くか・・・。」
そう、現在この世界には9つのサブサーバーにそれを統括している1つのメインサーバーがある、このサーバーによってこの世界の秩序を整えて管理をしている、しかし完璧に平和か、と言われればそうではないし、もうそろそろあのサーバーでの管理は終わってしまうのだが。
「・・・襲った奴の狙いはサーバーなのか?」
「うーん、どうなんすかね?」
「確かに確証はないな、まずはサーバーに行ってみよう。」


うごメモ第三サーバー〜
サーバーといっても小さい研究所の様なものなのだが、このあたりに有ったはず。
「!?」
「な!」
確かにサーバーはあったのだ、だが。
「乗っ取られている!?」
オレは何度か普通の状態を見たことが有るがこれは、明らかに挙動不審である、中に入ろうとしたが、強固な結界があって入れそうもない。
「これでハッキリしたな、白円を狙った奴らはサーバーを狙った訳だな。」
「そうっすね、でもサーバーを乗っ取ってどうするつもりなんすかね?」
「謎は多いな、とにかく人手を増やして調査に当たろう。」
「人手っすか?」
「あぁ、こういう時には違反者もなにも無いだろう。」
「え?アイツに協力頼むんすか?」
「今回の件に関与していないか調べて、関与していなかったら、そうだな、協力してくれるとありがたいんだが・・・。」
「じゃ、戻りましょうか?」
「そうだな」
とにかく会ってみないとわからない。。

うごメモ町 図書館〜
扉を開ける、相変わらず薄暗い。
「誰かいるかー!?」
「あ!えーと、とうばんじゃん?」
豆板醤は知っているのか。
「バンレンジャンだ、まぁいい、違反の思念はどこだ?」
「いはんなら、しょくどうにいったよ!」
「食堂?」
「えーとしょくぶんめいだっけ?」
食文明?知らないな
「そーいや、なんか聞いたことあるっすね。」
「そ、そうかじゃあ案内してくれ。」
そんな食堂があったのか・・・。
「いってらっしゃーい!!」
「あぁ、どうもッス!!」
「ありがとう、行ってくる。」
違反のところにいるからって馬鹿にしていたわけじゃないが、意外と礼儀正しいな。

〜食文明〜
グリフさん いらっしゃい バンレンジャンさん。
グリフさん いらっしゃい、黒黒さん
バンレンジャン なんで喋り方が変わるんだ?
黒黒 わかんないっすね
イハン 何だお前ら、来たのか?
黒黒 あ、いたッス!!
グリフさん 冷蔵庫に相談だー
バンレンジャン ?
イハン 気にするな、いつもああだ、それでいた!って言うことはオレになにか用か?面倒ごとなら逃げるぞ。
バンレンジャン それじゃあ単刀直入に聞く、白円を襲ったのはお前か?
グリフさん 冷蔵庫に相談だー
黒黒 いや、アンタに聞いているわけじゃないっすじゃないッス
グリフさん イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
グリフさん いらっしゃい、イールさん
黒黒 忙しそうっすね。
イール これで時給が出るなら苦労はないわ・・・。
イハン 何のことだ?オレはあんなナルシーな奴に最近近づいた記憶はないが。
バンレンジャン そうか・・・
エリザ Zzz…

グリフさん いらっしゃい、ヴィヤズさん
イハン どうして、嫌いな奴が集まってくるんだ?
ヴィヤズ 大変です!イハンさん!サーバーが1台、大本のサーバーの管理下から離れています。
イハン どう大変なのか三行でまとめろ。
ヴィヤズ 管理外
     手に負えない
     世界の乗っ取り
バンレンジャン サーバについてはオレも情報が欲しいが・・・世界の乗っ取り?
ヴィヤズ あぁ、バンレンジャンさん丁度よかった、お話を聞いてください。
イハン さてオレは帰ろうかな・・・。
ヴィヤズ え?聞いてくださいよ!
イハン また厄介ごとに巻き込まれるのは嫌なん・・・
グリフさん おまちどーさまー
イール あ、ホットケーキ来ましたよ
イハン 食べ終わるまでに話を終わらせろ。
ヴィヤズ 頑張ります。
イハン 食べ終わった。
黒黒 はや!
イハン じゃあ帰らせてもら・・・
バンレンジャン 一緒に聞いてくれ。
イハン 出口の前に立つなよ、・・・ったく、仕方ねぇ。
グリフさん 手が離せないから後にしてもらっていいかい?
黒黒 え?聞きたいんすか?
プロト そいつは機械でな、気にしなくてもよいのだ。
黒黒 あー、そうなんすか。
ヴィヤズ あの、話をしても平気ですか?
グリフさん イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
グリフさん いらっしゃい、イールさん。
イール ・・・。
プロト 仕事熱心でなによりだ。
バンレンジャン ・・・話してくれ。
ヴィヤズ は、はい、まずはサーバーの乗っ取りですが、これはメインサーバーの管理から外す目的が有るようなんです。
イハン メインサーバーの管理から?そんなことをして何になる?
ヴィヤズ まだ不透明な点も多いのですが、とにかく、全てのサーバーが仮に乗っ取られた場合どうなると思います?
バンレンジャン 完全に世界の管理を出来るようになるのか?
ヴィヤズ ええ、そこまでして何をしようしているのかはうっすらしか分かりませんが。
イール うっすらわかるんですか?
ヴィヤズ おそらくは世界終了が関わっています。
黒黒 五月で世界が消えるってあれっすかね。
ヴィヤズ はい。
バンレンジャン 成程、それを止めさせようとしている、ってわけか。
イハン また、面倒なことを・・・、早く何とかしろよ。
プロト 意外とうっすらじゃなく、具体的な気もするが・・・。
ヴィヤズ じゃあ、イハンさんも協力してくださいね。
イハン ・・・やだ。
グリフさん ありがとうイハンさん、またどうぞー。
バンレンジャン 追いかけるぞ!
黒黒 了解っス!
グリフさん ありがとうバンレンジャンさん、またどうぞー。
グリフさん ありがとう黒黒さん、またどうぞー。
ヴィヤズ 追いつけるでしょうか・・・。
グリフさん イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
グリフさん いらっしゃい、イールさん。
ヴィヤズ ・・・お疲れ様です。






「流石に足が無いだけ速いな!」
こっちはマッハで走れるわけじゃ、無いので、差は当然とてつもない速度で開く。
「あの棒人間ども追ってきてやが・・・・」
「あ。」
こっちを見ていたせいで、近くの建造物の存在を気付けなかった様だ、正面衝突して
落下した。
「追いついたッす・・・ってここは!」
「第五サブサーバー!」
イハンが衝突したものこそ九個あるサーバーの一つである。
「ここはまだ乗っ取られてない見たいッスね。」
「みたいだな。」
平常通りに作動している。
「そうだよォ〜、だって今から乗っ取るんだもん。」 
「!?」
殺気!
「お前が今回の事件の犯人か!」
「犯人?オレはただ誤解蛇さまの命で動いてる夢現海の1人さ!」
夢現海?」
「おっと言い過ぎか、ともかく、そのサーバーは乗っ取らせてもらう!」
「させるとでも?」
「出来ないとでも?」
真っ直ぐ鎖鎌が飛んできた。
「させないッスよ!」
刀ではじく黒黒、二投目の鎌も鞘で防ぐ。
「まぁ、多少は出来る様だ!」
「速いっす!!」
鎌のラッシュに徐々に追いつめられている。
「だったらこうだ!」
「ニ対一なら止められるとで・・・。」
鎌を蹴り飛ばし、一気に懐まで走り真っ直ぐ蹴りを入れる、ぶっ飛んだ。
「へぇ、やるねぇ・・・でも、もう遅いよ。」
「なっ!」
足元に妙な陣が、結界か!?
「出れないッス!!」
「これは・・。」
割れないこともなさそうだ。
「おっと、無理に割ると、乗っ取ったサーバ範囲がどうなっても知らないよ!」
「っつ!」
「汚ねぇ・・・!」
「何とでも言え、最後に笑うのはこの夢現海だ・・・!?」

「無縁斬!」
不意を突いてイハンが切りかかるも回避される。
「あー結界外にまだ、いたかー。」
「オレを差し置いて、何の話をしてやがる。」
「ま、倒せばいいか!」
「倒せるとでも?」
鎖鎌を真っ直ぐ飛ばしてきたが、オレの速度ならこの程度・・・!?
方向が変化した!?
「追尾機能か・・・!」
「そ!避けきれるかい!」
「ならば」
避けれないなら、壊す!
「破壊弾!!」
直撃し破壊音と爆発、楽勝だな!?
「遅いよ!」
「背後から!?」
爆風と煙で見えないのを良いことに背後に回っていやがった、しかも新しい鎖鎌を持って
いやがる。
「無駄だ!ネガティブウォール!!」
これで効かないはず!?
「それを待っていたんだよ!イハンメモラー!!」
鎖鎌はあらぬ方向に飛んでいく、口だけか。
「!イハン今すぐそこから離れろ!!」
「何を叫んでいるバンレンジ・・・」
鎖鎌が戻ってきたが刃の部分は明後日の方向だが鎖がオレに引っかかったまま、ネガティ
ブウォールに衝突、痛い、その上ドンドングルグル巻きになっていく。
「残念でしたぁー!」
「待ちやがれ!!」
イハンの言葉を無視しサーバーの中へ入り、乗っ取られてしまった。
「・・・っクッソが!!」
ネガティブウォールを消したが鎖鎌が纏わりついて動けない。
「惜しかったねー、イハン?」
「貴様・・・!」
「じゃあねー。」
消えていく・・・、同時に結界と鎖鎌も消えていく。
「まんまとやられたな。」
「先輩すみません。」
「気にするな、オレもあっさり捕まったしな。」
正直敵が未知数過ぎる、それに。
「クッソ、畜生!あの野郎!!」
とてつもなく悔しがっている、思念が1人。
「イハン・・・。」
「今、話しかけんな・・・!」
どうみてもイライラしている、確かに簡単にあしらわれてしまったのだから、仕方ないか。
「イハンさん!無事ですか!?」
平和の思念が今到着、やや遅かった。
「話しかけんなって言ってんだろ!」
「え!?」
「すまん、今コイツはかなりムカついている様だ。」
「なにがあったん・・・サーバーが!?」
「止められなかった・・・。」
「・・・とにかく、一度何処かに集まって情報を集めましょう。」
「さっきの食堂っすか?」
「いえ、イハンさんの図書館にしましょう、そっちの方が体制を整えやすいのですが・・・・。」
「絶対に許しません・・・・!!」
「当の館長は怒り狂っているがな。」
「いいです、イハンさん抜きで行きましょう。」
「いいんすか?」
「確かに、今はそんなことを言っている場合じゃないな。」
ひょっとしたら今はかなり緊急事態なのかもしれない。
「待て待て!人の図書館を勝手に使うな!!」
「それはともかく、お前も分かったはずだ一人だけでは奴らを倒せないと。」
「ぐ・・・。」
痛いところを、誰かの命ということは必ず、まだ仲間がいるだろう、ていうか図書館利用話をそれはともかくで片付けんなや。
「・・・ったくいいだろう、図書館は貸してやる、だがオレ主導で話させてもらうそれでいいか?」
「えぇ、構いませんし、もう見かけた方を何人か図書館で待ってもらっています。」
「な!?」
こっちの尊厳無しか・・・コイツ平和の思念だったよね、ねぇ。
「とにかく、戻るぞ。」




〜図書館〜
「・・・・。」
「どうしました?話を始めてください?」
「・・いや・・。」
「どうした?」
「何人かって言ってたのに呼びすぎだろ!!」
見渡す限り、人や思念みたいなのが一杯いる。
「おいおい、イハンよォ、あんま気にすんなァ?」
「ガルテス、オレはいまだかつてない程、平和の思念を平手打ちしたいと思った日はないぞ。」
「乱暴はよくないぞ?」
「アフロ、お前まで何でいるんだ、本当に何だ?」
「データ解析、怒り状態と認識。」
「梅干し娘、解析すんなよ、人の感情まで。」
「まぁまぁ・・・。」
「ミトラ、お前までか・・・。」
「ツッコミに忙しそうですね。」
「ルチア、うざい奴らを丸めてポイしてくれ、お願いします。」
「せっかく集まったのですから良いのでは?」
「機械メイド、少し発言を控えてくれ。」
「イハン、用が有るなら早く話すのじゃ。」
「ヴィレグマ、オレにも堪忍袋というものはある、切れたが・・・。」
「じゃあ、わくわくさんが直してやろう。」
「黙れ、ナーバ。」
「・・・。」
「カゲム、喋らないでこっちを見つめるのはやめろ、それはそれで嫌だから。」
「ちくわ大明神」
「誰だ、今の。」

「いえ、とにかく手当たり次第に声をかけたのですが、こんなに来るとは。」
「こうなる気がしてたろ、分かってたろ。」
「いえ?」
スターガン一発ならいいよね?誰か許可して、平和ってなに?
「スターガンぐらい・・・。」
「大変だぜ兄貴!!」
「バンさん!!」
・・・遮られた、何なんだ、空気を読んでくれ。
「どうした?妹よ?」
「何だ?筍?」
よく見たら、筍と白白か、仲良いね、あぁそうだね。
「イハンさん、自暴自棄になってません?」
「元凶が何を言うか。」
「イハン・・・話していいか?」
「で?何だ、筍よ。」
「第四サーバーが乗っ取られた!」
「!?」
まだ、無事だったはずのやつだ、しかもそれは・・・。
「そのサーバーって結構街中にありませんでしたっけ?」
「そうなんだよ、慈悲の思念。」
「被害者はいなかったのですか?」
「・・・多数だ。」
「な、敵も大分強行手段を取ってきたな。」
「さて?どうする、イハン。」
「・・・。」
何でここで、こっちに振るんだよ。
「第四サーバー近くのにいた、うご子やキャラクターズが襲われ、それを助けたはかなも大なり小なり怪我を負っているな。」
「本当なのか!?えっと・・・筍だったか?」
「命に別状はないってさ、ただ戦闘は無理だろうね。」
奴らめ・・・好き勝手やりやがって。
「分かったよ。」
「はい?どうしました?イハンさん」
「ソイツらをブッ飛ばすぞ!!」
「その意気だぜェ、イハンよォ。」
「オレ以外にこの世を好き勝手されるのは!平和の思念よりもムカつくんだよ!」
「比較されても・・・。」
「まぁ、やる気になった、ということでしょうか。」

「だが、奴らは何処を根城にしてるんだ?そこが分からなければ何にも出来ないぞ?」
「多分サーバーを簡単に乗っ取る技術ですから、研究所とかじゃないのですかね?」
「研究所!?」
あ、あることを思いだした。
「どうした?祝福の思念、いきなり叫んで。」
「いや、研究所といえば、一か所、心当たりが有るよ!!」
「へ?」
「なに?」
「何処だ?」
「あっちの滝の中。」
「滝の中?確かに秘密の隠れ家って感じはするが・・・。」
「どうなんでしょうか。」
「というか、何処情報だ、ソースは何処だ。」
「えっと、友人のつくったレーダーに映ってたんだよ!」
そんなものを信じてよいのだろうか。
「・・・うーむ、だが他に当てもないしなぁ。」
「じゃあ、調べてみましょう。」
「そうだな、じゃあ滝へ・・・。」
「いえ、行かなくて平気ですよ。」
「何?」
平和(笑)の思念がなにか出した、通信用の機械の様だ。
「念のためにお声をかけておいた、スパイチームと通信が繋がっています。」
「スパイ?」
『安心しろ、全部聞いていた。』
「刀嵐か?」
『そうだ。』
『お、おれもいるぞ!』
「誰だお前は?聞いたことない声だが?」
『モコだ!モコ!会ったことなかったっけ?』
「初対面だな、今は対面してないが」
『そ、そうだっけ?』
「とにかく、その滝の中を」
『早く調べましょうなんだかわかりませんが我々には時間が無いのでしょう?だったら早く調べるに越したことはないのでは?』
「まだ、なにかいたのか?でもこの喋り方・・・機械か?」
「無自覚の思念体、ウタイ=シアトリカルさんです、リムルさんと悩んだのですが、そもそもリムルさんは大人数での行動に向いていないので、来てくれませんでしたので、」
「そうなんですか。」
『ちょ!?もう行ってるじゃんよ!』
『だが、早く行くのに越したことはない。』
「ウタイさんが勝手に行ったようですね、彼女も団体行動に向いていませんでしたか・・・。」
『滝に突っ込むのかよ、メモ体には苦行だな。』
『なら、抱えて入ってやろう。』
『え?待て待て待て!あーーーー。』
激しい水の音、迷いなく突入するのはすごいと思ったが、口にするほどでもないか。
『うわ、広!!』
眼前には開けた洞窟が・・・。
「何が見えます?」
『岩、岩、岩、城、岩、岩、岩、無自覚の思念、メモ体だな。』
活字だと読むのは面倒。
「待て、城ってなんだ、城って。」
『大きい城が見えていますところでヴィヤズ氏なんでこんなことをしているのですか?なにかあったんですか?』
「おい、説明しなかったのか?」
「いえ、したのですが、聞いてくれなくて。」
『別に気にしてないから割とどうでもいいのですけど。』
『おい!待て!もう行くのか。』
『三手に別れるぞ、お前も一人で行け。』
「またウタイさんが勝手に行ったようですね。」
「あいつは自覚ないかもしれんが、これは平和のお前の人選ミスだよな?」
「はい・・・。」
「とにかく、今は敵の本拠地かどうか調べるのが先だ、喧嘩している場合じゃないぞ、イハン。」
バンレンジャンに言われるのは、嫌だがその通り、調べるのが先だ。

『かなり広いぜ?』
「そうですか、引き続き探索してください。」
『りょーかい。』

『何人か見張りがいるな。』
「戦わず抜けられませんか?」
あくまで目的は偵察、そこからずれるといけない。
『影になっていくから問題ない。』

『ウタイは三階廊下を爆進中偵察四人はこちらに気付かずスルー曲がり角を曲がるとさらに廊下引き続き捜索を続けます。』
「こういう事には向いているな。」
成程な、刀嵐は身のこなしが軽い上に影になれる、ウタイは自身を認識できなく出来る、モコは影が薄い、この三人は中々見つからないだろう、そういう人選か・・・。



「どうでしょう何かありましたか?」
『どうやら敵の大将の部屋の様な所を見つけたぞ。』
「本当か!?」
「その部屋誰かいるのですか?」
影になり、こっそりと中を覗く。
『巨大な蛇?が見える。』
「巨大な・・・蛇!?」
「どうしました、フェスさん?」
「い、いや、何でもない!」
まさかね、いや、まさか。

『うわぁ!?』
「どうしました?」
『大量の何か・・・昔見た、亡者ってやつにそっくりだ!!』
「亡者だと?」
確かに過去に一度亡者に溢れたことが有ったが、関係あるのか?
「ん・・・?」
周りを見渡すイハン。
「どうしました?イハンさん。」
「カゲムは何処だ?あんな目立つ奴見れば一発でわかるのだが。」
「カゲムさんなら別にお願いをしたのでそっちに回ってもらっています。」
「そう・・・か。」
なんか主導権奪われてない?

