〜胡瓜の戦番外編〜最後の?うえ

!注意!
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、そんなのおかしいよ!とか何それ☆俺シラネー、キャラのイメージちゃうわい!まるで意味が分からんぞ!!みたいなのが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラの私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。

また、他の方の作品に似た部分や、何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。
 
以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。

















 〜うごメモ第三サーバー〜
「うーん今日も僕は美しいなぁ・・・。」
その近くで池を見続ける1人の棒人間がいた。
「お前は何をしているんだい?」
「何をしているってもちろ・・・ん!?」
そして背後から急に何かが≪現われた≫
「邪魔。」
一撃。
「GYAAAAAAAAAAA!!」
「ここにいた貴方が悪いのよ。」
そう言い残し、サーバーへ入って行った。









うごメモ町〜
「白円が襲われた?」
「そうみたいなんスよ、先輩」
「容体はどうなんだ?」
「まぁ無事っスよ、彼は頑丈っスから。」
「それならいいんだが。」
「でも、何で襲われたんスかね?」
「襲われた理由は分からないのか?」
「うーん、本人に聞いても」

「襲われた理由?きっと、美しい僕に嫉妬していたんだよ(キラッ)」

「って言ってましたからね。」
「・・・。」
確かに言いそうだ。
「だが、犯人を見つけるに越したことはない、調査に行くぞ、襲われたところは分かるのか?」
「あ、それは第一発見者のセラフィナさんから聞いといたッスよ。」
セラフィナが第一発見者だったのか・・・。
「えーと。」
地図を広げる黒黒。
「ここッスよ!ここ。」
「・・・うごメモの9つのサブサーバーの一つの近くか・・・。」
そう、現在この世界には9つのサブサーバーにそれを統括している1つのメインサーバーがある、このサーバーによってこの世界の秩序を整えて管理をしている、しかし完璧に平和か、と言われればそうではないし、もうそろそろあのサーバーでの管理は終わってしまうのだが。
「・・・襲った奴の狙いはサーバーなのか?」
「うーん、どうなんすかね?」
「確かに確証はないな、まずはサーバーに行ってみよう。」


うごメモ第三サーバー〜
サーバーといっても小さい研究所の様なものなのだが、このあたりに有ったはず。
「!?」
「な!」
確かにサーバーはあったのだ、だが。
「乗っ取られている!?」
オレは何度か普通の状態を見たことが有るがこれは、明らかに挙動不審である、中に入ろうとしたが、強固な結界があって入れそうもない。
「これでハッキリしたな、白円を狙った奴らはサーバーを狙った訳だな。」
「そうっすね、でもサーバーを乗っ取ってどうするつもりなんすかね?」
「謎は多いな、とにかく人手を増やして調査に当たろう。」
「人手っすか?」
「あぁ、こういう時には違反者もなにも無いだろう。」
「え?アイツに協力頼むんすか?」
「今回の件に関与していないか調べて、関与していなかったら、そうだな、協力してくれるとありがたいんだが・・・。」
「じゃ、戻りましょうか?」
「そうだな」
とにかく会ってみないとわからない。。

うごメモ町 図書館〜
扉を開ける、相変わらず薄暗い。
「誰かいるかー!?」
「あ!えーと、とうばんじゃん?」
豆板醤は知っているのか。
「バンレンジャンだ、まぁいい、違反の思念はどこだ?」
「いはんなら、しょくどうにいったよ!」
「食堂?」
「えーとしょくぶんめいだっけ?」
食文明?知らないな
「そーいや、なんか聞いたことあるっすね。」
「そ、そうかじゃあ案内してくれ。」
そんな食堂があったのか・・・。
「いってらっしゃーい!!」
「あぁ、どうもッス!!」
「ありがとう、行ってくる。」
違反のところにいるからって馬鹿にしていたわけじゃないが、意外と礼儀正しいな。