『ウタイは四階廊下を・・・』
『あまり、人のところで騒ぐのはどうなんでしょうか?』
「見つかったのか!?」
『おやどなたでしょうかというよりウタイが認識できるとは貴方なかなか凄いですねそしてみつかってしまったということはなにか不味いことをされるんでしょうか?』
『いえ、見つかったから報告しようなんて考えていませんよ、むしろ都合がよかった、私の部屋に来てください、可愛い無自覚の思念さん。』
『?』
「これ、平気なのか?」
「罠の可能性もあるな。」
「ウタイさん慎重に」
『それでなにが都合よかったのでしょうかまさか証拠隠滅の為にウタイはここで終わらせられてしまうのですか?』
『私の心情としてフェアプレイの精神が働いてな、計画の一部を教えてあげよう、それを元に作戦を練るが良い。』
『・・・。』
「信じていいんでしょうか?」
「さぁな、だが話してくれるというのなら聞いてみる価値はあるな。」
『まず、残ったサブサーバーは6、そこに夢現海の名を持つ私達が1人ずつ、乗っ取りに向かい、一人の夢現海が此処に残り守護をする。』
「ウタイ、通信を話している相手と繋げろ。」
「何をする気ですか!?」
「いいから。」
『わかりましたイハン氏 この通信相手が貴方と話したいようです聞いてあげてください。』
『?いいだろう。』

「お前の話信じていいんだな?」
『信じなくていいんだな?後悔するぞ。』
「・・・そう来たか。」
『そもそもお前らにこれを伝えても計画に支障はないしな。』
「余程の自信らしいな。」
『当然だ、違反の思念、お前も夢現海の1人と戦って、強さは実感しているのじゃないか?』
「まぁ、な。」
『それが、残り7人もいるのだ、お前らなぞ敵ではない。』
「テメェ、上等だ!お前ら全員ブッ飛ばす!!」
と、強がっているもののさっきみたいなのが7人襲ってきたらオレは多分勝てない。
「イハン、オレにも通信を貸してくれ。」
「いいだろう。」
バンレンジャンに通信機を渡す。
「白円を襲ったのはお前か?」
『これはこれは、最強のファイターさんじゃないですか。』
「はぐらかすな、どうなんだ?」
一瞬の間の後に答えが返ってきた。
『ふ、そうさ、私がアイツを襲ったんだよ。』
「・・・そうか、それなら、オレもお前らを倒させてもらう!!」
『面白いことを言うね、まぁいいや、誤解蛇は貴方達になんて負けないしね。』
「誤解蛇・・・。」
『次会った時は問答無用で叩き潰すから、あと丁度一時間後に計画は始まるよ、ではまたな。』
『消えてしまいましたまるで空間を裂いてしまったようにそれでウタイはこれからどうすればいいのですか?』
「・・・?」
どうすればいいんだ?
「ウタイさん達にその城の構造をしっかりとまとめてもらって、一時間後の作戦を練りましょう!」
「それじゃあ、一通り城を見回ったら、戻ってきてくれ。」
『了解しました。』
「じゃあ私はもっと人員を集めに行ってきます、そして此処にいる方を何人かお借りしていきます。」
「これ以上、図書館には連れてくるなよ。」
「分かっていますよ。」
「じゃあ、30分後に此処でな。」
「ええ、では。」
「って!オイ!」



〜45分後〜
「さて、地図も出来たな。」
「時間を取らせたな。」
刀嵐、ウタイモコが帰ってきて敵の城の間取りを書いていたのだ。
「いやこれが出来なければ、おそらくこっちの作戦は立てれない。」
「そうか。」
「というか、平和の奴はまだ戻ってこないのか?」
「あ、それなら、連絡来てるっすよ!」
「なに?」
「ごめんなさい、間に合いそうもありません、作戦はそちらで立ててください、後で加勢に向かいます、ですって。」
「・・・あの野郎。」
「何人か図書館に行ってもらっているので、その方たちも頑張らせてくださいとも書いてあるっすね。」
「過労させてやる。」
「とにかく、時間は残りわずかだ、どうにか作戦を立てよう。」
「ん?」
扉の開く音・・。
「イハンいるかしら・・?」
「お前は・・・変な奴の知り合いか。」
「知り合いじゃないわ!ライバルよ!」
「それで?オレに何用だ?」
「あの、うご子が呼んでいるわ、後、私も一緒に行くわ!」
「!?」
「危険なんだぞ!」
「分かってるわよ!でもうごk・・・ライバルをやられて黙っていられるわけないじゃない!!」
その眼には覚悟がチラついている。
「ったく、分かったよ、ただ無理はするなよ。」
「!」
ドアを開けた同時にマッハで飛び出す。
「あの変な奴に呼ばれる様なことしたか?」












〜敵の城〜
「作戦通り頼むぞ。」
「作戦っすか?アレが?」
「まぁ、イハンらしいなァ。」

「オレとコイツで大将を叩くから、お前らはわちゃわちゃやって眼を引かせて、敵の守備を薄くしろ、そしてお前らは1人1つでサーバーを守れ!恨むならヴィヤズを恨め!」
「1人じゃない!1思念だ!!」
「・・・。」
「そこなんですわ・・・。」




「さて、暴れるとするかァ!!」
「よっしゃ!」
「敵補足、数甚大!」
「頼むぞバン。」



「なんだ!?」
「敵襲のようです。」
「やれやれ、お前以外が出払っているときに、まぁいい相手をしてやれ。」
「分かりました。」

「さて、行くぞ?イハン。」
「誰に口を聞いている、バンレンジャン?」
「これが最初で!」
「最後の!」
「「協力だ!」」
イハンにバンが乗り飛行、戦いの地へ・・・。


                                     続く。

〜胡瓜の戦番外編〜最後の?なか

☢CAUTION☢
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、なんだこれ!!とかお菓子食って腹痛いわーとか、誰なんだよ!性格ちがくね!?みたいなのが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラである私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。
 
また、他の方の作品に似た部分や、何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。

以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。















 計画実行の時間




〜第一サーバー〜
「来るなら来いよ、夢現海とか言う奴ッ!」
殺気。
「えぇ、来ましたよ、あら、一人ですか、表現の思念体、表閖出。」
「よく、知ってるじゃないか。」
「もちろん知ってるわ、だって貴重な実験体の友達だもの。」
「実験!?まさか、あの化け物って・・・。」
「そんな話はどうでもいい、サーバーは乗っ取らせてもらう。」
「どうでも・・・あぁ、安心しな、聞く気はない、力ずくで吐かせるからな!」
「へぇ・・・、いいね、この夢現海信人がお相手しよう。」


〜第二サーバー〜
「なんで、わちきも戦わなきゃいけないんだろー。」

「データ補足、祝福の思念体フェス=バーサリーと認識しましタ。」
「!?」
「任務達成の障害として、除去を開始しまス。」
「待って!」
「何でしょウ?」
意外!待ってくれるのか。
「貴方達、科学者を集めたりしてない?」
「・・・していますヨ、あァ、目撃者の標的テラ=バーサリーの友人ですカ、そうでしたカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この夢現海元人・除去いたしまス。」
「追い掛け回したの貴方ってこと!?ならわちきも真面目にやらないと駄目だ!」


〜第六サーバー〜
「戦いは苦手なんですが・・・。」
爆風が吹き荒れ、飛ばされる。
「わぁぁっぁ!?」
「あれーよわっちー?」

「貴方・・・夢現海ですね、夢現海消人。」
「あれ?名乗ったっけ、名乗ろうとしたけど。」
「まずい!」
急いで回避行動に移る。
「んー、何で爆弾出そうとすんの分かったの?まぁいいや!爆ぜろ!!」
「・・・ヤバいです!!」

〜第七サーバー〜
「やるからには真面目ですわ!っと危ない。」
「よく避けたなぁ嬢ちゃん!」
「360°注目してましたわ!」
「あん?あぁ注目の思念だったか?嬢ちゃん。ま、いい、オレは夢現海喧人!モットーは全力、女、子供でも全力だすからよろしく!」
「・・・ゴクッ、抑えきれますかね・・・。」

〜第八サーバー〜
「・・・やっぱりそっちから来るか。」
「お?なんだてめぇは?・・・あ・・・予想の思念だったっけ?」
「お前に名乗る気は無いな。」
「安心しな、イハンはあっさり止められたが、アンタはどうだい?」
「イハンさんを止めた?はっ、冗談もそこまで行くと滑稽だね。」
「なら、この夢現海巻人様の鎖鎌を喰らえばわかるさ。」
「当たるかぃ?行くぞ、ノットロード。」
「行くぜ!」


〜第九サーバー〜
「ふぁぁぁ。」
「もう少し危機感もったらどうだ?未練。」
「だってホネ子もしってるとおもうけど、さいきんやたらねむいし、ちょうしわるいんだもん。」
「まぁ、知っているけどな・・・!?」
「切る!」
「危ない!未練!!」
「わぁ!?」
急いで抱えてギリギリだった。
「おや・・切れなかった様で・・・おや?アナタは未練の思念と確か貴方は・・・・。」
「思い出さなくていいさ、私はこの子と生きているのさ。」
「そうですか、ならお言葉に甘えて思い出さずにいましょうか、そして、この夢現海切人、アナタ方を切らせていただこう。」
「出来るかな!」
「が、がんばってね!」
「巻き込まれるなよ?」
「う、うん。」
「あぁ、そうだな、すぐ二人とも錆になってしまうから、同時でも良かったのだが・・・まぁいいでしょう。」




〜城上層〜
大将の部屋目指して飛ぶイハン。
「表の囮は上手くいった様だな、誰もいない。」
「あぁ、出てくる気配も無い。」
時々爆音に近い音が聞こえるのだが表は派手にやっているのだろう。

「だが・・・イハン。」
「なんだ?」
「サーバー守護の奴らは戦闘能力が低いと聞いたんだが、平気なのか?」
「さぁな。」
「さぁな、ってまずいんじゃないのか!?」
「オレはそこまで責任取れん、駄目なのは戦力増やすどころか、図書館の戦力引っこ抜いてどっかいった平和の思念が悪い。」
同意をする気はサラサラ無い、彼は彼なりに頑張っているのだろう。
「・・・オレ達が勝つまで、無事でいろよ。」
(・・・まぁ、アイツのことだから何か考えが有るんだろうがな・・・。)




〜第六サーバー〜
「ぎゃあああ!」
「また、避けるー。」
心を読んで一歩先を読んで避けれるものの、相手の爆弾攻撃は攻撃範囲が広いため、正直しんどいです。
「なら!」
「あ・・・・・れ?爆弾が無い?」
イメージを奪った、ものの
「え・・?」
全然見当違いの方へ飛んでいく。
「あ、追いつめるよう?」
相手の位置から投げられたら、退路が大幅に減る奴みたいだ、危ない。
「まぁ、いいやもう一回投げればいいや!!」
ハッキリ言えばキツイ、イメージを奪えば確かに同じ爆撃をすることは出来る、けどそのイメージを奪った最初の攻撃よりも強い後続の攻撃をされればとても避けきれる自信はない、だからやたら滅多にイメージを奪うのは危険なのだ。
「おらおらー。」
「あ、危ない!?」
目の前!考えごとも危なそうなのだけど、もう一つドンドンイメージを奪えない理由があった、それは。
「あたれー!あたれー!」
 闇雲に攻撃しているのだ、質より量。
「一発!」
「おぉ?」
一発だけ、イメージを奪い飛んでくる爆弾に誘爆させる、彼女の手元の爆弾まで誘爆してくれればいいのだけど。
誘爆の連鎖は上手く続き、敵まで届いたようです。
「いいね!面白い!」
「嘘・・・ですよね。」
だけど、ほぼノーダメージみたいです、あぁ・・・。
「もっと、楽しませてよ!!」
爆弾大量追加、形も様々。
「っつ!?」
ついに当たってしまった。
「ガゥ、カハッ・・・。」
「それ!」
追撃に迷いがない、ホーミング性能のある爆弾なんて反則だ、それに「私」を対象にしている以上はイメージを奪っても私に飛んでくる。
「うあっ!?・・・ハァハァ・・。」
追撃も何発が当たってしまった、ホーミングは威力が低いのが唯一の救いだ。
「あれ?どうしたのおしまい?」
とはいえ、喰らい過ぎてフラフラするのは間違いない。
「まだです・・・。」
でも、他でも頑張っている、私がここで逃げるわけにもいかない。
「頑張るねー!じゃあそれに敬意を称して!」
「これしかない!」
相手の放とうとした巨大爆弾を相手に向かって放つ!
「あれ!?」
「これでどうですか!!」
轟音、なんて威力だ、もし当たったらなんて思ったらゾッとする。
「倒せましたかね・・・。」

「あははは、いいよ!でも私は自分の爆弾に耐性あるから威力激減だよ!!」
「・・・!?」
そうか、誤爆用になにか耐性が有ったのか、でも少し火傷している、完全に効かない、というわけではなさそうだ。
「じゃあ、これもあげるよ!!」
「休ませてはくれませんか・・・!」
回避に再び専念するものの、相手の爆弾を出す量と爆発範囲が大幅増量、更にはダメージによる回避力の減少、当たるのは時間の問題だ。
「あれ?」
だったらもう、攻めるしか!
「一か八かですが・・・!」
イメージを片っ端から奪ってみるしか。
「なんで出ないのかなぁ。」
爆風に包まれる、どの程度効いているのだろうか。
「ぐっ!?」
ホーミング爆弾が大量に飛んできた、ほぼ全命中、地面をゴロゴロ転がりながら、近くに倒れ込む。
「う・・・ハァ、ぐぅ。」
体中痛い。
「そうか、爆風に包まれていたら!技を奪えないのね!!」
「・・・。」
対象となる人が視界にいないと心が読めない、つまりイメージを奪えないのだ。
「なら!」
ワザと自分に爆弾を当てる、そうか、それを奪っても私が自分に飛んでダメージは免れない。
「終わりだーー!」
大量の小型ボムが飛んできた、体が動かない。
「・・・っくぁぁぁぁ!!!」
吹っ飛んでしまった、地面にぐしゃりと落下、完全に体が動かない、視界も霞んできた。
「まぁ、面白かったよ。」
「・・・ハァ・・・・ハァ。」
もう、とても受けきれない、ごめんなさいイハンさん。
「まったね〜!!」
巨大な爆弾と小型爆弾が大量に飛んできた、あぁ、これは終わったようです。




〜第九サーバー〜
「ふむ、中々切れんな。」
「当たり前だ!!」
右ストレートを出すも、簡単に避けられる。
「スキあ・・ないか。」
直後に蹴りを出すが刀に止められる。
「攻めきれない・・。」
圧倒的に隙が少ないのだ、どうする・・・?
「は!ほ!」
「舐めるなよ!」
普通に攻めても弾かれてむしろカウンターの方が怖い。
「っつ!」
頬を掠めた、危ない。
「ニ撃目だ!!」
「当たるか!!」
強引に体をねじり、何とか剣をかわし距離をとる。
「だいじょうぶ?ホネ子?」
不安そうに見つめてくる、未練。
「もちろん、でも本当に当たるな・・・・」
「ホネ子!!っくぁ!?」
「未練!!」
未練の方の前に立って未練の方を見た瞬間相手が切ってきたのだ、何とか防いだものの、左手がすごく痛い、しかもその後未練を蹴り飛ばしてサーバーに叩き付けたのだ、コイツ。
「卑怯者め!!」
「おや?卑怯とは何を言っているのかな?私ははなから一対一とは言ってないよ、それに未練の思念が消えれば、君は骨に戻るんじゃないか?」
ラッシュを駆けるが、あっさり避けられた。
「消え・・!?させるかよぉ!!」
「おや、焦りは動きを単調にするよ!」
「ぐっ!」
左手側を徹底的に狙われる、コイツどんだけ汚いんだよ。
「ほら、切れる。」
「ぐあっ!」
肩と足を掠める、マズイとしか形容出来ない。
「・・・ホネ・・子!!」
サーバーの方からわずかに声がした、良かった、無事の様だ。
「気にすんな、さて・・・どうするか。」
「君程度じゃどうにも出来ないよ。」
とにかく挑発に乗っていると敗北率が跳ね上がる、一度冷静にならないといけない。
「どうにも出来なくともしてみせる!!」
「なら、来るが良い!!切り捨てよう!!」
「・・・。」
お互い間合い外から、隙をうかがうがやはりアイツに隙が見られない。
「・・・様子見か?」
相手の狙いが読めない、距離を取ったり、離れたりしている。
「!?」
と思ったら急に動いた。
「来いよ!」
だが奴は、私をあっさりすり抜け、走り去る・・・そうか奴の狙いは・・。
「未練!」
サーバーに叩き付けられて弱ってるはず、そんなところを狙われたら一巻の終わりだ。
「きゅあー・・・・・。」
「切らせてもらうぞ。」
「ふぇ?」
まだ意識がはっきりしてない!?あれじゃ敵が来ているのに気付かない!!
「させるかぁ!!」
全速力で未練を抱え走り去る。
「それでいいんだよ。」
「っく!!」
背中を切られた、くそう。
「君は私の狙いが、未練の思念だと考えたはずだ、でもそれは違う、本当の狙いは、戦闘能力の低い未練の思念を庇い、君を弱らせることだよ。」
「・・・チィ・・・。」
奴の狙い通りだったのか・・・。
「ほら庇わないと!」
避けるも未練を抱えながらだと避けきれない。
「終わりだな。」
何とか最後の一撃は足で防いだが、弾き飛ばされてしまった。
「ぐ・・・。」
立てない、畜生・・・。
「ホネ子!?」
「あ、未練。」
意識が安定したのか。
「え、そのきずへいきなの!?」
「・・・。」
正直に言えば、平気ではない視界も霞んできている。
「平気なはずがなかろう?常人なら悶えたっておかしくないはずなのにね。」
「・・・ほねにもどってよホネ子。」
「え?」
何を言ってるんだ。
「おねがいだから!!もどってよ!!」
「未練・・・?」
「これいじょう、ホネ子がぼろぼろになるところなんてみたくないよ!!」
普段の未練からは考えられない様な、迷いのない真っ直ぐな想いだった。
「私もそうしてくれるとありがたいんだがね、雑魚相手の方が楽ですから。」
「・・・。」
「もう・・・むりしないで。」
私だって泣いてる未練は見たくない。
骨に戻ったホネ子を背中にかけ直し、立つ。
「未練だって!」
「どうするんだい?」
「!?」
背後に回られていたのに気付かなかった。
「ぎゃん!」
また、蹴られて吹っ飛ばされた、痛い。
「さて、サーバーを乗っ取るのが最低条件だが、誤解蛇様の命は、邪魔する奴がいるなら消せ・・・だったな、さようなら未練の思念。」
「あぅう。」
上手く立てない・・・そんな・・・。
「安らかに。」



〜第八サーバー〜
「それで?てめぇ一人でオレを止める!?はぁ?ははは!可笑しいねェ。」
「何とでもいいな、アポは思念以外に容赦はしない!」
先手必勝!連発するものの鎖鎌に阻まれる。
「それで終わりかい?」
「まさか、お前の実力見てんのさ。」
「言うねェ、じゃあこっちの番かね?」
鎖鎌を真っ直ぐ飛ばしてきた、が単調すぎる。
「当たるとでも?」
避けつつ射撃、武器の相性はいいんじゃないか?
「ああ、確かにね、当たらないねェ。」
「でも」
鎖鎌を捨てたと思うと、手には新しい鎖鎌が。
「なるほど、無限に鎌は出せるということか。」
「そういうことだ!驚くが良い!!」
「確かに園芸とかに便利そうだね!」
攻撃の手をお互いに休めない、それにしてもアイツは着弾しているはずなのにのけ反る様子が全く無い。
「こっちは掠るだけで痛いってのにね。」
手を掠めた、所は切り傷になっている、切れ味が良すぎる。
「だったら!終ノ刻!」
いけ!シューティングスター。
「こんなのが効くとでも?」
全て砕かれる、破片も粉々だ、あれじゃ当たっても痛くない。
「隙ありだ!」
「あ?」
右手に鎖が絡まっているほどけない!
「うわぁ!」
持ち上げられそのまま地面に叩き付けられた、物凄く痛い。
「どうやら鎌部分を警戒するがあまり鎖だけのに気付けなかったようだな?」
「いんや?予想通りだが?」
「!」
そう、鎌は喰らえば一発退場、でも鎖なら痛いだけ。
「現代の想 艮の想い!」
この技はいわゆるがまん、受けたダメージを撃ちだす!
「なっ。」
「くらいな。」
命中、のけ反った。
「続けざまに、といきたいが連射は向かないんでね。」
落ちていた鎖鎌を思いっきり投げつける。
「刺さらない!?」
あんな切れ味良かったのに。
「自分の武器にやられる馬鹿がいるかよ。」
「しま・・・」
かなり近距離である、予想より鎌が相手に効かなかった。
「ぐ!」
体に鎖を巻き付けられた、動けないし両腕が下を向いているせいで銃口が相手に向かない。
「舐めやがって、オレにダメージを負わせるとわよぉ!!」
「が、ぐあ!」
振り回されて、色んな所にぶつけられる、くそう、きつく絡まりすぎだろこれ。
「終わらせようか!!」
「ガハッ!」
鎖の締め付けだけでキツくなってきた、それどころか超上空から落とされ・・・。
「ぐあああああ」。
叩き付けられた、痛いなんてもんじゃない。
「後はオレの手で切り下す。」
地面に倒れて、縛られているなんて反撃が出来ない、ギャクト眼を回していやがるし。
このままだと本当にヤバい。
「く、この、うぐぅ。」
暴れるも体にがっつり巻き付いた鎖がほどけない、それどころかだんだん締め付けが強くなっている。
「安心しな、楽になる時は一瞬だ。」
「イハンさん・・・。」




〜そのころのカゲム〜
「やれやれ・・・。」

〜数十分前の図書館〜
「あのカゲムさん。」
「なんだ?ヴィヤズ殿。」
「1つお願いが・・・。」
「お願い?」
「プロト=フィロソフィアさん知ってますよね?」
「あぁ、あの寝不足でクマだらけの思念だろう?」
「えぇ、そうです、クマは二つしかないと思いますが。」
「それで?俺に何をしろと?」
「これを。」
「設計図?」
「私が見てもよくわからないのですが、その機械は今回の戦いで必ず重要になってきます。」
「ほぉ・・・。」
俺もなに書いてあるのか分からんが。
「早急にできれば、30分以内位に作ってもらえないか頼んでもらえませんか?」
「なるほど、そういうことか、でもなんで俺なんだ?」
「えっと、その、何と言うか、カゲムさんの見た目ならプロトさんも無視はしないかなって。」
困り笑い感が凄いのだが。
「俺はなんだ、横断中っていう旗と同じ扱いなのか。」
「いえ!決してそんなわけでは!」
「まぁ・・・いいや、何処へ行けばいいんだ?」
「引き受けていただけるんですね!!」
「他に行くやつ見つけるのも大変そうだからな、行ってやろう。」
「ありがとうございます!!あと、これ、それで、私が取りに行くのでそのことも伝えておいてください。」
「わかった。」
地図を渡された、これなら迷うまい。



プロトの研究所が見えてきた。
「そろそろだな・・・ん?」
研究所に何か引っかかっているような。
「あー、たしけてー。」
「あれは・・・挑戦の思念だったか?」
ほっておいてもいいのだが、助けるか・・・。

「ありがとう!!カゲムさんだよね!!強風でプロトさんの研究所引っかかっちゃってどうしようかと悩んでたところだったの、本当にありがとう!!」
五月蠅い、助けなければ良かったか?
「どうもいたしまして、もう引っかかるなよ。」
早く研究所で用事を済ませてしまおう。
「待って!」
「何だ?」
「なにかプロトさんに用事なら私も一緒に行くよ!」
「え?いや、何で?」
「え?いや、プロトさんの研究所入ってみたいなー、って。」
「・・・。」
どうしようか。
「まぁ、いいか、邪魔はするなよ。」
「分かってるよ!」

とりあえずノックをしてみる。
「・・・。」
「あ、ちょっと待ってください。」
「あ、誰かいたね!」
扉が開いた。
「Dr.なら今ちょっと作業中なんですよ。」
「何のことだアル?あんな作業に時間をかける私だと思ったか?」
「流石Dr.その強気痺れます!」
ハンドレッド
「あぁ、丁度いい、1つ頼みごとがしたいんだが。」
「ほぅ?何だ?聞いてやろうではないか憎悪の思念、だが立ち話も何だ中へ来い。」
・・・足で立っている奴はこの場にいない気もするが。
「私も入る!」
「勝手に入るが良い、挑戦の思念。」
「じゃあ、お茶淹れてきますね!」

「それで?何だね?」
「この設計図なんだが・・・。」
挑戦の思念は話を聞いてるんだか何だか、部屋の機械を見て「凄い」とか言っているが、邪魔だけはしないでくれよ、本当に
「ふむ、まぁまぁだな、技術はあるが線の粗さが目立つ、50点と言ったところか・・・。」
「いや、採点してくれということじゃなくて。」
「添削しろと言うのではないか?」
「違う、それに書いてあるものを作ってほしいんだよ、できれば30分以内に。」
「何?これは・・・・。」
「どうした?」
「似たようなもの既に作ったな、もう興味が無い、作る気も無い。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
もう少し検討してくれても・・・。
「お茶持ってきましたよ。」
「あぁ、ありがとう。」
「ありがとう!!」
挑戦の思念に気付いた憧憬の思念。
「あ、見たりするのは良いですけど、壊さないでくださいね。」
「壊れるようなものは作っていないのだよ、アル。」
「その返答・・・・痺れます!」
何なんだ?これは?似たような流れをさっきみたぞ。
「でも?その設計図のは作らないの?」
「そそられんのだよ、一度作ったプラモデルと同じものを作りたいか?」
「でも一杯あると壮観なものもあるよな。」
「プラモデルならな、しかし、これは前作ったのと合わせて二つだ、まったく壮観ではないな。」
「あ!そっか、ゴメンねプロトさん!」
「?」
「?」
「?」
何を言い出すつもりだ。
「いくらプロトさんでも30分っていうのは無茶だよね、人手も足りないし。」
「ほぉ?」
「は・・・!!!??」
何を!!?
「だから、遠回しに無理だって言ってるんだよ!カゲムさん!」
「お・・・おま」
何てことを・・・か・・・カルシウムを。
「面白いことを言う・・・。」
「その無謀さ・・・・痺れます!!」
あ、プロトオンリーじゃないのか、その言葉。
「テクノさんとかに協力を募って、皆で作れば間に合うよ。」

「・・・その設計図を貸したまえ。」
「へ?」
「良いから早く渡したまえ!カゲム=シャドウエッジ!!」
「お、おう。」
「折節と言ったな、私に不可能が有るとでも?」
なにかスイッチが入ったのか。
「え?いや!手が足りないんじゃないかなって!!」
「手も足も猫の手もいらん!15分で作ってやる!」
「平気なのか?興味が無いんじゃ・・・。」
「興味は無い、だが!作ってやろうじゃないか!お望みの物を!この世紀の大天才プロト=フィロソフィアがな!!」
パンパカパーンって音がした気がする、あ、後ろでSE弄ってる憧憬の思念がいる。
「流石Dr.その自信・・・」

「「痺れます!!」」

「・・・なぁ、折節。」
「何?カゲムさん。」
「なんで被せた?」
「言ってみたかったの!!」
「そうか・・・。」


まぁ、結果的に作る流れになったな。
「お前はああなると思っていったのか?」
「なんのこと?」
「いや・・・なんでもない。」
自覚は無いようだ、憎悪な俺が言うのも何だがこういうのは怖い、しかしおれ達にも1つ依頼を頼まれてしまった、図書館には戻れ無さそうだ。




〜城 廊下〜
「あの部屋だ!」
「よし降ろしてくれ!」
「いや!このまま突っ込む!」
「な!?」

「破壊弾!!」

扉を消し飛ばし、そのまま部屋に突入、眼前には・・・。
「おや、侵入者とは君たちだったのか、イハン=メモラー、バンレンジャン。」
「!?」
「本当に蛇なのか・・・。」
蛇というには大きすぎる蛇がいる。
「まさか、私を倒しに来たわけではあるまい?」
「まさか、違うとでも思ったか!!」
「スターガン!!」
不意打ちじゃないよ、こっち見てたもん。
「なにかしたか?」
「効いてないか・・・。」
「こちらも行くぞ!」
「イハン!」
バンに蹴り飛ばされた!テメェ!!
「っ!?」
物凄い勢いで隣を蛇が通った。
「間に合ったか。」
「あぶねぇ・・・・。」
あんなのに轢かれたら一巻どころか三巻ぐらいまで終わりそうだ。
「勘が良いねぇ、バンレンジャンよ!」
「イハン!距離を取ってくれ!」
「言われなくとも!」
バンを抱え高速で距離を取る、何でこの部屋こんな広いんだよ。
「距離をとって逃げたつもりか?速度で上回っていてもこの部屋の中では逃げ切れんぞ?」
「だったら正面から受けな!破壊弾!」
「良い技だ!」
破壊弾をかみ砕いたのか!?
「やべ・・・・!」
突進してき・・・
「お前こそ、逃げれな・・い様だ・・な。」
「!?」
「なに!」
バンが蛇を抑えているだと!?体格差がずいぶんあるのに。
「はぁあぁぁ!!」
「がはっ!」
投げ飛ばした、何だこの絵ヅラは縮尺おかしいだろ。
「どうだ!」
「いいねぇ、面白いねぇ!」
「・・・大して効いてないか・・。」
「また、来るか!ネガティブウォール!!」
激しい衝突音、と共に破砕音、ネガティブウォールが砕けたのだ。
「今のは少し頭に響いたよ!」
目の前まで迫っていた!ベクトルアウトで防ぎきれるか!?
「はぁっ!!!」
バンの蹴りで方向が逸れ、何とか回避。
「平気か?」
「なんだ、アイツは・・・なんであんなに強いんだ。」
「さぁな、なにかカラクリでもあるのか?」
「だが、バン、1つ通じるかもしれない技があるぜ?」
「分かっている、おそらくはお前の最強威力の技、破砕光線だな。」
「・・・いや破壊なんだが。」
「そうだったか?まぁいいか。」

「だが正面から撃てば打ち消される可能性が高い、さっきの破壊弾のようにな。」
あれはちょっとショック。
「なら、オレがアイツを止める、だから、その間にブチかませ。」
「面白い、やってやろう!」
「なにをゴチャゴチャ言っている!」
口を開けたと思うと光が、え?まさか?違うよね!?
「破砕光線!」
「んな!?」
「アイツの技か!」
「伏せろ!!」
「イデェ!」
叩き落された、これワザとだよね。
閃光が背後で爆発、やべぇ、連発できないよな、コレ。
「避けたか、ならもう一発!!」
「・・・今だ!!」
「!」
バンが機敏な動きで蛇の背後から蹴りを入れると、破砕光線を出しながらバランスを崩し隙だらけだ、なるほど、ここでやれということか。
「行くぞ・・・・。」
周囲に点在する暴言、誹謗中傷を集め赤黒い塊を生み出す。
「消え去れ!!破壊光線!!」
「しまっ・・・!?」
破壊光線に飲み込まれる蛇、流石に効いている様だ。
「やったか!?」
バン!その台詞は駄目だ!言っちゃいけない!!
沈黙の黒焦げの蛇、でも倒せたか?
「やってくれるな。」
やっぱり・・・バンが言ったせいーだーあーあ。
蛇が口を開ける、また、破砕光線か!?
「やっぱりこっちじゃ無理か。」
「な!?」
蛇の中から人間が出てきた。
「よう!そんな姿していたのか、違反の思念体よ。」
「・・・!」
普通に話しかけられているはずなのに、ブレッシャーが凄い、PPが二倍以上持って行かれる、PPってなんだ。
「「来るぞ!!」」
お互いに思っていることは同じらしい、畜生。
「先に弱い方から狙うよ!分かるね?イハン?」
「っく!?」
こっちに来た、オレが弱いですかそうですか・・・・・ふざけんな!!
「破砕光線。」
「な!」
ノーモーションで右手からさっきの閃光を放つ。
「勝てるわけないじゃん、今の私にさ・・・・。」
「イハン!!」
「避けきれな・・・。」
「じゃあね〜。」
オレの視界は光に塗り潰された。












                              続く!えぇ!続くよ!

〜胡瓜の戦番外編〜最後の?した

☢注意☢
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、お前それでもプラチナ市民か!!とか、ですが悔しいでしょうねぇ、そのキャラ性格が違うんですよ。などが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラである私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。
 
また、他の方の作品に似た部分や、何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。

以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。














〜第7サーバー〜
「行くぜ!嬢ちゃん!!」
「き・・・・きんしゃい!!」
「そら!!」
当たる直前に後ろに引くという高等テクを披露、地面に亀裂が走った。
「よぉく!避けた!」
威力高い!あんなの連発されたらお陀仏。
「と・・とりあえず!!Pick Uplus!!」
注目した所に攻撃判定を出す技ですわ。
「おう!?おぉ!?」
「効いてるんですわ?」
「良いねぇ!まだまだ全力出しちゃいないんだろ!」
「え・・・?」
そんな効いていない時点で意外とマズイ、そんなに技のパターン無いんですわ。
「オラァ!!」
「危ない!?」
サーバーを守っている他の思念と違って足を模していない分、機動力は一番ですわ。
「本当に危ない!」
「避けてばかりじゃ負けてしまうぜ!!」
その通りである、避け続けたらいずれバテてチューン!である、幸い攻撃が大振りなので単発を避けこと自体は大して難しくないですわ、証拠にほら、考え事しながら避けている。
こういう時に非力なものは知識で戦うんですわ!!
「右ストレート!!」
「わぁ!?」
避けたつもりが拳の風圧で少し飛ばされましたわ、どれだけ速いんですわ。
「左腕もあるぜ!」
「これはまずいですわ!!」
咄嗟に義手の腕で防いだら義手に亀裂が入りましたー、これ整備するの面倒なのですわ(泣)
「うん?この感触素手じゃないな。」
「・・・だったらなんですわ?」
「いや?戦ってくれるなら何だっていいんだが・・・ね!」
「ニ発目は駄目ですッわ!」
次防いだら、多分大破しますわ、勘弁してほしいですわ。
「いつかは効きますわ!Pick Uplusですわ!」
「チクチク攻めてこうって戦略か?全力で潰させてもらう!!」
もはや、効いていない気がしますわ。
「だったら!」
策は無いですわ!
「何かするのかい?」
「何もないですわ!!」
「清々しいな!だが俺も上からの命令でな!」
「サーバへは行かせませんわ!!」
「ならば!この一撃を喰らうが良い!!」
今までより格段に速度が上がりましたわ、避けきれません。
「Pick Up!!」
注目したところに壁を作る技、これで防げ・・・・ないか。
「ぎゃん!」
地面に埋まりかけましたわ、一発で満身創痍、重すぎ。
「少し眠りな・・・だが命令は邪魔者は消せ・・・か・・・こんな娘を葬るのは心情じゃないんだがな。」
「・・・ぐ、くぅ。」
埋まった体がビクともしないですわ!ヤバいですわ!!
「はぁ、気乗りしねぇ・・・でも、消さないと俺も立場ないんだよね、じゃあ・・・な!」
!?こっちに駆けてきた。
「あはは、短い思念年間でしたわ・・・。」


〜第2サーバー〜
「目標補足 攻撃開始。」
いきなりやたら滅多に打ち込んできた。
「わわwあわっすぁすぁくぁwせdrftgyふじこlp;@!?」
「目的右へ移動しましタ、射撃方向修正19°命中弾0。」
なんとか、避け続けてはいるけど、明らかに追い詰められている。
「わちきよく考えたら、まともな攻撃技無いよ!!
「攻撃対象、後ろへ角度調整 上へ8°命中弾、袖にニ発、思念部位にニ発、攻撃を続行しまス。」
「ヤバい、だんだん当たってる〜!」
多分こっちの動きを少しずつ学んでいっている。
うぐぅ・・・。」
「角度調整18°命中弾脇腹一発、攻撃続行。」
「いったい・・・。」
幸い掠っただけだけど、このままだとまともに着弾する、非戦闘員だもんわちきは。
「ああ、もう!!テラのこと聞き出すどこじゃないyo!!」
「角度調整3°命中弾0攻撃続行、角度調整8°命中弾服の端に2角度調整9°命中弾1左袖攻撃続行。」
「どうしよ・・・っく!?」
鋭い痛みが・・・。
「目標直撃、致命場所ではないと判断。」
「うぅ・・・。」
ふら付く・・・。
「攻撃続行。」
「マズい・・・あうっ!」
地面に落ちてしまった。
「目標直撃、致命場所ではないと判断、機動力激減を判断、致命箇所にターゲット。」
まったく隙も無ければ、迷いもない、そんなぁ・・・。
「終わらせまス。」
「・・・テラ・・・。」

〜第1サーバー〜
「ふぅん、中々出来るみたいねぇ。」
「ほざきな!アンタから情報聞き出すまで負けるつもりはないよ。」
正直今まで結構戦ってきている、経験値なら他の思念にも負けるつもりはない。
「新技だ!」
左の思念部位を≪実体≫の武器に変化させる技、技の名前はまだ無い、というより技の名前は全て日目がつけているのだ、
「ふぅん、なんだい?鉄製のガントレットか何かかい?」
「そんなところだ・・・よっ!」
とりあえず、突進、出方が分からない以上はやるしかない。
「単調な・・・。」
奴の持っていた杖に弾かれた、あの杖固いぞ。
「当然初撃で決められるなんて思っちゃいないさ!」
「!」
左手を一瞬思念に戻し、再び武器に戻す、こうすることで弾かれた状態から、元の状態に戻して攻撃ができる。
「・・・。」
「消えた!?」
「残念。」
「なっ!?」
背後に立たれている、いつの間に・・・・。
「私の能力は渡り歩く能力、アナタの後ろに渡り歩いたわっ!」
「うっせぇ!」
「急な背後攻撃とは、やるね。」
そう、この技には利点が多い、まずどんな武器にもなれるため死角が少ない、そしてあまり巨大な武器にしなければ腕が小さくなるというデメリットも無いのだ。
「もっとも」
「がはっ!?」
蹴りがまともに入った、コイツ何を!?
「連続のワープには対応しきれないね、武器変化に1秒くらい時間がかかるから。」
「はっ!だからどうした?」
利点述べた後に欠点を並べるなよ、視聴者が使わないだろ、誰だよ視聴者って。
「あと、まだ弱点はあるよ。」
「ワープすんな!!」
当たらない!ヒュンヒュン避けやがる。
「右側は隙だらけ。」
「な!?」
首右側に杖を当てられた、これは実力差がある証拠・・・・。
「つまり、私に勝てる見込みは無いってこと。」
「このぉ!!」
右手でストレート、あれ?入った。
「いったい!」
「・・・?」
なんでワープしなかった?
「もう一発!」
右で攻撃するもワープ回避、素手だから当たるって訳じゃないか・・・。
「そう何発もくらうか。」
「なんとかあの技の弱点を発見しなきゃ、勝て無さそうだな。」
「無理だよ。」
また背後!
「杖レーザー。」
「んなぁ!?」
光線にブッ飛ばされた、まぁ、もうね、この程度何ともないけどね。
「あら、頑丈ねぇ。」
「伊達に戦ってねぇよ。」
「そう、じゃあもう少し本気だそうかな。」
「嘘だろ?」
風が吹きすさんだ、本当に真面目にやると風が吹くことなんてあんのかよ。
「!?」
いない、奴の能力上、移動は隕石並みに速い。
「後ろよ。」
「んぐぅ。」
腕で首を絞められた、生々しい倒し方しようとすんじゃねぇ、視聴者が真似したらどうすんだ、変な表現法覚えるだろ、だから視聴者って誰なんだ。
左手を棘に変化させ背後を狙うが避けられた、さっきはなんで当たったんだ?
「ゲホォ、グハッ。」
急に首から手が離れて息が苦しい、くそぉ。
「隙あり!」
「しまっ!」
「ほら。」
アイツが私の腹に触れるとそこに激痛が・・・どうなってやがる。
「うぐ・・・あぐぅ?」
立てない、なんだ何が・・・ここはまさか・・あの時の・・・。
「そこに古傷が有るみたいね、そこの痛みだけ渡り歩かせて戻してあげたわ。」
「くぁ・・・・、はぁはぁ。」
あの化けモンに刺されたところか・・・あの時は痛みと出血で気を失って分からなかったがこんなに痛いのかよ、眼球に山葵ペイント位痛いのじゃないか?
「あらあら、そんなに汗かいちゃって立てないの?余程そこは痛かったようね。」
「てん・・・・めぇ・・・・・。」
正直意識が無くなりそうなくらい痛い、視界まで霞む・・。
「じゃ、苦しまないように終わらせてあげるわ。」
「・・・。」
「もう、言葉も出ないみたいね、安心して一瞬で終わるから、この杖から貫通レーザーが出て、それでおしまい。」
「・・・っ。」
声が出ない・・・くそ!こんな所で・・・!