〜食文明〜
グリフさん いらっしゃい バンレンジャンさん。
グリフさん いらっしゃい、黒黒さん
バンレンジャン なんで喋り方が変わるんだ?
黒黒 わかんないっすね
イハン 何だお前ら、来たのか?
黒黒 あ、いたッス!!
グリフさん 冷蔵庫に相談だー
バンレンジャン ?
イハン 気にするな、いつもああだ、それでいた!って言うことはオレになにか用か?面倒ごとなら逃げるぞ。
バンレンジャン それじゃあ単刀直入に聞く、白円を襲ったのはお前か?
グリフさん 冷蔵庫に相談だー
黒黒 いや、アンタに聞いているわけじゃないっすじゃないッス
グリフさん イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
グリフさん いらっしゃい、イールさん
黒黒 忙しそうっすね。
イール これで時給が出るなら苦労はないわ・・・。
イハン 何のことだ?オレはあんなナルシーな奴に最近近づいた記憶はないが。
バンレンジャン そうか・・・
エリザ Zzz…

グリフさん いらっしゃい、ヴィヤズさん
イハン どうして、嫌いな奴が集まってくるんだ?
ヴィヤズ 大変です!イハンさん!サーバーが1台、大本のサーバーの管理下から離れています。
イハン どう大変なのか三行でまとめろ。
ヴィヤズ 管理外
     手に負えない
     世界の乗っ取り
バンレンジャン サーバについてはオレも情報が欲しいが・・・世界の乗っ取り?
ヴィヤズ あぁ、バンレンジャンさん丁度よかった、お話を聞いてください。
イハン さてオレは帰ろうかな・・・。
ヴィヤズ え?聞いてくださいよ!
イハン また厄介ごとに巻き込まれるのは嫌なん・・・
グリフさん おまちどーさまー
イール あ、ホットケーキ来ましたよ
イハン 食べ終わるまでに話を終わらせろ。
ヴィヤズ 頑張ります。
イハン 食べ終わった。
黒黒 はや!
イハン じゃあ帰らせてもら・・・
バンレンジャン 一緒に聞いてくれ。
イハン 出口の前に立つなよ、・・・ったく、仕方ねぇ。
グリフさん 手が離せないから後にしてもらっていいかい?
黒黒 え?聞きたいんすか?
プロト そいつは機械でな、気にしなくてもよいのだ。
黒黒 あー、そうなんすか。
ヴィヤズ あの、話をしても平気ですか?
グリフさん イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
グリフさん いらっしゃい、イールさん。
イール ・・・。
プロト 仕事熱心でなによりだ。
バンレンジャン ・・・話してくれ。
ヴィヤズ は、はい、まずはサーバーの乗っ取りですが、これはメインサーバーの管理から外す目的が有るようなんです。
イハン メインサーバーの管理から?そんなことをして何になる?
ヴィヤズ まだ不透明な点も多いのですが、とにかく、全てのサーバーが仮に乗っ取られた場合どうなると思います?
バンレンジャン 完全に世界の管理を出来るようになるのか?
ヴィヤズ ええ、そこまでして何をしようしているのかはうっすらしか分かりませんが。
イール うっすらわかるんですか?
ヴィヤズ おそらくは世界終了が関わっています。
黒黒 五月で世界が消えるってあれっすかね。
ヴィヤズ はい。
バンレンジャン 成程、それを止めさせようとしている、ってわけか。
イハン また、面倒なことを・・・、早く何とかしろよ。
プロト 意外とうっすらじゃなく、具体的な気もするが・・・。
ヴィヤズ じゃあ、イハンさんも協力してくださいね。
イハン ・・・やだ。
グリフさん ありがとうイハンさん、またどうぞー。
バンレンジャン 追いかけるぞ!
黒黒 了解っス!
グリフさん ありがとうバンレンジャンさん、またどうぞー。
グリフさん ありがとう黒黒さん、またどうぞー。
ヴィヤズ 追いつけるでしょうか・・・。
グリフさん イールさんがいないね、先に帰ってしまったかな?
グリフさん いらっしゃい、イールさん。
ヴィヤズ ・・・お疲れ様です。