〜城 玉座
「じゃあね〜。」
光の中に消えるイハン。
「大丈夫か!イハン!」
「そおら!」
こっちに光弾を連射してくる、近づけない。
「ぐっ!」
「再生!リザレクション!!」
「イハン!」
光線で飛ばされた先でイハンが立ち上がったのが見えた、アイツに足は無いから立ったか微妙だが。
「それでいい・・・だってもう使えないもんね、リザレクション。」
「ちっ、知ってやがったか。」
「知ってるよ、だって、有名だもん。」
「ふん、嫌に知名度があるなオレは。」
「!?」
爆発音がした何だ何が有った。
「君たちが囮に使ったやつらが暴れているようだねぇ。」
「なに?」
そうかガルテス達か。


〜城 エントランス〜
「んで?随分とデケェ!エントランスだなァ!」
「無駄口を叩くでないぞ!この数だ!」

城の扉を壊してはいるとそこには、大量の亡者もどきがいた上にコイツらは全てこっちを排除しにかかってくる。

「目標補足、薙ぎ払います。」
Umeの光線が全てを薙ぎ払う。
「流石頼りになるぜ!」
「ナーバさんも働いてください。」
「むむ。」

何人かに別れて戦うことにしているし、亡者自体は強くないから無双は十分可能なのだが、なにしろしぶとく、倒れない、あるいは倒れてもすぐに立ち上がる。

「何でこんなウザったいんだろうね!兄貴!」
「何でだろうね!妹よ!」
「シハさん無茶はしないでくれよ!」
「そっちこそ!」
「・・・バンは平気か・・・?」


「ふむ、バン達が敵の大将をどうにかするまで耐えればいいのだろう?」
「ボイン!」
「そのとおりだ、ルガール、俺たちは殺生をしに来たわけではないからな。」
「そうだな、アフロ。」


「ちょ、ちょっと!私は逃げ回ることしかできないんだからね!」
星に乗り亡者を引き寄せる。
「まかせなメモ体!!」
「クリミナルアッパー!ハッハー!」
「凄い竜巻。」
「こっちもいるよー!行け!テンションビット!」
「おお!弾幕。」
「さて!」
「無双モードと行こうか?エリザ。」
「分かってる!」
「舞い散れ弾幕!」
「恋せよ乙女!」
「それはちょっと違う気がするけどね・・・。」


「・・・なるほど、皆中々の手練れ、まぁ、まだ傍観と行こうか・・・。」
上の階から見下ろす影。
「んなことさせると思うかァ?」
「お前が指揮をとっているんスかね?」
「!?」
「亡者は下の奴らで十分!」
「おれ達はお前に狙いを絞らせてもらう。」
「この人数じゃ、亡者を止めるなら考えてもよいぞ?」
「観念しな!」

「ここまで来られたことは褒めてやるが、ガルテス ヴィクレイマ、黒黒、白白、筍、焼、二つ良いことを教えてやろう。」
「なんだァ?」
「奴らは亡者ではなく、元々はただのメモラー達さ。」
「なんだって!?」
「そしてもう一つ私はお前らが束になってもこの夢現海先人には勝てないだろう。」
「お前!調子に乗っているね!」
「なら?試してみるか?」

殺気が数倍に溢れていく。
「成程・・・ハッタリではなさそうじゃな。」
「・・・手加減はしない、来い!」
「なら、行かせてもらおう。」
「焼!」
敵の髪飾りが大鎌に変化した、それと同時に焼茸の武器も双剣に変形。
「まさか、スピード勝負で勝てるとでも?」
焼茸のラッシュは鎌であっさりと防がれている。
「まさか、一人で挑むとでも?筍!白」
「任せな!」
「行くぜ!」
双剣と竹で撹乱し、あの大剣で切る・・・か悪くは無いな私相手でなければ。」
「なぁ!?」
「チィ!」
白白の大剣に鎌を引っかけ竹と双剣を防ぎ、大剣を蹴り飛ばし三人まとめてとばす。
「くぅ!」
「時を止める!」
「そうきたか。」
「時を止め、懐に入り、大剣に変形させて切りつけるか、この対応力お前らは強いな、だがやはり私相手には不足だ。」
「なに?」
「こういう事だ。」
あろうことか、素手で剣を持ち焼茸ごと投げ飛ばす。
「どうなっているんすか!?」
「お前達とはどうやらレベルが違い過ぎるらしい。」
「テメェ、図に乗ってんじゃないぜェ!」
「行くぞ!」
「遅い。」
「!?」
既に背後にいる・・・だと!?そこにいると錯覚していたのか?
「危ないっす!!」
2人に向かって降ろされた鎌をギリギリで黒黒が抑えるも、つば競り合いでどんどん押されていく。
「ったく!」
ガルテスとヴィクレイマが思いっきり鎌を蹴り飛ばす、さすがにわずかに引いた。
「今じゃ!!」
「Xデリートォ!!」
「ビーム!!」
「兄貴・・・技名無いのか・・。」

命中し爆発、黒煙の中から人影、流石に倒せはしないか・・・・。
「コホ、流石に埃が肺に入るのには、耐性が無いね、ゲホ。」

「ノーダメージかよ。」
「埃立てまくれば勝てるんじゃないっすか?」
「いや、こっちも煙たいんじゃねぇのかァ?」
「いつも喫煙している時点で説得力無いよ!」
「まぁ、そうだなァ。」
「お主ら!喋っている場合か!」
「来るぞ!」

「あれ?まだ戦う気なのかい?もう観念したら?」
「悪いがよォ、イハンだって戦っているんだ、オレらが此処で止まる気はねェなァ・・・。」
「そうッスよ!先輩が諦めてないのにここで諦めるわけには・・・。」
「諦めるだろう。」
「へ?」
「悪いが私の力では到底ボスには勝てない、この意味がお前達なら即座に理解できるはずだ。」
「つまりはお主に勝てぬ奴らが、ボスには勝てん!ということか?」
「そゆこと。」
確かにその理論は正しい、だが、1つ否定することがある。
「おいおい、まさかよォ・・・。」
「ひょっとしてお前」
「なんだ?」
「イハン」「先輩」
「「がそんな簡単に負けるとでも」」
「思ったのかァ!?」
「思ったんすか!?」
同時に蹴りを入れるもあっさり回避されてしまった。
「おや?やたら信頼を置かれているねぇ、そもそもお前達は敵同士のはずだよ?ガルテス、黒黒なぜ共闘なんてしているんだい?」

「はぁ?」
「そんなの決まっているじゃろう?」
「お前は本当に分かっていないな。」
「なに?」
「確かに私らとヴィクレイマは敵同士だよ、でも」
「同じ世界を歩んできた、仲間でもあるんだよ!」
「そうじゃ、そしてこの世界を我が物顔で弄るような輩がいるというのなら。」
「善悪関係なく、そいつを。」
「ぶっとばすだよォ!!」
「例えそいつがくそ強かったとしても。」
「暴れまくってやんのさ!」
「・・・ふっ。」
「そうか、それなら、善悪関係なく全てを潰せばいいということか!」
「お前ら如きにやれるのかァ?」
「当たり前だ、策を作っている様だが おそらくサーバーでの戦いも我々の全勝に終わっているのが、目に見えているな。」
「そっちは、あるかもしれんな。」
「イハンが勝手に一人にしちゃったからな〜。」
「まぁ、アンタを倒して止めに行けばいいんだよ!」
「・・・そうだな。」
「ほぅ?」
「一気に倒させてもらうぜェ!!」


〜城 玉座
「今は気にしている場合じゃないぞイハン!」
「分かっている!」
正直に言うと、今、少しでも集中力を欠いたら一撃で終わらされそうだ。
「あっはっは、私に勝てるか?」
性格は少し抜けているように見えるが眼つきは本物の戦士だ、おそらく普通に戦っても勝てないかもしれない、だが。
「イハン、まだ当然戦えるよな?」
「愚問だな。」
そう、オレは今タイマンで戦っているわけではない、この世界で最も早く生まれたとされる、始まりの悪役、イハン=メモラーもいるのだ。
こいつを簡単に言えば、悪い、人の苦しむ姿を見て笑うような奴だ、だが、コイツは理由もなく人に重症を負わせたり、無差別に人を襲ったりはしない、何だかんだ言ってもコイツはこの世界が好きなのかもしれない、そしてそんな世界を守るために今此処にいるのかもしれない。
「なんだ?バンレンジャン?」
「いや?何でもない?」
だが今はそんなことを考えている暇ではない。
「さぁ、終わらせようか。」
「はや・・・。」
イハンのマッハの移動とは違った速さが相手には有る様だ。
「ワープか?」
「どうだろうね?」
「無縁斬!」
あっさりと消えて、かわされた。
「ただやっても当たらんか・・・・。」
「ならば。」
「あれ?」
背後から蹴りを入れるバン、隙が出来た!
「破壊弾!」
真っ直ぐ飛んでいき、外れることは無さそうだ。
「効けばよかったね、破砕光線!」
「何ィ!?」
破壊弾を粉砕しこちらへ来るレーザー、マジで?
「ネガティブウォール!!」
一瞬でいい、時間を稼げればかわせる・・・・はず。
衝突後、どうにか数秒は光線を遮ってくれ、かわせた。
「徐々に攻め手が無くなってきたんじゃない?」
「なにを!!」
強がったが何もない、ヤバいだけ。
「イハン!左だ!」
「!?」
さっきの破砕光線が曲がって戻ってきたのか!?なんだよ!なんでそんな自由に扱えるんだよ!オレも破壊光線あんなにしてみた・・・あ。
「破壊光線 弱!」
溜めが少ない分威力は落ちるが、相殺には丁度位だろう。
「成程、その技だけは認めてあげるわ。」
だけ?マジでコイツ何なの?どんだけ偉そうなの?
「その技でもう一つの私を倒しているし、認めざるを得ないんだよね。」
もう一つってなんだよ、厨二病かよ。
「もう一つの私?後ろの蛇のことか?」
「そゆこと、コイツは私の一部であり分身だよ。」
「ならソイツを狙えば・・・!」
「狙う?ふふふ・・・はははは!」
いきなり、爆笑し始めた、なんなのさっきから、厨二病の上情緒不安定なのか?
「だって、私に傷一つ与えられない分際で戦う対象増やそうとするとか!正気の沙汰じゃないよぉ!」
「な!?それはつまり・・・。」
「オ レ が よ わ い っ て こ と か !」
今のはカチーンと来た、さっきのコイツの口調から察するに破壊光線は通じるのであろう、だったらそのにやけづらに破壊光線をブチ込んでやる。
「はかい・・」
「撃たせないよ。」
「!?」
一瞬で背後にまた回られた、お前は何だ、背後攻撃大好きか。
「させるか!」
バンが間に入って殴り合う、いいぞ時間を稼げ、願わくば共倒れになれ。
「十分だ!何とか避けろよバンレンジャン!」
「な!?」
「破壊光線!」
「あ、なるほど、そう来たか。」
光線が空間を貫く、そして爆風。
「危ないな。」
バンがギリギリで光線の外にいた、危ない。
「チ・・・。」
「どうなって!?」
破壊光線の光線内で相手も収束した光線を撃ちだし、相殺して凌いでいた。
「直撃しなければ、無問題だね。」
「効いてねぇのかよ!!」
「さて、サーバーを守護してたやつらの反応が弱いなー、これは死にかけ
何じゃない?」
「なっ!?イハン!やっぱり。」
「だろうな。」
「だろうな、だと!?」
アイツらを犠牲にしたのならオレはお前を殴る。
「あらー、随分冷たいんだねー、まぁ良いんだけどさ。」
「冷たい?オレが何の策も講じていないとでも思っていたのか?」
「ん?策?」
「なにかあったのか?」
それならいいんだが。
「まぁ、正確に言えばオレじゃないな。」
「?」
「ひょっとして、イハン、それって・・・。」
「・・・合ってるぞ、多分な。」


〜第六サーバー〜
「おまけに特大爆弾だぁ!ブイーン!」
「・・・負けですね、イハンさんごめんなさい。」
眼を閉じた、終わりですか・・・。




「対象・爆発物、圧力方向、左へ。」
「なっ!?」
あれ?爆音がてんで違う場所で聞こえました。
「平気ですか?ピオネロさん。」
「あ・・・。」
眼を開けると・・・そこにいたのは・・・。
「我慢さん、平和さん!」
「すみません、遅れました、でももう安心です。」
「何だ!増援か!」
「えぇ、そんなところです。」
「ここからは私達が相手になります!」
「いいよ!全部爆破してやる!!」



〜城玉座
「あーら、敵反応が増えちゃったよ、増援が全部のサーバーに来ちゃったみたいだな。」
「イハン、お前こうなるなら最初から言ってくれ、お前の顔面に一発入れるところだったんだぞ。」
「いや、正直オレも自身は無かったんだが・・・あの平和の奴が無責任にオレに作戦を丸投げしてくるとは思えなかったからな、立てた作戦を伝えておいたんだよ。」
「まぁ、サーバーは夢現海たちに一任しているし、いいや。」
「なんだと?」
「まず、アンタらを排除してから考えると、そう言ってんのさ。」
「・・・。」
確かにサーバーの方がクリアになってもオレ達が劣勢なのは変わらない。
「!?」
後ろから爆音、破壊音がしまくっている、しかも近づいてきている。
「なんだ工事か?」
「そんなことを業者に発注した記憶がないな、あれ?したっけ?耐震工事頼んだっけ?」
意外とボケに乗るのか。
「くるぞ!」
「チィ、請求書か!!」
「用意しだすなよ!」
緊張感がお陀仏、こいつさっきまでの殺気どこだよ、ダジャレじゃねぇよ。
壁がくずれ、そこからは・・・見えてない、オレは何も見ていない、なにもいなかった、もしくは何かの間違いだ!いやきっと敵の幻覚かなにかだ!そうだ!そうに違いない!
「おいテメェ!幻覚はオ・・・レ・・の・・わ・・z。」
「こんなところに工事をしに来るとはね・・・。」
素直に驚いてやがる、マジなのかコレ、もう絶対見たくなかったのに、嘘だと言ってくれ、というかこいつら工事なんてしないだろ、壁ぶっ壊したし。
「嘘だよ、イハン=メモラー?」
嘘だろ、干渉してきやがった、止めろよ!ていうか何で心の呟き聞こえてんだよ!
「ふはは、これをわざわざ持ってきてやったのだぞ?感謝するがいい。」
もう一人いたよ、マイケルこれジョーダンだよな?だよね、そうだよ。
「この突入方法、痺れます!」
まだいるよ、なんなの?静電気の精霊かなんか?そうだね、バチバチだね。
「なにを悶えているんだい?」
テメェの所為だろうが・・・ていうかなんなの?やっぱりいるの?気のせいじゃないの?
「・・・アズゥ!!なんでいんだよ!!」
「まぁ、いいじゃないか?」
「よかねぇよ!!」
「安心しなよ、別に君を倒しに来たわけじゃないし、邪魔をしに来たわけでもないよ、ただ君にこの機械を親切心で届けてあげたんだよ。」
「どの口が親切心なんてほざいてやがる、まぁいい、襲いに来たんじゃなければ別にいい。」
本当は良くない。
「気にしたら、負けだよ。」
「さぁ、受け取るが良い。」
渡されたのは二つの腕輪。
「なんだこれは?硬質ドーナツか?」
「ふざけているのかい?」
「お前達がここに来る時点でふざけてる。」
「とにかく、腕につけてみたらどうだい?」
装着、あれ言われるがままになってね?そんなに信用おけないよね?こいつ等。
「スイッチオンだ!アル!」
「YES!!Dr.!」
「な!?」
右の腕輪が赤黒く光り始めた。
「・・・成功みたいだね。」
「失敗など、この私がするまい。」
「流石Dr.その自信痺れます!」
どうなっている、一瞬意識が飛んだと思うと・・・あれ?何も起こってない?
「イハン・・・その姿は・・・。」
バンレンジャンが少し驚いたようにこちらを見ている
「あん?あ・・・!?」
自分の姿を見てみる、この姿は・・・まさか・・・。
「The Over!?」
「その通り!その装置は一時的に自分の意思が残ったままThe Over状態になることができる装置だ!!だがいくつか能力は使えんようだ、計算によると。」
「それは・・・ふん、まぁ中々出来る様だな。」

「・・・随分荒々しくなっちゃって。」
「これで、貴様なんぞには負けんぞ。」
「イハン、僕らは戦わず、傍観に回らせてもらうよ。」
「データをとらせてもらう。」
プロトが変な手のひら大の機械を弄り始めた、そんなものでは測りきれないことを教えてやる。
「勝手にしろ、バンレンジャンも見ているが良い。」
「いや、手を貸すさ、油断大敵だ。」

「さぁ・・・来なよ!!」
「破壊光線―瞬破―!」
「ぐぁ!?」
「速い!?」
とてつもなく速い破壊光線、今までとは比べ物にならない。
「一気に片付けるぞ。」
今なら誰にも負ける気がしねぇ。
「ほざけ!」
「!」
「そちらだけが変身できると思うなうよ!」
こんなのどっかで、隕石飛んできた時だっけ。
後ろの蛇が小型になり、奴と一体化した。
「言ったはずだこの蛇も私の一部・・・と、つまりこれで本当の力だ!!」
原型は人型だが、まとっているオーラがさっきとは別物。
「いいだろう!行くぞ!!」






                                   続くのよ

〜胡瓜の戦番外編〜最後の?そこ

☢注意☢
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、そんなことが本気であると思っていたのか?胡瓜!!その設定に触れたものは地獄の業火に包まれるとか、などが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラである私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。
 
また、他の方の作品に似た部分や、何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。

以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。














〜第6サーバー〜
「圧力対象・爆発物 方向 後ろへ!」
「駄目なんです我慢さん、彼女、自分の爆弾全然効かなくて・・・。」
「そうなんですか?」
「その通り!!」
爆風のなかから声とホーミングミサイルが飛んできた。
「あれぐらい問題無いです。」
平和さんが全て撃ち落とす。
「へぇ・・・かなり出来るね!じゃあ!」
そういうと彼女は付けていた吹き出し型のアクセサリーをかみ砕いた、その瞬間彼女を中心に竜巻が・・・。
「なんですか!?」
「多分、ここからが本気なんです。」
「そうだよ!!」
竜巻が消えると、新たな武器を構えた彼女が立っていた!
「銃!?」
「爆弾銃さ!!」
銃から矢継ぎ早に爆弾がこちらに向かって放たれた。
「さっきの方向変化技は多分詠唱がいるんでしょ?だったらそんな隙を与えなければ良いんだ!!」
「・・・当たっています。」
「撃ち落としも間に合いませんね。」
何発かこちらに届いている、なんとかかわせているけど。

「あはは!いつまで持ちこたえられるかな?」
「・・・確かに詠唱する隙がありませんね。」
「なるほど、確かにかなりの強敵ですね、でも、勝てない相手ではありません、コールさん。」
もう一人いたんですか。
「なぁ!?」
爆弾が全て“拒絶”されたのか、全て変な方向に飛んで行った。
「チィ!!連発だぁ!!」
全て“拒絶”されている。
「ピオネロさん、彼女の名前は?」
「えっと、夢現海消人だったと思います。」
夢現海消人・・・ありがとう。」
「圧力対象・夢現海消人 方向、下へ!」
「ぐぅ!?」
地面に足がめり込みながらもまだ、立っている、しかも、まだ銃を撃ってきている。
「流石に止めるのが精いっぱいですね。」
「これ以上近づけませんね。」
平和さんは彼女がまだ撃ってくる、爆弾を撃ち落とすので手が一杯だ。
拒絶さんは能力のコントロールができませんから、爆弾を跳ね飛ばす以外に出来るかわかりませんし・・・。
「そこです!」
平和さんが爆弾を彼女の近くで爆発させ爆風が・・・。
「この程度何ともないよ!まさか変身したら、効くと・・・で!?」
背後に誰かいるような・・・。
「わりぃな背後から!決めさせてもらうぜ!」
「お願いします、アーティアさん。」
「まさか!?あの三人はこの為の囮!?」
振り返る時にはすでに遅かった。
「そのとおりさ!山割り!」
どデカい斧でぶっ叩いた。
「うあぁ!?」
激しい衝突音と共に、どデカいクレーターが出来た。
「死んじゃいないよな?」
クレーターに話しかける努力さん。
「ぬぬぬ・・・。」
声がしたあんな一撃耐えたのか。
「はぁ・・・負けたよ。」
心からの諦めが混じった声だった。
「そうか。」
クレーターから引きずり出している、変身は解けている。
「はは、この変身が解けると体しばらくまともに動かないんだよね。」
「皆さん、その子を一応見張っていてください、私はイハンさんの元に向かいます。」
「おぅ!」「いってらっしゃい。」「頑張ってください!」「・・・。」
何とか勝てたようだ。




〜第9サーバー〜
「安らかに眠れ。」
「うぁ・・・。」
刀が目の前に・・・。
「ウゼェ!!」
その刀が振り下ろされる前にアイツが殴り飛ばされた。
「な!?」
「お前も戦うのは良いが、こちらの邪魔だけはするなよ。」
「こっちのセリフだ!!」
「あぁ・・えっと?」
「んだ?お前は?まぁいい、俺はアズゥの命でアイツをブッ飛ばしに来たんだよ!テメェは下がってな破滅の思念。」
「お前こそ下がっていろ、破壊衝動が・・・俺は平和の思念にメロンパンを貰ったからお礼に奴を倒しに来たんだ。」
「お前の都合など知るか!黙って飛んで行け!」
「・・・ならこうしよう。」
「なんだぁ?」
「先に奴を倒した方が正しかった・・・というのはどうだ?」
「成程、シンプルでわかりやすい、正しさだ!!」
「解放2だ!!」
「一気にカタを付ける!」
「やれやれ、切る相手が増えたか・・・大した問題ではないがな!!」
攻撃が交差するもののお互いに連携というものは無く、ただお互いに敵を攻めあっているだけなのだが。
「めちゃくちゃ・・・つよい。」
刀で拳を数発防いだら、刀が折れた。
「ぐお!」
その後刀で切られブッ飛ばされる。
「化け物共が・・・・・はぁ・・・。」
「どうしたよ?もう終わりか?」
「技を出す暇も無かったな。」

「舐めるなよぉ!!」
「?」
吹き出しの様なものをかみ砕くと竜巻が・・・。
「へぇ?面白そうじゃねェかよ。」
「そうこなくてはな。」
中からは大剣を二本もったアイツが・・・。
「行くぞ?貴様ら。」
「来いよ!」
「精々、力を見せるが良い。」
「はぁ!!」
大剣を振るうと衝撃波が発生、キャー!飛ばされるー!
「まったく、損な役回りね。」
「ふぇ?」
誰かに手を引かれている。
「あんな実力馬鹿と一緒に行動させるなんて平和の思念もどうかしているわ。」
「えっと?」
「あぁ、私はコンテ、まぁ覚えなくてもいいわ。」
「そうですか?」
「そもそも、私がいろんな奴の場所の情報売ってやったのに、それで私が動かなきゃいけないなんて・・・やっぱりどうかしているわ。」
「でもたすけてくれてありがとう。」
「・・・どういたしまして。」

「いいねぇ!刀も随分固くなったなぁ!!」
さっきの様に殴っても壊れる気配はない。
「スラッシュリハイド!」
「さっきの様に行くとでも?」
切り払いを受け止めもう片方で切りつける。
「邪魔だ!」
プロミネンスを殴り飛ばし、大剣を殴りつけるヴァーサク。
「お前・・・こちらの邪魔をするなと言ったはずだ。」
「オレの邪魔だったんだよ!!」
「やれやれ、そっちがそういうつもりなら、双炎刃!」
ヴァーサクごと炎で炙る。
「アチィ!!」
「・・・。」
と思ったら、アイツは大剣で防いでノーダメージだ。
「テンメェ!!オレだけ焼くなよ!!」
「いや、防ぐとは思わなかった。」
「本当か?」
「この私相手に無駄話か?いい度胸をしている。」
大剣から衝撃波が再び飛ばされる。
「こんなもんブチ破りゃいいんだよ!!」
その衝撃波を正面突破するヴァーサク。
「はぁ!!」
その隙に飛んで行ったプロミネンスと切りあうが、刀の大きさが大分違う。
「軽い剣撃だ!」
軽く飛ばされた。
「チッ!」
「ボルテージ!!」
ヴァーサクの拳が霊体に纏われた。
「!?」
「ほぉ!?」
「破壊掌!!」
拳からエネルギー弾が、衝突音が凄いけど、破壊音はない。
「だが、これだけ隙ができれば問題は無い!!」
プロミネンスが相手の懐に入り頭を掴む。
「灼火!!」
爆発!確実に効いている、しんどそうだ。
「はぁ・・はぁ、やるねぇ・・・だが貴様らを“斬る”ことは変わらん!!」
「来いよ、ぶっ壊してやる。」
敵の殺気が数倍に跳ね上がった!?
「わぁ!?」
「本当、此処来たのは損ね。」

「面白れぇ!」
「成程、あれが本気か・・・。」
「解放3だ!!」
「減炎モード!!」
こっちも何か凄いことに・・・。
「斬らせてもらうぞ!!」
「Wボルテージ!!」
「斬られるのはどっちかな?」
大剣で突進してきた、あ、技とかじゃないんだ。
「破壊大砲!!」
「魔炎斬!!」
「きゃあああ。」
すごい爆音と爆風。
「埃っぽいわね、止めてほしいわ。」
「あ!みえてきたよ!」
「負けてたら許さないわ。」
アイツは倒れてる!!
「は、まさか大剣が壊されるとはね・・・。」
変身も解けてる。
「ぬぐぐ・・。」
「反動で動けないとは、残念だな破壊衝動よ・・・。
「ほっときやがれ・・。」
「さて、お前にトドメは刺さない。」
「なぜだ!?切れ!」
「それも平和の思念との約束だからだ。」

「・・・アイツどんだけメロンパンで律儀になるのかしらね。」
「ふぅ・・。」
何はともあれ助かったぁ・・。
「他も上手くやっているんでしょうね。」



〜第8サーバー〜
「終わらせてやるよぉ!!」
「イハンさん・・・ヴィヤズさん・・・。」
ここで終わるなんて・・・嫌だ。
「ん?」
「あれ?」
鎌が変な方向に飛んで行った。
「この距離で外れただと!?」
「?」
焦っている、狙った訳ではないのか。
「まるでミスを誘発されたような・・・。」
「そう・・・誘発したんだよ。」
「さすが!凄いっすね!!」
「ばぁ。」
「何奴!?」
「あ・・・・。」
「やぁ、久しぶりかな。」
「空白さん!それにルーツさんにメプティさんまで!」
「鎖に縛られたまま、そのテンションとは真似できないっス。」
「あぁあ、敵増えちゃったよ、また面倒になるなぁ。」
「面倒でも相手してもらおうか。」
「頑張ってください、見てますんで!!」
「戦わないのか―い。」
「いや、足手まといになるだけっスから。」
「あぁ、そうなのー。」
「そういうメプティさんはどうなんスか?」
「テキトーにやる予定さー。」
「そうなんスか。」
「とりあえず、見てようか。」
「そうっスね。」

「さて?どうするつもりだぁ?」
「うぁ!?」
アイツの近くまで引っ張られた。
「ん?予想の思念を盾に使う気か?」
「そうとも、お前はコイツを無視して攻撃できるか!?」
「ふむ、確かに、攻撃するのは気が引けないことも無いな」
空白さん・・・。
「だったら、素直に切られな。」
鎖鎌を回転させ始める、コイツ汚いな、うっすら分かってたけど。
「そうだな、それは断らせてもらうよ。」
「なに?」
「だって、その娘を助ける“命令”はすでに出してある。」
「!?」
「任務を遂行する。」
「任せたよ、使命感。」
「っの!?」
指からの光線で鎖が焼切れた。
「任務、アポリア=ギャクトの救出完了。」
「ダーティ〜さぁん!!」
抱きつこうと思ったら、かわされた・・・え?
「さてこれで、正々堂々戦えるっスね!!」
「・・・面倒な奴らだ。」
「君ほどではないさ。」
「ほざけ!」
鎌を投げつけるが、やっぱり当たらない。
「ホーミングも使えないとは、力の付加をミスさせられている、と言ったところか。」
「そうなんじゃないか?」
「だったら!0距離で切り付ければいいんだ!!」
一気に駆けてきた、空白さん!
「トラッシュブレイク」
持っていたスタンドが見事にヒット、アイツ避けんのもミスし始めている。
「がうあ!?」
クリティカルヒットっス!!」
「っ、もカタカナにすればいいと思った。」
クリティカルヒットッス!!」
「活字じゃないと分からないですよ、メプティさんルーツさん。」
倒れ込む、そんな痛いのかあのスタンド。
「ぬ・・・!?」
「おや・・・心も折れてしまったかな?」
「まだ!まだだぁ!」
「ん?」
「いいだろう!!見せてやるよ、もっと面白いものをなぁ!!」
「なんスか!?」」
「何かをかみ砕いたー。」
「風。」
「いや、竜巻っス。」
「こっからが本気だ!!」
持っている鎌の鎖部分が実体じゃない。
「行くぞ!!」
「来なよ。」
鎌を今まで通り投げる、ここまではさっきまでと変わらなかったのだが・・・。
「枝分かれしたっス!」
「!」
投げた鎖鎌が増殖していくのだ、これでは回避が・・・。
「だったら!」
「手伝えばいいんっス!!」
「何が出るかな?」
ノットロードによる射撃やルーツさんのギター、メプティさんが出したモノリスみたいなもので弾いた、いや、どっから出したんですか。
「チィ!傍観していろよ!」
そんな無茶苦茶な。
「そんな、命令効かないっスよ!!」
「回っているな。」
ギターに回されている、そしてダーティさんは傍観に回っている、ヲイ。
「だが!何度もふせげるかなぁ!!」
「確かに長期戦は無用だね、次で終わるから。」
「なに!?」
「君みたいな奴に時間を割くのも嫌なのだよ。」
「そうですよね!起きたか!ギャクト!」
そう、帽子が起きるのを待っていたのだ。
「なー。」
起きている。
「さぁ、決めるよ。」
「後の刻!謎の刻!」
帽子が光線を撃ち、アポが強力な射撃をする。
「そんなんでやられるわけ・・・!?」
鎌で弾かれている。
「そうだね。」
「ばぁ!!」
奴が弾いた光線を“落し物”として拾い、再び背後から放つ、そう狙いはコレだったのだ。
背後から受けた衝撃で鎌を落として正面の光線も弾けなくなり、もろに命中、消えてなくなってしまえ。
「ぐおおおお!!」
「まだ、戦うかい?」
「むろ・・・ん・・・。」
「倒れたね。」
変身も解けている。
「勝ったっス!!」
「見事だ。」
「流石―。」
「でも1ついいッスか?」
「何ですか?」
「・・・止めてくださいッス!!」
さっきからずっとギターに回されていたのか。
「了解した。」
でも、勝ててよかったぁ。



〜第7サーバー〜
「わりぃな。」
「あはは、動けないですわ。」
彼は真っ直ぐ私に拳を・・・。

「キャハハッハ!!」
「!?」
正面から拳をぶつけ相殺、更に蹴りを入れる。
「大丈夫ですか?」
「今引き上げてやる。」
助かりますわ。
「ここからは私たちがお相手します。」
「信仰心、慈悲、疑念・・・教会組か・・・。」


「弱いのー。」
「ほう・・・?面白い・・・。」
「えー?そう?」
「全力で戦おうではないか!!」
「来てみなよ、キャハハ。」
あっさりと相手の拳を制して、攻撃していく、強い。
「いいね!全開で戦えそうだ!!」
「キャハハ。」
また、蹴りが入り、吹っ飛ぶ。
「これだ!この戦いだ!!」
「何言ってんのさ、キャハハ。」
吹っ飛びながら、なにかを手に取りかみ砕いた!?
暴風が吹いたと思ったら、姿が変わりましたわ。
「全力全開の本気のマジだ!!!」
「色々とおかしいな。」
「そうですね。」
「キャハハハハハ!?」
「そうだ!!よく気付いた、だがワンテンポ遅い!!」
「ビリーヴさん!!」
地面に叩き付けられ、クレーターの中に。

「随分思い切りやっているな、敵も。」
「あら・・・。」
クレーターとても大きいです、どれだけの衝撃で叩き付けられたんですわ。
「さて、残りの奴も全力で戦えるんだよな?もちろん。」
「さぁな、それは知らんが・・・・。」
「もう私は戦えないですわ!」
「それは分かっていますよ。」
「さて、ドイツが戦ってくれるんだ?全員か!?」
「わわっ!?」
飛びかかってくる、どうしますわ!?
「誰がお前と戦うかだと・・・?決まっている。」
「!?」
地面に亀裂が・・・。
「キャハハハ!!ミトラ様に近づくんじゃねぇよ!」
「なんだと!?」
「アイツがそんなに簡単にくたばるとでも思ったか。」
岩盤が飛んできた、なんだこの現実感の無さは。
「殴り壊す!!」
「うわ!砕きましたわ!!」
砕いた岩盤の後ろから拳が。
「ただのパンチなら効かな・・・うおぉ!!」
「キャハハ!」
「炭素硬化ですね。」
「ダイヤで殴られているようなものか。」
「絶対痛いですわ。」

「いいねぇ!全開で戦える相手ってのは!!」
「私からしてみれば、全然足りないけどね!!」
あれ?なにこれ、どこの格闘漫画ってくらいの戦いですわ。
右!左!読めるぞ!ブォア!?」
「じゃあ蹴りだよ、アホめ、キャハハハハ。」
蹴りを喰らい体制が崩れながらも、軸足で何とか立っている。
「こっちだって蹴りだ!!」
が、蹴りを受け止め拳で足を掴み投げ飛ばす。
「っでぇ!!」
その上で更に空中でかかと落としで地面に叩き付けられる。
「着地したのに、ここまで体に来るとは、流石に格が違うねェ・・・。」
「キャハハハハ?お仕舞?」
「まだだ!」
「!?」
背後に回った、速い。
「ちょ・・・。」
頭を掴み地面に叩き付ける、なにこの地面涙目な叩き付け合戦。
「今のは効いたよ、キャハハ!」
「ん!?」
掴んでいる手を掴み返し、背負い投げを決める。
「ふぅ、はぁ、やるねェ、血が滾る!嬉しいねェ!」
「キャハッハハ、嬉しくねぇ。」
「もっとだ!まだ!全力を出し切れていない!!」
更に速度が上昇していく。
「キャハハハハハ、はぁ。」
「少し、疲れてませんか?」
「かもな。」

「もういいよ!決める!」
「おぉ!全力だ!!」
お互いに突進していく。
「本気のストレィトだ!!!!」
「キャハハ。」
「なっ!」
本気のストレィト(笑い)を直前でギリギリ屈んで回避して、カウンター!?
「終わりだね!キャハハハ。」
「く!?」
見事にアッパーカットが入った、こんな綺麗なアッパーカット中々見れないですわ。

「負けたぜ・・・嬢ちゃん・・・。」
崩れ落ちる。
「キャハハハハ・・・・。」
「なっ!?」
笑い顔のまま倒れるビリーヴ、急いで助けに入るダウトさん。
「ったく、表情変化が掴みずれぇ・・・。」
「ZZz・・。」
「少し休ませてあげましょう。」
「まぁ・・・そうだな。」
「うるせぇ、バカ。」
「ずぁ!?」
拳がダウトさんの顔面直撃、無意識。
「・・・おい、注目の思念!お前がコイツ持ってろ!オレが持ってたら、あのクレーターに埋めそうだ!」
「あらあら。」
「分かりましたわ、そういえばミトラさん1つ気になっていたことが有るんですわ。」
「なんでしょうか?」
「十字架使えば、この戦い止めれたんじゃないですわ?」
「あ・・・。」
素だったみたいですわ。



〜第2サーバー〜
「目標、移動行為困難と確認。」
「テ・・・ラ、ゴメン。」
「補足、抹消かいs・・・」
「それは困りますね。」
「えぇ、困ります。」
「困りますね!」
「困る!!!!!!!」
「あ・・・。」
何と、まさか・・・。
「平気ですか?」
「平気ですけど・・・。」
「それなら、いいのです。」
「敵反応増大を確認、調査を開始します、メイドと解析。」

「なるほど、あの子を倒せばいいですね。」
「この多人数で戦うのも何ですけどね。」
「敵反応、強大と確認しましタ、解放しまス。」
「ん!?」
「あれが、本気ですか。」
「二人に増えましたね。」
「「目標補足、攻撃を開始いたしまス。」」
「ご安心を、必ず倒します。」
「こっちも二手に分かれよう!!!!!!!!」
「そうですね。」
「ならば私と、リザさん、サルヴィナさん、ヴェルレさん、ヴェロニカさんはこっちへ、残りの方はあちらの方をよろしくお願いします。」
「了解です。」
「わっかりました!!!!!!!!!」
「ウチもやりますよ!」
「わたしも戦いますよ。」
「マインもやるよ!!」
「多いですね、流石に。」

「目的補足射撃開始、命中弾3、目標行動に支障無シ、攻撃を続けます。」
「効きませんよ。」
片腕をロケットランチャーに変形させる。
「目標変形機能を確認、及び後ろにも目標を確認、攻撃。」
「バレましたか・・・。」
「だから駄目だって?」
「目標C、左腕消失確認。」
「あ、取れちゃいましたね。」
「あー、左手ぇ。」
「敵A正面からの攻撃を補足、撃ち落としを開始しまス。」
「あら、切り替え速いですね。」
「単純に殴ってみるか?」
「目標A・セルラ=グランギニョルと確認、目標増大、目標Cリザ=ネクストリアと確認。」
「なにか、情報網でもあなたは持っているのですか?」
「目標B・サルヴィナ・ドルフット目標D・ヴェロニカ目標E・ヴェルレ・ゼルメタライと確認、攻撃及び解析を開始いたしまス。」
「どうやらこちらの言葉を聞く気は無いようですね。」
「目標Aの射撃回避、目標Bに攻撃。」
「効きません!?」
背中のムカデにわずかに傷が・・・。
「軽傷確認、背後に目標D確認回避に移りまス。」
「飛んだ!」
「飛べるのですか・・。」
「目標A消失、検索。」
「遅い。」
「!」
「驚くとは・・・感情はあるようですね。」
「目標A飛行機への変形と推測、目標Bからの攻撃被害小と確認、攻撃を再開します。」
「まったく動じないですね。」
「目標C左腕捜索の為に隙と確認、攻撃いたしまス。」
「危ない!!」
「目標Eが防御、金属変化を確認。」
「いたた・・。」
「ダメージを確認、攻撃を続行しま・・・」
「させません、ガトリング!!」
「目標Aからの攻撃を確認、回避できないのデ、防御態勢に移りまス。」
「多分効いています。」
「このままだと、囲まれる可能性を補足、被害承知で回避に移りまス。」
「あぁ、逃げます!」
「逃がしません。」
「目標B補足、特殊弾を使用。」
「ぐあ!?」
「なるほど、こちらに効果の高い弾を撃ち分けているようですね。」
姫百足から煙。
「それで、ここまで弾ききれないのですか。」
「ですが、既に攻略法は見つけさせていただきました。」
「そうなんですか!」
「ですが、これは向こう次第ですね。」