「流石に足が無いだけ速いな!」
こっちはマッハで走れるわけじゃ、無いので、差は当然とてつもない速度で開く。
「あの棒人間ども追ってきてやが・・・・」
「あ。」
こっちを見ていたせいで、近くの建造物の存在を気付けなかった様だ、正面衝突して
落下した。
「追いついたッす・・・ってここは!」
「第五サブサーバー!」
イハンが衝突したものこそ九個あるサーバーの一つである。
「ここはまだ乗っ取られてない見たいッスね。」
「みたいだな。」
平常通りに作動している。
「そうだよォ〜、だって今から乗っ取るんだもん。」 
「!?」
殺気!
「お前が今回の事件の犯人か!」
「犯人?オレはただ誤解蛇さまの命で動いてる夢現海の1人さ!」
夢現海?」
「おっと言い過ぎか、ともかく、そのサーバーは乗っ取らせてもらう!」
「させるとでも?」
「出来ないとでも?」
真っ直ぐ鎖鎌が飛んできた。
「させないッスよ!」
刀ではじく黒黒、二投目の鎌も鞘で防ぐ。
「まぁ、多少は出来る様だ!」
「速いっす!!」
鎌のラッシュに徐々に追いつめられている。
「だったらこうだ!」
「ニ対一なら止められるとで・・・。」
鎌を蹴り飛ばし、一気に懐まで走り真っ直ぐ蹴りを入れる、ぶっ飛んだ。
「へぇ、やるねぇ・・・でも、もう遅いよ。」
「なっ!」
足元に妙な陣が、結界か!?
「出れないッス!!」
「これは・・。」
割れないこともなさそうだ。
「おっと、無理に割ると、乗っ取ったサーバ範囲がどうなっても知らないよ!」
「っつ!」
「汚ねぇ・・・!」
「何とでも言え、最後に笑うのはこの夢現海だ・・・!?」

「無縁斬!」
不意を突いてイハンが切りかかるも回避される。
「あー結界外にまだ、いたかー。」
「オレを差し置いて、何の話をしてやがる。」
「ま、倒せばいいか!」
「倒せるとでも?」
鎖鎌を真っ直ぐ飛ばしてきたが、オレの速度ならこの程度・・・!?
方向が変化した!?
「追尾機能か・・・!」
「そ!避けきれるかい!」
「ならば」
避けれないなら、壊す!
「破壊弾!!」
直撃し破壊音と爆発、楽勝だな!?
「遅いよ!」
「背後から!?」
爆風と煙で見えないのを良いことに背後に回っていやがった、しかも新しい鎖鎌を持って
いやがる。
「無駄だ!ネガティブウォール!!」
これで効かないはず!?
「それを待っていたんだよ!イハンメモラー!!」
鎖鎌はあらぬ方向に飛んでいく、口だけか。
「!イハン今すぐそこから離れろ!!」
「何を叫んでいるバンレンジ・・・」
鎖鎌が戻ってきたが刃の部分は明後日の方向だが鎖がオレに引っかかったまま、ネガティ
ブウォールに衝突、痛い、その上ドンドングルグル巻きになっていく。
「残念でしたぁー!」
「待ちやがれ!!」
イハンの言葉を無視しサーバーの中へ入り、乗っ取られてしまった。
「・・・っクッソが!!」
ネガティブウォールを消したが鎖鎌が纏わりついて動けない。
「惜しかったねー、イハン?」
「貴様・・・!」
「じゃあねー。」
消えていく・・・、同時に結界と鎖鎌も消えていく。
「まんまとやられたな。」
「先輩すみません。」
「気にするな、オレもあっさり捕まったしな。」
正直敵が未知数過ぎる、それに。
「クッソ、畜生!あの野郎!!」
とてつもなく悔しがっている、思念が1人。
「イハン・・・。」
「今、話しかけんな・・・!」
どうみてもイライラしている、確かに簡単にあしらわれてしまったのだから、仕方ないか。
「イハンさん!無事ですか!?」
平和の思念が今到着、やや遅かった。
「話しかけんなって言ってんだろ!」
「え!?」
「すまん、今コイツはかなりムカついている様だ。」
「なにがあったん・・・サーバーが!?」
「止められなかった・・・。」
「・・・とにかく、一度何処かに集まって情報を集めましょう。」
「さっきの食堂っすか?」
「いえ、イハンさんの図書館にしましょう、そっちの方が体制を整えやすいのですが・・・・。」
「絶対に許しません・・・・!!」
「当の館長は怒り狂っているがな。」
「いいです、イハンさん抜きで行きましょう。」
「いいんすか?」
「確かに、今はそんなことを言っている場合じゃないな。」
ひょっとしたら今はかなり緊急事態なのかもしれない。
「待て待て!人の図書館を勝手に使うな!!」
「それはともかく、お前も分かったはずだ一人だけでは奴らを倒せないと。」
「ぐ・・・。」
痛いところを、誰かの命ということは必ず、まだ仲間がいるだろう、ていうか図書館利用話をそれはともかくで片付けんなや。
「・・・ったくいいだろう、図書館は貸してやる、だがオレ主導で話させてもらうそれでいいか?」
「えぇ、構いませんし、もう見かけた方を何人か図書館で待ってもらっています。」
「な!?」
こっちの尊厳無しか・・・コイツ平和の思念だったよね、ねぇ。
「とにかく、戻るぞ。」




〜図書館〜
「・・・・。」
「どうしました?話を始めてください?」
「・・いや・・。」
「どうした?」
「何人かって言ってたのに呼びすぎだろ!!」
見渡す限り、人や思念みたいなのが一杯いる。
「おいおい、イハンよォ、あんま気にすんなァ?」
「ガルテス、オレはいまだかつてない程、平和の思念を平手打ちしたいと思った日はないぞ。」
「乱暴はよくないぞ?」
「アフロ、お前まで何でいるんだ、本当に何だ?」
「データ解析、怒り状態と認識。」
「梅干し娘、解析すんなよ、人の感情まで。」
「まぁまぁ・・・。」
「ミトラ、お前までか・・・。」
「ツッコミに忙しそうですね。」
「ルチア、うざい奴らを丸めてポイしてくれ、お願いします。」
「せっかく集まったのですから良いのでは?」
「機械メイド、少し発言を控えてくれ。」
「イハン、用が有るなら早く話すのじゃ。」
「ヴィレグマ、オレにも堪忍袋というものはある、切れたが・・・。」
「じゃあ、わくわくさんが直してやろう。」
「黙れ、ナーバ。」
「・・・。」
「カゲム、喋らないでこっちを見つめるのはやめろ、それはそれで嫌だから。」
「ちくわ大明神」
「誰だ、今の。」