「行きましたよ!!!!!!!」
「分かっています!」
「目標補足目標1ディア、目標2ミル、目標3姫田、目標4マイン、目標5レナ、目標6ヤタと確定、潰していきまス。」
「私が攻めてみます、他の方は補助をお願いします!」
「承知です。」
「任せてください!」
「やりますよ!!!!!!!」
「目標6補足、撃ち落とします。」
「そうはいきません。」
「目標2行動予想、失敗でス。」
「こっちだ!!!!!!!!!!!!!!」
「目標1に防御焦点集中。」
「いまです!」
「目標3の突進を回避。」
「気付かなかったみたいだな!」
「キック!!」
「目標5の攻撃が命中被害小、反撃を開始しま・・・。」
「隙が出来たならそれでいいんだ!!」
「ダブル翼で打つですね。」
「目標3,6の攻撃両ヒットを確認、反撃。」
体制を崩しながらもこちらへ的確な射撃をしてきました、執念?
「いた!」
「うぐく!」
「大丈夫ですか!!!!!!!!!!!!!!!」
「痛いです、主に耳が。」
「同じく。」
「耳を撃たれた!!!!!!???それは大変!!!!!!!!!!!!」
「いえ、ディアさんの声で。」
「いいから、アイツを倒すことを考えようぜ。」
「・・・あれですね、ヤタさん戦いになると感じ変わりますね。」
「あ・・・まぁ、いいじゃないですか。」
「いいですけどね。」
「あれ?マインさんは?」
「あ・・・。」
「ミテ様!」
「悪いがウチのマインを戦わせるわけにはいかないんだが?」
「わ、分かっているのです!」
「でもアイツが勝手に!!」
「新目標・・・発見、ざる天と確認。」
「え?」
「壊れてきてるんですかね・・・?」
「ウチの蹴りとヤタさんと姫田さんの攻撃が効いているんじゃないですか?」
「こっちが変身の時に新たに増えた方のようですね。」
「こっちのほうが壊れやすいのか?」
「あともうひと押しですかね!!!!!!!!?」





「行けそうですね。」
「向こうも押してきました、ここで攻めましょう。」
「さっきの作戦で攻めてみましょう!」
「目標B及びEが接近。」
「でもあれだと同士討ちになるのでは?」
サルヴィナさんの前にヴェルレさん、サルヴィナさんの戦い方を考えればどう考えても悪手だ。
「そうですね、普通にやれば。」
「目標Bの攻撃は届かないと予想、目標Eをロックオン。」
「やはりそう思われていますが。」
「そうですか、ですが、ヴェロニカさんも準備をお願いします。」
「本当にうまくいくのですか?」
「おそらく。」
「目標Eぃ!?」
「は・・・・。」
そういうことか・・・後ろから姫ムカデでヴェルレさんごと貫き、その瞬間ヴェルレさんは金属に変わることで、金属コーティングされた姫ムカデで敵を狙う事ができる。
「今です。」
「えぇ・・・。」
ぶっ飛んだ先にヴェロニカさん、杖を持っている。
ネビリム・・・!」
「吸引されていまス、現段階だと脱出不可。」
「そちらもお願いします。」
「任せてください。」
「目ひょ・・・!?」
下から生えてきていた、木に足をとられている・・・。
「ヴェロニカさんの方へ投げてください、ヴェルレさん、こちらへ。」
「はい!」
「「ぐぐグ、脱出困難と判断。」」
「これで二人同時にぶちのめせます。」
ヴェルレさんが巨大な鉄球に変身し巨大な砲台に変形したセルラさんにセット。
「残りの方々、ブレないよう固定をお願いします。」
ミルさんが植物で足場を作り、羽のあるメイドは後ろから砲台をおさえ、植物の上から、サルヴィナさんが支える・・・あれ?何人か足りない様な・・・。
「頑張ってください!!!!!!!!!!!!!!!」
「おいおい、まさかマインを戦わせる気かい?」
「左手・・・左手・・・。」
わぁお、これは駄目だ。
「ですが、問題ありません、このまま撃ちだします。」
「敵反応甚大、回避不能!」
「「発射!!」」
とんでもない勢いで飛んで行った鉄球(ヴェルレさん)が敵を地面に叩きつける、ヴェルレさんは痛くないのでしょうか。
「一人に戻っていますね。」
「被害甚大、修復には時間が必要、沈黙しまス。」
「あ・・・待って!テラ・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
「完全に沈黙していますね。」
「あぁ・・・。」
「行きましょう、敵の城へ、思念体の貴方とそうですね、メイドのミルさん、マインさん、レナさんは見張りとして残っていてください。」
「はい。」
「わかった。」
「分かりました。」
「無論だ。」
いやザルミテ様メイド違うよね。


〜第一サーバー〜
「チィ・・・!」
「じゃあ、お仕舞。」
レーザー貫通とは、これは耐えられないな。
「さて、それじゃあ、働きましょうか。」
「!?」
「おや傲慢の思念かい?」
「あら、知っていたのね、それなら自己紹介は不要ね、なら目的だけ、私はそこの紙袋とアナタを倒しに来たのよ。」
「紙!?てめぇ!」
「あら?元気になっちゃって、死にかけだったじゃない?さっきまで、いえ・・・未だに嫌な汗掻いているわね、近づかないでくれるかしら?」
「図に乗るなよ、自分じゃ何にも出来ない、寂しんぼが・・・。」
「どっちが図に乗っているのかしら?誰も部下に出来ないぼっちさん。」
「んだと?」
「・・・喧嘩しているならサーバーは頂いていくよ。」
「おっとそうはいくか、こんな次元レベルで差が有る奴と喧嘩するかよ。」
「そうね、アナタが低すぎるものね。」
「あ゛ぁ!?」
「・・・いや勝手に戦っていてく・・・」
「そうね、じゃあこうしましょう、アナタ達二人を同時に相手をするわ。」
「おう?奇遇だ、私も同じことを考えていたよ。」
「はぁ・・・?お前ら2人で私の相手が務まるとは到底思えないんだけどね。」
「だったら。試してみなさい、それに二人じゃないわ1vs1vs1の構図だわ。」
「バトルロイヤルか・・・・面白い。」
「!?」
「・・・。」
「ワープか!」
左手を武器に変化させる。
「そこね!」
トランプを投げつける、スペードの3
「・・・読み・・・合ってはいるね。」
トランプを杖で弾き、アイツの頭を叩く、ざまぁ。
「ぁ!?」
「でも読めてもこの程度じゃ、まだまだだねぇ・・・。」
「イラッ★」
「おーおー、怒ったのか?」
「そんな訳ないでしょう・・・・!!」
アイツこっちを見ている、なんだ?
「あははは、成程2人とも口だけか!」
ピキッ、え?今なんて?
「そう思うんだったら!私を倒してみなさ・・・」
「・・・そうかい?」
「!?」
既に背後に回られていた、メイスを持っている方の手を掴まれ地面に投げられた、おいおい惨敗じゃないか。
「くっ・・・。」
地面に叩き付けられて、倒れている、うん、スカッとしたが、何か?
「倒れたね。」
起き上がると、明らかにさっきまでと気配が違う、棘々しさが増している。
「・・・紙袋・・・。」
「何か用かい?」
大体わかるが。
「手を貸しなさい・・・!」
「頼みごとならもっと誠意を見せないとねぇ?と思ったけど、アイツを消したいのは同じ気持ちだ、良いだろう、奴を倒すまでは休戦してやらんことも無い。」
「だったら、さっさと戦いなさい。」
「命令ねぇ、まぁいいや!」
左手を手甲+爪にして奴に突進、なんと、同じタイミングで奴が突進、同調とかじゃないよ、本当だよ。
「そこだ!」
私の攻撃は杖で弾かれるものの、杖は一本しか奴は持っていないのだ。
「そう、そこね!」
私の攻撃を防ぎ隙だらけの所にメイスが直撃し、そこそこ飛ばされている。
「へぇ・・・やるね!?」
「まさか?2打目をアナタの体制が整うまで待つとでも?」
「思ったか阿呆め!!」
隙間なく私となんかの攻撃は続く。
メイスからの二打目を防ぐものの、隙だらけだ!
「これで決めさせてもらう!!」
左腕を巨大ハンマーに変化させ思いっきり腹に入れてやった、どうだ。
「ぐぁ・・・!?」
「中々いい働き・・・よ!」
「その上から目線は直らねぇのか・・・・・よ!」

お互いに全力で飛んで奴を追いかける、そして飛んでいる奴を上からメイスとハンマーで地面に叩き付ける!
「なぁ!?」
「終わりよ!」「終わりだ!」
「チッ、避けらんないか。」
強烈な一撃が相手にヒット。
「終わったのかしらね?」
「どうだろうね?」
「さぁ。」
「いや、終わらないよ。」
「!?」
「でも、この一撃で終わりだ。」
「杖が!?」
赤白く、光っている、この感じ・・・。
「自爆か!?」
爆風に巻き込まれる、チッ、助けなきゃいけないか?
「紙袋?何を!?」
強引にアイツの腕を掴んで後ろに投げる。
「黙ってろ馬鹿が!」
「なんですって!?」
爆発が辺りを包む。
「ったく・・・。」
「あら、随分とご苦労様。」
ギリギリで片手を巨大な盾にしたのだ、ギリギリ過ぎて私には多少爆風が届いたのと、左手が結構小さくなっている。
「今のを防ぐとは、うん、打つ手なし、降参だ!」
「あ?」
「はぁ?」
「無理に戦う主義はないからね、素直に負けを認めよう。」
「・・・ぐっ。」
流石に痛みを耐えながら、こんなに戦うのはしんどい、腹を押さえて落下。
「!?」
と思ったら肩を支えられた。
「ま、助けた分ぐらいは手を貸してあげるわ・・・表閖何とか。」
「勝手にしな・・・モニス何とか。」
そうだ、1つ敵に聞くことが有った。
「おい!実験って何なんだ!」
「実験?あぁ、あれはな、2つの目的があったんだ、1つはあの町から人を追い出すこと、もう1つは化け物のコントロールさ。」
「化け物のコントロール?」
出来ているようにはとても思えないのだが。
「まず、あそこにあった旧サーバーを手元に抑える必要があったから、まず、人を追い出し、こっちの兵力強化の為にあの化け物を生み出した、そういうわけさ。」
「兵力の強化だと!?」
「そうだ、いずれわかるさ・・・いずれな。」








                  
                                       続くんです。

〜胡瓜の戦番外編〜最後の?まんとる

☢注意☢
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、だが俺はこの設定知らないぜ?とか、設定は拾った。などが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラである私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。
 
また、他の方の作品に似た部分や、矛盾点やら何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。

以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。















〜城 エントランス上層〜
「そうね、じゃあ、良いものを見せてあげるわ・・・。」
「いいものだァ?」
奴が指を鳴らす・・・すると・・・。
「なんじゃ!?」
「下層の亡者(仮)たちの姿がなんか・・・あれだ・・・大変なことに!」
「異形の姿だろう、あれを使わせるために実験も長々やってきたのさ。」



「むむむむ。」
「どうなってんだ!」
「敵の能力大幅増量確認。」

「ヤバいんじゃないのか?」
「どうなんでしょうね?」
「ビット耐えるようになってきているね。」

「ふむ?これは!」
「打たれ強さに加え、全体が圧倒的に強くなっている!」
「これでは!」


少しづつ押されている。
「さぁ・・・助けに行かなくていいのか?やられちゃうかもよ?」
「お前・・・!」
「自分の手を下さないように回すとわァ、中々な奴だァ・・・。」
「仕方あるまい、コイツを見逃すしか・・・!」
「もう一戦力あればな・・・・。」
その時空間に穴がぽっかり開いた。
「何だ?」
「?」
「何っすか?あれ?」


「!」
「わぁぁぁぁぁ!?」
「どうなってるのよ!これぇぇぇぇぇぇ!」
「人が出てきた!?」
「痛いわ・・・。」
「そりゃ、こっちの台詞だぜ・・・神巫・・・。」
「ん?何周りの黒いの・・・。」
「なんか・・・睨まれてる気がするんだが・・・。」
周りの亡者(仮)たちは臨戦態勢だ。
「さては・・・・異変ね!」
「あぁ、そうか、じゃっ、働くとするかな。」

「ま、ま、満足!!」
「なんで、私ここに来ているんでしょうか?」
「みんなちねばいいのに!」
「ごめんなさいね、みーちゃんこれが口癖なの。」

「なんだよ、なんでお前らも来てるんだよ・・・っと。」
敵の攻撃をなんとか退避。
「分からないです。」
「お前、理想のなんとかにいるんじゃなかったか?ちっちゃい氷精さん。」
「そうなんですけど・・・。」
「爆発しろ!!」
「小さい兎が怖いんだけど。」
「勘弁してあげて、それも口癖なのよー。」
「とりあえずちね!!」
化け物を凍死させた!?
「おっそろしいぜ、迷いがねぇ・・・。」
「まだ、生きてはいるみたいね。」
「とりあえず!全員ブッ飛ばさせてもらうぜ!!」
両腕から稲妻が走る黒奈。
「味方・・・?」
「ん?とりあえずこの黒いのを倒せばいいんでしょ。」
「まぁ、そうね。」
「ならば、頼むぞ!」
「いくぜ!異変解決だ!!」


「これで、下の心配はしなくてよさそうだなァ?」
「何だ?やつら・・・!?」
「あぁ・・・全てを統率している、アナタが妬ましい・・。」
「追いつかせて頂きました。」
「おや?嫉妬の思念に機械メイドかい?」
「えぇ、他のメイドは下の援護に言って貰いました。」
「ちょっと増えた如きじゃ、勝てないよ?」
「ガルテス氏、ヴィクレイマ氏、黒黒氏、玉座に向かってください。」
「あぁん?」
「なんでっすか?」
「なんじゃ?」
「一応です、ここは私たちに任せてください。」
「それなら・・・行かせてもらうぜェ?オレは・・・。」
「オレも行くッス!!」
「むぅ・・・そうじゃな。」
「では、ヘイトさん案内をしてあげてください。」
急に陰から思念が出てきた。
「何でオレなんだよ・・・。」
「たまたま近くにいたからです。」
「・・・。」
「さっさと、案内しなァ!」
「怨む!」
移動する三人。
「あら、追わないのですか?」
「いいよ、お前ら全滅させた後に追うから。」
「その自信が妬ましい・・・。」
「よし!行くぞ!」
「まかせな御飯!」
白白が先陣を斬り進む。
風信子・・・。」
黒弾を放つ。
「っておおおおい!白さぁあぁぁん!」
「うわぁ!」
着弾寸前に焼茸が救い出す。
「まったく・・・。」
「ナイス!焼茸!」
「こんな単調な黒弾を喰らうとでも?」
あっさり消し去る。
「あぁ、効かないだろうな。」
「ですが、これならどうでしょう。」
「!」
「圧縮粒子砲というやつです。」
「0距離射撃か!」
「えぇ・・・。」
轟音、しかし。
「危ないねぇ!!」
防ぎ切った、が、鎌がかなり消失している。
「もう一・・・。」
「させるとでも?」
「鎌はもう使い物にはならんぞ?」
「分かっているわ!」
急速に嫉妬の思念の方へ駆け出す。
「!?」
「嫉妬の思念!」
「その速さ・・・妬ましい。」
「だが俺だって!」
時を止めれば、あんな不意打ち・・・。
「1人では防ぎきれんだろ!筍!」
「3人がかりだ!!」
「ぬ!?」
竹、大剣×2でどうにか防ぐも。
「舐めるな!!」
「竹折れたぁぁぁ!!」
ポッキリ。
「なにやっているんだよ!御飯!」
「こればっかりは・・・。」
「はぁ!!」
焼茸が剣を振るうも当たらない。
「金盞花。」
「!?」
周りの味方ごと焼きかねない金色の爆発。
「あっぶねぇ・・・。」
「その回避力・・・妬ましい・・。」
「狙ったのか!?」
「・・・狙ってないわ。」
「とにかく、彼女の隙を作ることが大切の様です。」
確かにそうなんだが、どうすれば隙が出来るんだ?
「なぁ、御飯・・・。」
「どうしたんだ?白さん・・・。」
「もしかしてアイツって体力ないか、呼吸器弱いんじゃない?」
「何で?」
「だって、今とか絶対攻めるチャンスじゃんそこで、攻めてこないっていうのと・・・、さっきの煙たがり方が。」
「成程・・・確かになにも勝てる手段がないのなら、試してみる価値はあるかもしれんな。」
「よし!やってみよう!」
爆風の中からなんてことも無く出てきた、ノーダメージなのか・・・まさか・・・。
「さて?まだやるのかしら?ケホッ」
「どりゃぁ!!」
「はっ!!」
「ん?」
足場を思いっきり攻撃して破壊し、色々舞わせる。
「何だ?外したのか?ケホォ・・・。」
「これでダメ押し、堅香子。」
「うぇーげっほぐほ・・・。」
白いモヤモヤをダンクシュート。
「煙幕を口に入れるとは凄いことするな。」
「みんなはマネしちゃダメだよ!」
「うぐぐ、ゲッホッゴ・・・。」
「なんかちょっと罪悪感あるなぁ・・・。」
「仕方あるまい、倒さなければならない奴だ。」
「そうだけど・・・。」
「ガハッ、フゥ・・・ハァ・・。」
「ここしかないですね、ウエポン、夢幻招来砲発射!」
「なんだあの腕につけているのおでんか?」
「宮橋・・・。」
「キャラの武器変化のうりょ・・・ゲホォ!」
超涙目なんだが、平気なのか・・・?
「終わらせましょう。」
なんか色々出てきた・・・色々と。
「ゲホ、エホ、くっ・・・ぐぁぁああ!!」
「・・・何が起きているんだ?」
何だか色んな、下で戦っている亡者もどきよりエグイ見た目したのとかもいるんだが・・・、可哀そうに・・・。
「ゲホン、ああ、止めろ!!おでんをそのまま口に入れるな!熱い!」
「本当に何が起こってるんだ・・・。」
「まぁ、いいじゃない、勝ったんでしょ?これ?」
「その楽観具合が妬ましい。」
「九十九街道だったけ?武器になるってどんな感じ?」
「うーん、何とも言えない・・・。」
「ガハッ!そこは鼻だ!!」
「おでん・・・そういうのは違うでしょ。」



〜城 玉座
「!!」
「ん?どうした。」
夢現海が全滅したようだね、なかなか出来るようだ・・・。」
「ふん、ここからが勝負だ・・・。」
「The Overだからと言って勝てると思うなよ。」
正直、この姿で自分の意思で戦闘できたことは無かったからちょっとドキドキしている、技は何となくわかる。
「速い!」
「今のオレに追いつけるかな?」
「もちろん。」
「そうこなくてはな!!」
「ふぅん・・・。」
「破壊光線―砕破―」
不意打ち代わりに地面から破壊光線をこんにちはさせてみた。
「成程。」
紙一重で避けてやがる・・・コイツ・・・ルナシューターか!?
「いいね、当たれば痛いよ。」
「でも・・・当たらなければいい、っと言いたげだな。」
「でも・・・当たらなければ・・・きさまぁ!!」
ざまぁみろ。
「破砕光線!!」
「破壊光線―天破―!!」
空から破壊光線これなら奴の光線には邪魔されん。