「いえ、とにかく手当たり次第に声をかけたのですが、こんなに来るとは。」
「こうなる気がしてたろ、分かってたろ。」
「いえ?」
スターガン一発ならいいよね?誰か許可して、平和ってなに?
「スターガンぐらい・・・。」
「大変だぜ兄貴!!」
「バンさん!!」
・・・遮られた、何なんだ、空気を読んでくれ。
「どうした?妹よ?」
「何だ?筍?」
よく見たら、筍と白白か、仲良いね、あぁそうだね。
「イハンさん、自暴自棄になってません?」
「元凶が何を言うか。」
「イハン・・・話していいか?」
「で?何だ、筍よ。」
「第四サーバーが乗っ取られた!」
「!?」
まだ、無事だったはずのやつだ、しかもそれは・・・。
「そのサーバーって結構街中にありませんでしたっけ?」
「そうなんだよ、慈悲の思念。」
「被害者はいなかったのですか?」
「・・・多数だ。」
「な、敵も大分強行手段を取ってきたな。」
「さて?どうする、イハン。」
「・・・。」
何でここで、こっちに振るんだよ。
「第四サーバー近くのにいた、うご子やキャラクターズが襲われ、それを助けたはかなも大なり小なり怪我を負っているな。」
「本当なのか!?えっと・・・筍だったか?」
「命に別状はないってさ、ただ戦闘は無理だろうね。」
奴らめ・・・好き勝手やりやがって。
「分かったよ。」
「はい?どうしました?イハンさん」
「ソイツらをブッ飛ばすぞ!!」
「その意気だぜェ、イハンよォ。」
「オレ以外にこの世を好き勝手されるのは!平和の思念よりもムカつくんだよ!」
「比較されても・・・。」
「まぁ、やる気になった、ということでしょうか。」

「だが、奴らは何処を根城にしてるんだ?そこが分からなければ何にも出来ないぞ?」
「多分サーバーを簡単に乗っ取る技術ですから、研究所とかじゃないのですかね?」
「研究所!?」
あ、あることを思いだした。
「どうした?祝福の思念、いきなり叫んで。」
「いや、研究所といえば、一か所、心当たりが有るよ!!」
「へ?」
「なに?」
「何処だ?」
「あっちの滝の中。」
「滝の中?確かに秘密の隠れ家って感じはするが・・・。」
「どうなんでしょうか。」
「というか、何処情報だ、ソースは何処だ。」
「えっと、友人のつくったレーダーに映ってたんだよ!」
そんなものを信じてよいのだろうか。
「・・・うーむ、だが他に当てもないしなぁ。」
「じゃあ、調べてみましょう。」
「そうだな、じゃあ滝へ・・・。」
「いえ、行かなくて平気ですよ。」
「何?」
平和(笑)の思念がなにか出した、通信用の機械の様だ。
「念のためにお声をかけておいた、スパイチームと通信が繋がっています。」
「スパイ?」
『安心しろ、全部聞いていた。』
「刀嵐か?」
『そうだ。』
『お、おれもいるぞ!』
「誰だお前は?聞いたことない声だが?」
『モコだ!モコ!会ったことなかったっけ?』
「初対面だな、今は対面してないが」
『そ、そうだっけ?』
「とにかく、その滝の中を」
『早く調べましょうなんだかわかりませんが我々には時間が無いのでしょう?だったら早く調べるに越したことはないのでは?』
「まだ、なにかいたのか?でもこの喋り方・・・機械か?」
「無自覚の思念体、ウタイ=シアトリカルさんです、リムルさんと悩んだのですが、そもそもリムルさんは大人数での行動に向いていないので、来てくれませんでしたので、」
「そうなんですか。」
『ちょ!?もう行ってるじゃんよ!』
『だが、早く行くのに越したことはない。』
「ウタイさんが勝手に行ったようですね、彼女も団体行動に向いていませんでしたか・・・。」
『滝に突っ込むのかよ、メモ体には苦行だな。』
『なら、抱えて入ってやろう。』
『え?待て待て待て!あーーーー。』
激しい水の音、迷いなく突入するのはすごいと思ったが、口にするほどでもないか。
『うわ、広!!』
眼前には開けた洞窟が・・・。
「何が見えます?」
『岩、岩、岩、城、岩、岩、岩、無自覚の思念、メモ体だな。』
活字だと読むのは面倒。
「待て、城ってなんだ、城って。」
『大きい城が見えていますところでヴィヤズ氏なんでこんなことをしているのですか?なにかあったんですか?』
「おい、説明しなかったのか?」
「いえ、したのですが、聞いてくれなくて。」
『別に気にしてないから割とどうでもいいのですけど。』
『おい!待て!もう行くのか。』
『三手に別れるぞ、お前も一人で行け。』
「またウタイさんが勝手に行ったようですね。」
「あいつは自覚ないかもしれんが、これは平和のお前の人選ミスだよな?」
「はい・・・。」
「とにかく、今は敵の本拠地かどうか調べるのが先だ、喧嘩している場合じゃないぞ、イハン。」
バンレンジャンに言われるのは、嫌だがその通り、調べるのが先だ。

『かなり広いぜ?』
「そうですか、引き続き探索してください。」
『りょーかい。』

『何人か見張りがいるな。』
「戦わず抜けられませんか?」
あくまで目的は偵察、そこからずれるといけない。
『影になっていくから問題ない。』

『ウタイは三階廊下を爆進中偵察四人はこちらに気付かずスルー曲がり角を曲がるとさらに廊下引き続き捜索を続けます。』
「こういう事には向いているな。」
成程な、刀嵐は身のこなしが軽い上に影になれる、ウタイは自身を認識できなく出来る、モコは影が薄い、この三人は中々見つからないだろう、そういう人選か・・・。



「どうでしょう何かありましたか?」
『どうやら敵の大将の部屋の様な所を見つけたぞ。』
「本当か!?」
「その部屋誰かいるのですか?」
影になり、こっそりと中を覗く。
『巨大な蛇?が見える。』
「巨大な・・・蛇!?」
「どうしました、フェスさん?」
「い、いや、何でもない!」
まさかね、いや、まさか。

『うわぁ!?』
「どうしました?」
『大量の何か・・・昔見た、亡者ってやつにそっくりだ!!』
「亡者だと?」
確かに過去に一度亡者に溢れたことが有ったが、関係あるのか?
「ん・・・?」
周りを見渡すイハン。
「どうしました?イハンさん。」
「カゲムは何処だ?あんな目立つ奴見れば一発でわかるのだが。」
「カゲムさんなら別にお願いをしたのでそっちに回ってもらっています。」
「そう・・・か。」
なんか主導権奪われてない?

『ウタイは四階廊下を・・・』
『あまり、人のところで騒ぐのはどうなんでしょうか?』
「見つかったのか!?」
『おやどなたでしょうかというよりウタイが認識できるとは貴方なかなか凄いですねそしてみつかってしまったということはなにか不味いことをされるんでしょうか?』
『いえ、見つかったから報告しようなんて考えていませんよ、むしろ都合がよかった、私の部屋に来てください、可愛い無自覚の思念さん。』
『?』
「これ、平気なのか?」
「罠の可能性もあるな。」
「ウタイさん慎重に」
『それでなにが都合よかったのでしょうかまさか証拠隠滅の為にウタイはここで終わらせられてしまうのですか?』
『私の心情としてフェアプレイの精神が働いてな、計画の一部を教えてあげよう、それを元に作戦を練るが良い。』
『・・・。』
「信じていいんでしょうか?」
「さぁな、だが話してくれるというのなら聞いてみる価値はあるな。」
『まず、残ったサブサーバーは6、そこに夢現海の名を持つ私達が1人ずつ、乗っ取りに向かい、一人の夢現海が此処に残り守護をする。』
「ウタイ、通信を話している相手と繋げろ。」
「何をする気ですか!?」
「いいから。」
『わかりましたイハン氏 この通信相手が貴方と話したいようです聞いてあげてください。』
『?いいだろう。』