「やれやれ、随分とチカチカする戦いだね。」
「お互いが光線系の技ばかり使うからな・・・。」
赤黒い、イハンの破壊光線、ただ白い、誤解蛇の破砕光線、どっちかっていうとイハンの破壊光線の方が目には優しい。
「あぁ!当たらねぇ!!」
オレは今、初めてシューティングのボスの気持ちが分かった気がする。
「破砕光線!消!」
「な?ふつ・・・。」
「間に合え!!」
イハンの襟首を思いっきり引っ張り、離脱させる。
「おい!バンレンジャン!な・・・に・・を?」
目の前で大爆発・・・だがギリギリ回避できた。
「読みが良いね、バンレンジャンよ。」
「次だ!破砕光線!切!」
「細い!」
「っぶねぇ・・・。」
回避したものの避けた側の壁がスッパリ切れている。
「避けるね、でもいつまで持つかねえ・・・。」
「破砕光s・・いっ!?」
蹴りを背後から入れた、誰だ!?
「そう何度も撃たせるかよォ!!」
「先輩!援護に来たッスよ!!」
「イハン!平気か!?」
「ガルテス!ヴィクレイマ!」
「黒黒!!」
「あ、イハン?その姿ァ?」
「・・・・・・。」
そういえば、この姿ではガルといい思い出が無い、襲ってばっかりだ。
「・・・だがその眼はァ、イハン信じて背中を預けていいだなァ?」
「知らん、そんなこと勝手に考えろ。」
「そうじゃな、お主はそういう奴じゃ。」
何だかんだ言っても最高に心強い助っ人だと思ったが、言うつもりはない、
「アイツが敵っすか先輩・・・。」
「ん?どいつだ?」
「コイツっすよ!!」
躊躇なく近くの小石を投げつけてきた。
「痛っ!テメェ!何すんだ!オレはイハンだ!!」
ワザとだ、絶対ワザとだ、だって一回コイツの前で変身した記憶あるもん。
「あ、そうっしたか?」
「まぁ、待て、まずはアイツを倒すぞ、二人とも。」
「そうか!?奴が今、攻撃を溜めている可能性も・・・。」
そんなことされたら面倒くさ・・・
「ふぁぁぁ、終わった?」
近くの段差に腰掛けて窓の外を見ている。
「待ってるのかよ・・・。」
コイツはイマイチボスになる気質が無い気がするんだが・・・。
「あぁ、待たせたな。」
「おぉ?棒人間も戦うのかい?」
「ここからは本気だ。」
「いいね、本気。」
「さて、イハン、オレと黒黒が前に出る、お前は援護してくれ。」
「命令をするな。」
「さぁて、暴れるかなァ!」
「少しは歯応えのある奴だといいんじゃが・・・。」
「破砕光線!!」
愚直に突進してきた、今さら当たるかい。
「あぶねェ!!」
「当たったら、一発KOじゃな、これは。」
「ヒゲ焦げてるッすよ。」
「なんじゃと!?」
「平気か?」
「あ、ゴメン、髭はマズイよな。」
何で謝るし。
「謝んなら撃つな!」
「あ、でも撃っちまったもんは仕方ないよ。」
「結果論か!危ないものは撃つな!」
「え?だってこれ戦いなんじゃ・・・。」
「戦いでも・・・だ・・・破壊光線―瞬破―」
「は!?」
一本の破壊光線が空間を貫いた。
「き・・・」
「汚えっス!!」
「違反の化身であるオレにとってその言葉は褒め言葉だ。」
「そうきたか・・・イハン、オレの作戦には意地でも乗らないつもりか?」
「倒せればいいんだろ?どんな手を使おうが・・。」
「でも、今のはー流石にー・・・。」
「まぁ、コイツらしいなァ・・・。」
「自然と出た、という感じじゃな。」
「あああ、いまのはカッチンと来たぞ!あぁ、来たとも!」
爆風の中から飛び出してきた、怒っている、激なんとか丸か。
「耐えた!?」
「当然、私がこの程度でやられ・・・」
「からのォ?」
「破壊光線―砕波―」
「あぁ!?それは無しだろ・・・・あぁぁぁ?!」
「やったのか・・・・。」
「やっぱり汚いッス!!」

「お、お前らなぁ!!ちゃんと!展開考えて戦えや!これじゃただのリンチじゃない!」
「・・・はぁ?」
「・・・アンタがそれを言うんスか?」
「破砕光線!信!」
「強行で来たか・・・?無駄だ。」
「ネガティブ!?」
光線が消えた?って!?
「背後かよ!!」
消えたはずの光線が後ろから出てきたのだ、くそ痛いし、オレにしか当ててないし。
「まず、お前からだ、性格悪いし。」
性格は関係ないだろ、皆、何?オレの日ごろの行いの所為なのか?
「だがなぁ!この程度でやられるわけがなかろう!」
「分かっているさ。」
「来るぞ!」
「破砕光線!巻!」
「速いが、避けれないわけな・・・ホーミングか・・・。」
バンレンジャンを追尾している。
「だが、この程度どうってことは無い!」
蹴りで飛び込み、なんと光線を粉砕。
「!?」
「やっと、感覚が返ってきたところだ。」
今までは準備運動だったのか?確かに全盛期のアイツはこんなもんじゃなかったが・・・。
「オレも本気でやらせてもらう、イハン、やはりさっきの作戦で行くぞ。」
「・・・仕方ねえ、乗ってやるか。」
「よし、やるとするかなァ・・・・。」
「行くッスよ!」
「しょうがないのぉ・・・。」
「破壊光線―砕破―!」
全て避けているが、避けれる範囲は限られている。
「おっと、こっちには行かせないッスよ!」
「さぁ、来い!」
逃げれる範囲が限られているなら、戦う範囲は分かっている。
「接近戦なら、勝てるとでも?」
両腕にエネルギーが溜まっていく。
「ハァ!!」
どうにか黒黒が受け止めるものの力の差は圧倒的。
「止めきれないッス!」
「ハッ!」
先輩の蹴りでふっとぶ・・・ものの、痛がっている様子は無い。
「この程度・・!」
「X・デリートォ!!」
「な!?」
背後に瞬間移動していたのだ、紙に出来る距離ではないが、あそこからレーザー系の技は避けきれないだろう。
「でも効かないなぁ!破砕光線!喧!」
「相殺とはァ!やってくれるぜェ!」
「いや、十分だ!」
「そうじゃ!!」
人数でうわまっている以上は、それをアドバンテージにさせてもらう。
「バンにヴィか!?」
「その略し方は何じゃ・・・!幻傷剣!」
「実体のない剣か、当たれば効きそうか?」
「随分あっさり避けるんだな?」
「!」
バンの片手には・・・剣!?
「その、刀は!?」
「えぇ、持ってこさせていただきました。」
「ヴィヤズ・・・。」
いつの間に来たんだ、というよりあの刀は見たことが・・・。
「HATEN@のときの刀っスね。」
「はぁ!!」
「ぶっ!!」
「斬れない!?」
刀は確かに通ったのだが・・・。
「斬れなくても痛いわ!!」
右手に光が収束されていく。
「マズイ!」
「破砕光線!」
「破壊光線―天破―!」
オレとアイツの間に空から破壊光線が・・・。
「遮ったかァ!!」
「ナイスっス!」
「全てカタカナの方が良いのでは?」
「ナイスッス!」
何だデジャヴか?
「随分と賭けに出るねぇ!?」
「何のことやら?」
とぼけては見たが、確かに賭けだった、破壊光線が下手に飛べばバンにも直撃だっただろう、まぁ、オレはそれはそれでよかったのだが。
「そうでもしなければいけない相手だと言うことだ!」
刀を迷わずに振るうバン、さすがに経験が違う。
「褒めるな、照れるだろうが!破砕光線!巻!」
「確か、ホーミングか・・・。」
「問題ねェなァ!」
「弾けばいいんじゃ!」
あっさり光線そのものを破壊する2人、高性能オッサン。
「イハンさん、なにか大技は無いんですか?」
「何?」
そんなものを期待していたのか?コイツは。
「私の傘や、皆さんの攻撃はどういうわけかイマイチ決定打になりません、イハンさんなら何か大技があるのでは?」
「・・・あるにはある。」
それは破壊光線―終刻―今のオレの破壊光線のなかで最大威力の化け物技。
「本当ですか?」
「だが、この技には溜め時間が必要でな、撃ってほしけりゃ時間を稼げ。」
「お願いします、なんとか凌いで見せます。」

「ん?なにかする気か?させないよ!」
「こっちの台詞ッス!!」
「近づかせるわけにはいかねェなァ!!」
イハンとの直線状に必ず人が入り、敵の攻撃が届かないようにした。
「ええい!面倒だ!破砕光線!消!」
「これはマズい!」
確か大爆発をした光線だ。
「むぅ・・・仕方あるまい!暗黒空間!」
空間が開き光線を飲み込む。
「おいおい、それ体力消耗激しいんじゃなかったかァ?」
「そうじゃな・・・。」
「ですが!」
「上出来だ・・・お前ら!!」
「!?」
もう溜める為の時間は十分。
「破壊光線―終刻―!!!」
今までの破壊光線とは比べ物にならない程の出力の破壊光線、正直オレもこんな威力とは予想外。
「ぐっ!破砕光線!喧!」
大して相殺出来ず、直撃、着弾、大爆発。
「お前ら、喋るなよ?」
「え?何でですか?」
また、やったか!?とか言われても困る・・・・あ?しまっ・・・。

「ぜぇ・・・・はぁ・・・やる・・ねぇ・・。」
「オレの責任か・・・・。」
「流石・・・違反の・・・力って所か。」
少しずつ荒息が治ってきている
「回復しているのか?」
「一撃でカタを決めるしかないか・・・。」
「成程な・・・強力な一撃がやはり必要なのだな?」
急に発言するなよビビる。
「プロトさん、何かあるのですか?」
「もう一つ、イハン、貴様に渡したものが有るだろう?」
「もう一つ?」
そうか、あの時渡された腕輪は2つ、その内1つは今オレが無敵になるための腕輪だったはず、ならばこのもう1つの腕輪は・・・。
「そうだ、そっちの腕輪だ・・・。」
「で?これはなんだ?」
「それは、貴様に究極の破壊光線を撃たせるための腕輪なのだよ。」
「究極の?」
「あぁ、そうだ、だがその分反動もデカい。」
「はっきり言うDr.・・・痺れます。」
「・・・だが、奴を倒すにはそれを使わざる負えまい。」
「お前に言われたくは無いがな、バンレンジャン。」
だって、破壊光線撃つのにお前関係ないじゃん、バンレンジャン。
「何っすか!?」
「いいよぉ、お前ら全員消してやるよ!!」
「オイオイ、イハンよぉ、何かやるなら、早くブチかまさないとヤバそうだぜェ?」
「急ぐのじゃ!イハン!」
「どうすればいいんだ!プロト!!」
「ふむ、だが純粋な黄希星が無いと難しいようだがな。」
「なんでだ?」
「そうでないと、貴様の大元の力を維持できんのだ。」
「理屈がわかんねェなァ?」
「貴様に分かるほど簡単な研究をした記憶は無いがな。」
「そんなものを今この状況で用意できる訳ないじゃないっすか!!」
確かに今のままでは用意出来ない、オレ達だけだったらな。
「・・・いや、用意できる。」
「イハン?」
右手には輝く黄希星があった。
「おや?君は何処でそれを手に入れたんだい?」
「・・・アイツめ・・・。」



〜数時間前 病院〜
「やれやれ、なんでこんな状況で会いに来なきゃいけないんだ。」
図書館に来た変な奴の自称ライバルのメモ体、アイツはライバルがオレを呼んでいると言っていた。

「531号室でございます。」
「ったく。」
ワザワザ変身能力を使わなきゃいけないから、本当面倒。
「だが、これはこれで、嫌だ。」
オレの姿では門前払いなのに、平和の奴の姿を使ったら素直に通された、何でだよ。
「着いた・・・。」
扉を開け放つ。
「あ・・・。」
そこには痛々しい包帯姿のうご子とキャラクターズが・・・。
「ヴィヤズさん?あれ?私はイハンさんお願いしたんだけどな。」
「・・・。」
変身を解く。
「オレだ、なんの様だ。」
「あ!うん、その、ね・・・コレ。」
これは・・・純粋な喜びや感謝やらの結晶、オレでは到底作れない奇跡の代物。
「黄希星?なんでオレにこんなものを?」
「これを持っていてほしいの。」
「何故だ?」
「分からないけど・・・必要になる気がするの!」
「・・・いらん、お前のあてにならん直感などで荷物は増やしたくない。」
「・・・そ・・・そうだよね。」
ちょっと泣きそう、悪い事したな、でも邪魔だもん、スターガンにはオレの星で十分。
「いや、持っていくだよ。」
「そう、持っていくべき。」
「お前ら!?」
そこにはオレと瓜二つな二人がいた、3人同時・・・ドッペルなら誰が消えるんだ?
「何の用だ?」
「上半身、良く聞いて?」
「なんだよ?」
「今は一つになろうなんて言わないかわりに、お願いだからその星は持って行って。」
「どうしてそこまでも持っていかせたがる。」
「なんとなく必要な気がするから。」
「・・・。」
どいつもこいつもなんでそんなに勘をあてにするんだ、何故だ、オレに何を求めているんだ。
「直感だけじゃないよ、イハン。」
「・・・じゃあ何だ?」
模範の思念には確固たる何かが有るのか?
「あのメモ体の彼女はこの世界の住人の移住や生まれてきた者たちと密接な関係があることは君も知っているよね。」
「あぁ・・・。」
確かにコイツを元に生まれてきた奴は多い・・・らしい。
「そんな彼女が必要になる気がすると言っているんだ、疑念を抱く必要があるとは考えにくいんだけどね。」
「また、わからん理論を・・・。」
一応言っておくが、オレが馬鹿なのではない、周りが変な奴ばっかりなだけだ。
というか全員で見つめてくんな!何だよ、何だってんだ!
「分かったよ!!持っていけばいいんだろ!?」
「そうだね。」
「うん。」
「・・・ったく、じゃあな、オレは今、忙しいんだ!」



〜今 城玉座
「そんなことはどうだっていいだろ。」
「まぁそうだね。」
「アイツが完全に回復し終わる前に何とか!!」
「うむ、分かっている、どうやらサーバーはもう平気なのだな?ヴィヤズとやら?」
「えぇ、全てで敵を止めたとの報告が。」
「それならいい。」
そう言うと手元の端末をいじり始めた。
「用意は終わっているだろうな?カゲム?」
『まったく、いきなり9人集めて別々にサーバーへ行け、なんて言い出すとは思わなかったが・・・挑戦の思念と俺で何とか集めてサーバーに行かせたぞ、アンタの作ったもんを持たせてな。』
「くくく、良いぞ、この実験も成功させてやろう。」
「一体、何を考えているんだ?」
「説明をくれないっすか?」
「アル、凡人にも分かるように説明してやれ。」
「あぁ、はい!えっと、簡単に言えば、某作品の某元気玉みたいなものですね。」
「某の意味をなさないな。」
「つまり、サーバーを使ってこの世界全土の思念の力を集めてそれを核とした破壊光線を撃つ、ということです。」
「そんなこと出来るのか?」
「そんなことはどうだって良いのだ、重要なことはやることだ。」
「九つのサーバ―はこの世界全てを管理している、そこを押さえれば世界全土の思念の力を使うことができるはずだ!ということです、その発想!痺れます。」
「くくく、回復させてもらったぞ!!」
マズイ、復活しやがった。
「だったら早くやれ、オレ達で時間は何とか稼ぐ。」
「そうっすよ!急いでくださいっす!」
「イハンこっちへ来い!」
「どうすればいいんだ?その破壊光線を撃つには?」
「貴様は普段通りに撃てばいいようにしてやる、だが反動は今までの破壊光線とはわけが違うぞ、気を付けろ。」
「下らん、オレがそんなもので引くと?」
「それだけではない、他の思念の性質に飲まれて自我が消えたら逆に破壊光線に呑まれるからな。」
「!?」
「自我は強く保つことだ。」
「飲まれたらどうなっちまうんだァ?」
「分からん、だが“違反の思念”としての貴様は消えるであろうな、おそらくは・・・。」
「なんじゃと!?」
なるほどな。
「だからどうした・・・。」
「ふむ?」
「要するにオレはオレのままで破壊光線を撃てばいいのだろう?」
「その通りだが?」
「ならば簡単だ、早く撃つ準備を終わらせろ。」
「面白い・・・だが準備はすでに終わっているのだ、残りは貴様が奴に破壊光線を撃てる位置に移動するだけだ。」
「おい!バンこっちはOKだ!!」
「分かった!!」
「そうっすか!!」
「準備だと?破砕光線!!」
「まだ撃ってくるっすか!!」
「黒黒!」
「こっちだって!!」
黒黒が変身してレーザーで相殺する、そういえばコイツ変身できたっけ。
「さぁ、早くするっす!!」
「プロト!!」
「アル!!スイッチオンだ!憎悪!!お前らもだ!!」
『あぁ!挑戦の思念!全員に連絡!!』
『スイッチオンだって!』
「!!」
腕輪が大変な光を纏い始めた。
「さぁ!!撃つのだ!!破壊光線を!!」
「行くぞ・・・!?」
なんだ!?この感覚は。
「なんだこのオーラは!?」
「まずいな、ならば!破砕光線!先!」
「こっちも!?」

〜城 エントランス〜
「なんだぜ!?」
「何?」

今まで暴れていた亡者たちが化け物の姿から、ただのメモラーの姿に戻っていく・・・。
「・・・力が抜かれているようですね。」
「左手くっ付きました!」
「良かったですね!!!!!!」
「鼓膜が千切れました!」
「どうしたんですか!!!!!!!!!!?????」
「・・・騒がしい奴らだな。」
「ボイン!!」
「まぁ、静かなよりはいいんじゃないか?」

「異変解決できたのかしら?」
「元凶を倒した記憶は無いけどな。」


〜城 玉座
「下の奴らのエネルギーをここに集め貴様らを全て消し去る!!」
「なんてエネルギーッスか!?」
「これはヤバいな・・・。」

「悪いがこっちも準備万端だ!!」
「どっちが上か!!」
「破壊光線―念破―!!」
「破砕光線!先!」
「どぅあ!!?」
「なんていう衝撃だ!」
立っているのがやっとだ。
「確かに中々キツイな。」
今オレには全思念の力が来ているらしい、違反 平和 模範 我慢 破壊衝動 喜楽 憎悪 空虚 傲慢 逃避 確かに自我を保つのはしんどい。 無 怠惰 感謝 懐古 焦燥 爆笑 挫折 今のオレは情緒不安定かもしれない。 重複 恥 怨み 注目 慈悲 信仰心 疑念 探究心 憧憬 どうなっているんだ、視界が霞む。 孤高 破滅 嘘 期待 努力 影響 陶酔 前にある黄希星以外なにも見えない。 閉塞 忘却 追及 欲 侮蔑 挑戦 諦念 強情 反転 反動で体が下がっていっているような。 はてな 表現 無自覚 悪戯心 これはヤバい砲身であるオレがずれたら・・・。 規律 疲労 爽快 音波 祝福 敬意 使命感 奴の破砕光線を止められなくなる。 殺意 嫉妬 不安 検索 音波 浪漫 くそ!意識も遠のいてきやがった・・・。 共感 驚愕 安息 依存 未練 頑固 狂気 誇示 混乱 勇気 まだ奴は倒せてないのか!! 絶望 破損データ 深沈 静寂 緊張感 威力が下がってきているような。 罪悪感 愛 病愛 検索 扇動 反逆心 強気 正義感 天啓 衝突 意識が・・・ 模倣 自尊心 自由 恐怖心 独尊 転移 憂鬱 弱気 明暗 オレは・・・ 困惑 保存 利己心 秘密 悲嘆 改善 有頂天


「不味いな・・・。」
「どうしたんだ?」
「少しずつ出力が落ちてきている。」
「どういうことっすか?」
「おそらくは自我が他の思念の性質に押されてきて、無意識の内に出力を下げているのだろう。」
「どうすればいいんですか?」
「奴が無理をして出力を上げるか、自我を強くするしかないな。」
「自我を強く?」
「そうすれば、逆に出力を無意識に上げるであろう。」
「だが、この衝撃の中だと動くのもやっとだ。」
「何をすれば・・・!」
イハンの後ろに二人の人影。


「おいおい、イハンよォ!!」
「まさかこの程度で意識を飲まれるつもりじゃあ、ないじゃろうな!!」
「!!」
誰かが反動で下がり続ける背中を強引に押している、今はまともに見え無いが眼だけ後ろを見る。
「オレ達が背中を押してやるぜェ!」
「じゃからイハン!決めてしまうのじゃ!!」
「お前らめ・・・。」
声は聞こえなかったが、そう聞こえた気がする、もしかしたら今は思念の誰かの力で心が読めるのかもしれない。
「今戦ってんのは!テメェ1人じゃねェんだァ!!」
「何も1人でやり遂げようとする必要はないのだぞ!!」
何か言いたいが、声は出せない。
「そんな小悪党な思念に賭けるなんてどうかしているね。」
敵の声はハッキリと聞こえた、どうなってやがる。
「アナタは何か履き違えてませんか?」
「何?」
「そこにいる違反の思念の力を侮っている様だが・・・。」
「それは可笑しいね。」
「彼には痺れるほどの力が有ります!」
「そいつは確かに悪役っす!」
「だがな、そいつは無意識に人を引き付ける力が有る。」
「コイツとなら何か楽しい事が出来そうだってなァ!!」
「そう思える何かがあるんじゃ!!」
「そんな彼だからこそ、皆がこの世界の命運を彼に託して共に戦ってくれるんです。」
お前らな・・・オレはただの普通に過ごしているだけだ!!お前らこそ深く考えすぎ・・・だ!!
「おぉ!」
「出力が戻ったな、いやそれどころか前の何倍も上だ。」
「痺れます!!」
「何故だ!!何故お前は逆らうんだ!イハン=メモラー!世界の延長は貴様は嫌なのか!!」

正直どうだっていい、世界がどうなろうがオレの知ったこっちゃない。

熱意 禅定 撮影 有頂天 演技 単純 隠匿 批判 拒絶 希望 夢 

オレの意思はただこれだけ
「オレはオレ以外にこの世界を混乱に陥れようとするやつが気に食わないだけだ!!」

もうひとつの違反 黒絶星 黄希星 
「!?」
相手の光線を飲み込み、そのまま相手を貫いた、と同時に城ごと吹っ飛ばした。











「ど、どうなったんすか?」
「イハン平気かァ?」
「元の姿に戻っておるな・・・。」
「ふむ・・・能力を使い過ぎて腕輪がオーバーヒートして壊れてしまった様だな。」
確かに腕輪は無くなっている。
「敵は!?」
「向こうも蛇の姿に戻っている様だ。」
「く・・・くそ・・・戦う力が残っていないとは・・・。」
まったく襲ってくる気配は無い。
「生命維持に精一杯のようですね。」
「さて?どうするつもりっすか?」
「・・・。」
平和の思念が一歩前に出る。
「別にアナタの考えを全否定するつもりはないですよ。」
「・・・なに?」
「確かに私だってこの世界が好きです、無くなって欲しくないという感情が完全に無い、といえば嘘になります。」
「だがな・・・。」
「イハンさん!平気なんですか?」
全身くっそ痛いわ、ボケ。
「変化を拒む奴は可能性を捨てた奴だ。」
「なんだと・・・!」
「世界が終わってどうなるかなんて知らん、だが、終わるから見える景色もあるんじゃないか?」
「なに?」
「あぁ、そうだなァ・・・。」
「うむ。」
「オレ達思念体は世界を飛び越えられない、つまり新たな世界があったとしても移動は出来ん、だがお前は出来るはずだ、出来る奴が可能性を捨てんじゃねぇ。」
「・・・。」
「新たな世界も見ずに、世界は変えられませんよ。」
「なんで、お前らはそんなにブレないんだ。」
「は?」
「私が下に集めた奴らはこの世界を続けさせようと思った奴らを部下に洗脳させて、強化改造を施した奴らだ、奴らは一度も新たな世界のことなどよく考えていなかった、皆が悪いもの、今よりも下のものと考えていた。」
そういう者がいることを否定できない。
「・・・。」
「それなのにお前らはその先を見て、先に希望を見続けた、消えてしまう恐怖など無いかのように・・・。」
「別に希望を見ているわけじゃねぇよ。」
「何時だって、何処だってオレ達はオレ達だからなァ。」
「どの世界でも意思は変わらんということじゃ。」
変わらないか・・・。
「・・・信人!」
「はい?」
「な!?」
「なんじゃ!?」
空間を裂いて現われた、なんだいきなり。
「誤解蛇 呻奈様なんでしょうか。」
「私を何処かへ渡り歩かせろ。」
「了解いたしました。」
「・・・今は信じてやろう、だがもしも新たな世界が今より悪いものならまた何か考えさせてもらおうか。」
「オレは知らん。」
「まぁ、精々期待しているがいいぜェ・・・。」
「また、会おう新世界でな。」
消えたのか、ふん、逃げ足の速い野郎だ。
「で?お前は何だ。」
「・・・すまなかった!!」
土下座!?
「!?」
「そして呻奈様を止めてくれて本当にありがとう!」
「その声・・・やはりな・・・。」
「どういうことだ、バンレンジャンなにか知っているのか?」
「最初白円を襲ったのはサーバーを乗っ取るだけなら明らかに無駄な行為だ、まるで今から何かしますよ、と教えている様にしか思えなかった。」
「そういわれてみれば。」
「それに計画を教えたのはお前だな?」
「あぁ、そうだ。」
「それも不可解だ、フェアプレイ精神が何とか言っていたが人数的にどう考えてもお前らが不利だ。」
「・・・。」
「一時間ごというのもお前が提案したんじゃないか?」
「・・・なんだよ!解説しようと来たのになんでみんな分かっているんだよ!」
・・・ぷっ。
「まぁ、酷いことをした罪は償ってもおらうがな。」
「いや、待て、だが聞きたいことがある。」
「何だ、知っていれば何でも答えよう。」
「何であの・・・誤解蛇だったか?奴はあんなに強かったんだ?」
「その話か・・・それは呻奈様の能力が関係している。」
「能力?」
光線をビュンビュンだす能力のことか?
「呻奈様は飲み込んだものに応じた能力を得ることが出来る。」
「それで?」
「この先にある、Ver.1のサーバーが有った町が滅んだ話は知っているか?」
「あぁ、聞いたな、そんな話。」
「その町を滅ぼしたのは、私らだ、サーバーを喰うためのな。」
町1つ壊滅させてやがった、オレより悪役していやがった、くそ、悔しい。
「サーバーを!?」
「旧式だが、それを喰らうことができれば破格の力を得ることが出来る。」
確かに世界を動かしていた物を喰えばそれ相応の力が手に入ってもおかしくは無い。
「だから、違反の思念、お前を圧倒出来るほどの力を持っているんだ。」
「うむ、私からも1つ質問をしていいか?」
「なんだ?探究心の思念よ。」
そういえば、アズゥの野郎がいないな、戦ってやったんだから一発入れさせてもらおうと思ったのだが。
「あのサーバーを乗っ取るのは一筋縄では行かないはずだ、何故そんな技術力を持っているのだ?この私がいないというのに?」
「さすがDr.その自信、痺れます!」
「昔な、技術者を集めさせたんだ、色々な報酬を餌にしてな。」
「ほぅ?」
「これには、二つ目的があった、1つは短時間で乗っ取れるだけの技術を得ること、もう1つは逆らう技術者を減らすことだ。」
「理には適ってんなァ。」
「技術を出来るだけ奪い、奪った後の奴はあらゆる手を使ってこの世界から消させた。」
通報、悪コメント、丸コピー・・・数えきれない。
「なるほどな。」
「まぁ、その後君のような優秀な科学者が出てくるとは予想外だったのだが。」
「ふははは、もっと崇めろ。」
「プロトさんマジプロトさん」
「・・・。」
「質問はその位か?」
「まぁ、そうだな。」
「下の奴らはもう戻して平気か・・・。」

〜城 エントランス〜
また空間に穴。
「な、なななんだぜ!吸われる。」
「ぎゃあああ!」
「え?あれ?」
「きゃあぁ!?」
「今度は愛について語らせてね♪」
吸い込まれて消えた。
「誰だったんだ?」
「さぁ?」
「うーん、イハンさん平気かなぁ。」
「い・・イハ!?」
「何を反応している。」
「なんななんんでもないよ!」
「ボイン!!」
「むむむむむ。」



「終わったのかね?御飯?」
「どうだろう白さん、凄い爆発音はしたけど・・・。」
「戦いの音は止んでいるな。」
「終わったようですね・・・。」
「その解析力が妬ましい・・・。」
「あれ?おでん責めされてたやつがいないよ?」
「逃げられたぁ!?」





「さて私達も戻りましょうか?イハンさん。」
「っ!?くそ、全身筋肉痛だ!」
リザレクションもさっき使っちまった、痛い、誰か回復魔法をかけてくれ。
「いはんくん、はやくもどるのだよ。」
なんだ、やたらカラフルな奴が増えていると思ったら・・・。
グリモア何故此処に?」
「くろにくるが、いってこいといっていたのできたのだよ。」
「まったく、あの本め。」
だがコイツが疲労回復してくれるのなら、最高の登場だ。
「何か考えているかわからんが、貴様のその疲労は魔法では治らんぞ。」
「あ!?」
お、おまえ今、何て・・・。
「The Overだけなら、出来るかもしれんが、あの破壊光線に使ったエネルギーは自力で回復するしかないな。」
「残念ッスね。」
「く・・・そ・・・が!」
やっぱり、戦わなければ良かった、あれ?こんな思想だから大きい悪事出来ないのか?
「よっとォ。」
抱え上げられた、ガル!?
「さて図書館にいけばいいのかァ?」
「そうだね、そこまではこんでくれたまえ。」
「何じゃ、上目線じゃな、まぁええ、ワシはサルヴィナを見つけてくるかな。」
「またな、じいさん。」
「うむ。」

「これで、解決か・・・。」









                 まだ続いてまう・・・。

〜胡瓜の戦番外編〜最後の?ぶらじる

☢注意☢
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、どういう・・・ことだ!?とかそんな喋り方な訳が無かろう!!などが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラである私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。
 
また、他の方の作品に似た部分や、矛盾点やら何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。

以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。















〜数日後〜
グリフさん いらっしゃい、バンさん。
イハン お前か・・・。
プロト おや?お前か・・・。
バン イハン、体は平気なのか?
イハン 平気なものか、まだ治らんわ。
ナーバ リザレクションでどうにかならないのか?
グリフさん うんにゃ、お菓子は作れないから勘弁してね。
イハン どうも、あの戦いからオレの全能力がやや落ちていやがる様だ、リザレクション   
    の効きが悪い、少しずつ元に戻っているが。
プロト ほぅ?事後経過は聞きたいところだな。
イハン 破壊弾はマシュマロを焼く位が限度だ。
ガルテス 落ちてるねェ。
イハン スタークリエイトをしたら。
グリフさん おや?イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
ルチア これなんですか?ヒトデ?
イハン ヒトデが出てきやがる。
いらっしゃい、イールさん。
ナーバ 今日も忙しいね!
イール 何?そのノリは。
モハン ある意味生命を創り出している点ではパワーアップだね。
イハン ありがたくねぇ。
プロト 破壊光線はどうだ?
イハン ライターみたいなのしか出ない。
バン この前の破壊光線見た後だとな。
プロト かなりしょぼいな。
ヴィヤズ でもそうしたらもっと他の技を見たくなりますね。
イハン 無縁斬はただのチョップに成り下がった。
ガルテス 出来てねェなァ技に。
ルチア 残念ですね、色々と。
グリフさん 何か食べるかい?
イハン 早くホットケーキを持って来い。
ヴィヤズ 漆黒合身はどうですか?
イハン 全員波長不適合扱いでブッ飛ばされる。
グリフさん ぶっと飛ばす能力って、自分でもどうなるかわからないんだよね。
イハン そうじゃねぇ。
ナーバ 恐怖幻覚は?
イハン 使ってやろう。
ナーバ うわぁ、ってあれ?
ルチア なんていうか、後ろの化け物細いですね。
イハン 貧弱な幻覚しか見せれないみたいだ。
ナーバ デコピンで倒せるぜ!
イハン マジでぶっ飛ぶぞ。
グリフさん ぶっと飛ばす能力って、自分でもどうなるかわからないんだよね。
イハン だからそうじゃねぇ。
ガルテス ここまで来たら、全部見てみてェなァ。
イハン ったく、ブラインド!
ガルテス ・・・思念部分しか消えてねェなァ。
ヴィクレイマ それでは、隠れられんな。
ハイズ じゃあ、極楽昇天はどうなるんですか。
イハン 極楽昇天!
ハイズ ・・・?
エリザ ・・・ぐぅ・・・。
ガルテス ・・・元から寝てたなァコイツは・・・。
コンテ それじゃ、只の指パッチンね。
イハン マジでプロトふざけんな。
プロト おや?The Over でノリノリで戦っていたのはどこの誰だ?
イハン ぬぬぬ。
バン まぁ、ノッてはいたな。
ガルテス やんなきゃやられてたからなァ・・・。
モハン じゃあ、S・Bスターはどうだい?
イハン いいだろう、S・Bスター。
ルチア ケホッ
ヴィヤズ 胡椒ですか?クシュン!
ガルテス S・B違いだなァ。
ヴィクレイマ マキシマムバスターはどうじゃ?
コンテ 随分技が多いのね。
イハン 違反者の所為だがな、マキシマムバスター!首が伸びたよ。
ナーバ GYAAAAAAAAAA!
イール WAAAAAAAAAAA!
バン 恐怖幻覚より怖いな。
イハン 残りはネガティブウォールと変身か・・・。
ルチア その前に首を元に戻してください。
イハン ネガティブウォール!!
プロト 首は戻さんのか。
コンテ これは何?お箸?
ガルテス 色も相まって完全に箸みたいだなァ。
イハン フライングヘッド・・・。
モハン いい加減戻したらどうだい?
イハン 残るは変身か・・。
ルチア あまりいい予感はしませんね。
ヴィヤズ 胡椒まみれは勘弁してほしいですね。
イハン まぁ、あそこで寝てる奴で良いか。
エリザ ・・・ZZzz、イハン・・・さ・・ん・・・。
イハン ・・・?まぁいいか、変身
ルチア 何も変わっていませんね。
ガルテス おいおい、変身できてねぇぜェ?
イハン そうか・・・極楽昇天同様にはずれか・・・ってあれ?
バン ん?
ガルテス いや前言撤回だぁ・・・。
ルチア 私もです。
イハン 声だけ変わるのかよ・・・。
プロト 今のお前はとても戦闘能力が低いな。
イハン 移動速度も時速300キロが限度だしな。
ヴィクレイマ 十分速いがのぉ。
イハン そんなことより、あの事件を起こした奴らはどうなったんだ?
ヴィヤズ ええっと、信人って人以外は行方不明ですね。
イハン その、信人ってのは何処にいるんだ?ていうか誰だ?
ヴィヤズ 最後に土下座した方です。
ガルテス あぁ、アイツかァ・・・。
イハン あ、ソイツか、あの鎌野郎に謝罪と一発殴らせる権利を貰いたかったんだがな。
ヴィヤズ 鎌野郎っていうのが誰か知りませんが、信人さんはうご子さんたちへのお見舞いや町の復興、色んな方への謝罪に回っているみたいです、あ、それと新世界へ行きたい人を新世界に渡り歩かせたり。
コンテ そんなことで足りるのかしらね。
ヴィヤズ 足りる足りないでなく、やる行為そのものは称賛されるべきだと思いたいです   
     が、確かに他のメンバーは謝ってないみたいですし。
コンテ まぁ、やっているだけ随分ましかしらね。
イハン 知るか、あの鎌野郎一発殴らせろ。
グリフさん おまちどーさまー
イハン やっときたか・・・ホットケーキ。
ガルテス 良かったなァ。
ヴィヤズ でも、彼女たちの目的は一概に悪いとは言えないんですよね。
ルチア この世界を思ってですものね。
ヴィクレイマ 知らぬ。
イハン さぁな、正しいかどうかなんてオレらが分かることじゃないな。
グリフさん おや?イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
グリフさん いらっしゃい、イールさん。
イハン お前はなんなんだ。
ルチア 私だ。
イール 私だ。
ナーバ 私だ。
イハン お前らだったのか。
ヴィヤズ ルチアさん・・・。
プロト 良いテンポだ。
エリザ ・・・・わたすだ・・・。
イハン 遅い、そして違う。
バン なんでこうなるんだろうな。
ヴィヤズ⇒バン この世界がどうなるかは、正直私にはわかりません、でも何処だってこうやって楽しく過ごせることを願いませんか?
バン⇒ヴィヤズ ふっ、そうだな。
イハン ガル!そこの研究者を止めろ!そいつの持っている缶は危険だ!!
ガルテス あァ?
プロト チッ、ばれたか。
コンテ 開けたら首をねじ切るわよ。
ハイズ 怖いです・・・。
プロト そんなことできまい。
ルチア あ。
イハン あああ゛!!!
ナーバ なんてこった!!
グリフ おや?イールさんじゃなくて全員いないね?帰ってしまったかな?

うごメモの世界は今日も賑やか。
                            

動いていたのだが、あとがき。

 はい、はい、胡瓜さんですよー。

 前から出す出す、言ってた割に5月を過ぎてしまい本当に土下座。
 
 まずはキャラを借りた皆様、本当に申し訳ありませんでした、私のイメージで勝手に動いてもらっているので各作者の方々のイメージから外れてしまっているかもしれません。
 
 また、キャラの能力、技、名前、単純に文そのものの誤字脱字が有った場合はコメントなどをください、修正をさせていただきます。

 そして概要の感想
 まずね思い立ったたが吉日ってことで打ち始めたのは良いのですが、長くなること、長くなること(最初は した で終わる予定でした)でも書いているうちに、あれ?とても入りきらなくない?増えちゃうんじゃない?ていうことで、延長の そこ 追加、でもそこの後ろで、あ、10000字遥かにオーバーしてもうてる。なので急きょ まんとる 追加して決着まで持っていきました。(後日談兼おまけで ぶらじる が出来ましたが)何とか終わる形に出来たのでとりあえずよかったです。
 
 内容についての感想
 途中途中にね、もう内輪でしかわからない、イールさんとかグリフさん及び缶詰とかのネタを良かれと思って、挟んじゃっいましたがわかんない人いますよね、ごめんなさい。

 ていうより、敵強すぎですよね、ノーマルイハンで勝てないとかワラエナイ、しかも棒人間族やガルテス達と共闘しても楽勝で戦えるとかパワーバランスおかしい、はい、最初の注意とかに書いているとは思いますがそうじゃないとたくさんのキャラとか出せないんで勘弁していただきたい。

 とちゅうの亡者(仮)暴走との戦いが明らかに描写されていないのは、単純に単調で長くなる気がしたのというのと、多分倒し方エグイですよね、その為読みやすくする為にスッパリ切らせていただきました、ごめんなさい。

 あと、思念体が多いのは、旧世界での最後のお祭り的なものですし、戦い方が分かりやすいんですよね、比較的、あと繋がりもわかりやすい、その為に多めになっています。

 設定についての補足
 したかったですが、字数オーバーで残りはコメントとかで下さい。

 亡者は元メモラー
 
 うっすら作中でも触れていますが、城にいた怪物君の群生、彼(女)らはこの世界を変えたくない、DSiツールのままであるべきだと考えた者たちを、夢現海先人(鎌で肺弱い子)の能力で部下に入れた、そして事前の実験で十分な成果を上げていた化け物の力を与え強化しておき、夢現海達の都合で解放できるようにした。

 また、このメモラーたちの想いを奪い取り光線にすることも可能。

 そもそも夢現海って?

 誤解蛇が強力な戦士を集め配置した忠実な配下達、彼(女)達はキュウリマンキャラの基本である、名前は七文字以内というルールすら破壊して存在している。
 ちなみに夢現海というのは本名ではなく、誤解蛇に忠誠を誓ったとに改名をした、つまり皆元々の本名は夢現海ではない。