「お前の話信じていいんだな?」
『信じなくていいんだな?後悔するぞ。』
「・・・そう来たか。」
『そもそもお前らにこれを伝えても計画に支障はないしな。』
「余程の自信らしいな。」
『当然だ、違反の思念、お前も夢現海の1人と戦って、強さは実感しているのじゃないか?』
「まぁ、な。」
『それが、残り7人もいるのだ、お前らなぞ敵ではない。』
「テメェ、上等だ!お前ら全員ブッ飛ばす!!」
と、強がっているもののさっきみたいなのが7人襲ってきたらオレは多分勝てない。
「イハン、オレにも通信を貸してくれ。」
「いいだろう。」
バンレンジャンに通信機を渡す。
「白円を襲ったのはお前か?」
『これはこれは、最強のファイターさんじゃないですか。』
「はぐらかすな、どうなんだ?」
一瞬の間の後に答えが返ってきた。
『ふ、そうさ、私がアイツを襲ったんだよ。』
「・・・そうか、それなら、オレもお前らを倒させてもらう!!」
『面白いことを言うね、まぁいいや、誤解蛇は貴方達になんて負けないしね。』
「誤解蛇・・・。」
『次会った時は問答無用で叩き潰すから、あと丁度一時間後に計画は始まるよ、ではまたな。』
『消えてしまいましたまるで空間を裂いてしまったようにそれでウタイはこれからどうすればいいのですか?』
「・・・?」
どうすればいいんだ?
「ウタイさん達にその城の構造をしっかりとまとめてもらって、一時間後の作戦を練りましょう!」
「それじゃあ、一通り城を見回ったら、戻ってきてくれ。」
『了解しました。』
「じゃあ私はもっと人員を集めに行ってきます、そして此処にいる方を何人かお借りしていきます。」
「これ以上、図書館には連れてくるなよ。」
「分かっていますよ。」
「じゃあ、30分後に此処でな。」
「ええ、では。」
「って!オイ!」



〜45分後〜
「さて、地図も出来たな。」
「時間を取らせたな。」
刀嵐、ウタイモコが帰ってきて敵の城の間取りを書いていたのだ。
「いやこれが出来なければ、おそらくこっちの作戦は立てれない。」
「そうか。」
「というか、平和の奴はまだ戻ってこないのか?」
「あ、それなら、連絡来てるっすよ!」
「なに?」
「ごめんなさい、間に合いそうもありません、作戦はそちらで立ててください、後で加勢に向かいます、ですって。」
「・・・あの野郎。」
「何人か図書館に行ってもらっているので、その方たちも頑張らせてくださいとも書いてあるっすね。」
「過労させてやる。」
「とにかく、時間は残りわずかだ、どうにか作戦を立てよう。」
「ん?」
扉の開く音・・。
「イハンいるかしら・・?」
「お前は・・・変な奴の知り合いか。」
「知り合いじゃないわ!ライバルよ!」
「それで?オレに何用だ?」
「あの、うご子が呼んでいるわ、後、私も一緒に行くわ!」
「!?」
「危険なんだぞ!」
「分かってるわよ!でもうごk・・・ライバルをやられて黙っていられるわけないじゃない!!」
その眼には覚悟がチラついている。
「ったく、分かったよ、ただ無理はするなよ。」
「!」
ドアを開けた同時にマッハで飛び出す。
「あの変な奴に呼ばれる様なことしたか?」












〜敵の城〜
「作戦通り頼むぞ。」
「作戦っすか?アレが?」
「まぁ、イハンらしいなァ。」

「オレとコイツで大将を叩くから、お前らはわちゃわちゃやって眼を引かせて、敵の守備を薄くしろ、そしてお前らは1人1つでサーバーを守れ!恨むならヴィヤズを恨め!」
「1人じゃない!1思念だ!!」
「・・・。」
「そこなんですわ・・・。」




「さて、暴れるとするかァ!!」
「よっしゃ!」
「敵補足、数甚大!」
「頼むぞバン。」



「なんだ!?」
「敵襲のようです。」
「やれやれ、お前以外が出払っているときに、まぁいい相手をしてやれ。」
「分かりました。」

「さて、行くぞ?イハン。」
「誰に口を聞いている、バンレンジャン?」
「これが最初で!」
「最後の!」
「「協力だ!」」
イハンにバンが乗り飛行、戦いの地へ・・・。


                                     続く。