〜胡瓜の戦番外編〜最後の?した

☢注意☢
この小説には大量の独自解釈(サーバーとか世界設定とか)と二次創作(他の方のキャラの能力とか、性格とか)にまみれています、お前それでもプラチナ市民か!!とか、ですが悔しいでしょうねぇ、そのキャラ性格が違うんですよ。などが有ると思いますが、はい、勘弁してください。
 
ちなみに私の思念の話(ピオネロ以外)と微妙にリンクしているので、そっちを先に読んでいただけると、伏線回収ができていると思います、きっと。
 
 キャラ名および各キャラの作者さんの名前は基本的に明記しておりません、会話で察してくださるとありがたいです。(一応キャラ名は分かるように心がけていますが。)
 
あと、都合上、敵キャラである私のキャラがチートに強い気がしますがそれは本当にご了承ください、弱いとお話にならないので別に他の方のキャラが弱いとかじゃないのよ、その辺は勘違いしないようにお願いします、切実に。
 
また、他の方の作品に似た部分や、何やらが有るかもしれませんが並行世界ってことでお一つお願いします。

以上をご了承の上、閲覧ください、ムリダァ!!って方はスルーしてください。

っていうより見ている方いるのかな?まぁいいや、ちなみに長いので分割してあります。














〜第7サーバー〜
「行くぜ!嬢ちゃん!!」
「き・・・・きんしゃい!!」
「そら!!」
当たる直前に後ろに引くという高等テクを披露、地面に亀裂が走った。
「よぉく!避けた!」
威力高い!あんなの連発されたらお陀仏。
「と・・とりあえず!!Pick Uplus!!」
注目した所に攻撃判定を出す技ですわ。
「おう!?おぉ!?」
「効いてるんですわ?」
「良いねぇ!まだまだ全力出しちゃいないんだろ!」
「え・・・?」
そんな効いていない時点で意外とマズイ、そんなに技のパターン無いんですわ。
「オラァ!!」
「危ない!?」
サーバーを守っている他の思念と違って足を模していない分、機動力は一番ですわ。
「本当に危ない!」
「避けてばかりじゃ負けてしまうぜ!!」
その通りである、避け続けたらいずれバテてチューン!である、幸い攻撃が大振りなので単発を避けこと自体は大して難しくないですわ、証拠にほら、考え事しながら避けている。
こういう時に非力なものは知識で戦うんですわ!!
「右ストレート!!」
「わぁ!?」
避けたつもりが拳の風圧で少し飛ばされましたわ、どれだけ速いんですわ。
「左腕もあるぜ!」
「これはまずいですわ!!」
咄嗟に義手の腕で防いだら義手に亀裂が入りましたー、これ整備するの面倒なのですわ(泣)
「うん?この感触素手じゃないな。」
「・・・だったらなんですわ?」
「いや?戦ってくれるなら何だっていいんだが・・・ね!」
「ニ発目は駄目ですッわ!」
次防いだら、多分大破しますわ、勘弁してほしいですわ。
「いつかは効きますわ!Pick Uplusですわ!」
「チクチク攻めてこうって戦略か?全力で潰させてもらう!!」
もはや、効いていない気がしますわ。
「だったら!」
策は無いですわ!
「何かするのかい?」
「何もないですわ!!」
「清々しいな!だが俺も上からの命令でな!」
「サーバへは行かせませんわ!!」
「ならば!この一撃を喰らうが良い!!」
今までより格段に速度が上がりましたわ、避けきれません。
「Pick Up!!」
注目したところに壁を作る技、これで防げ・・・・ないか。
「ぎゃん!」
地面に埋まりかけましたわ、一発で満身創痍、重すぎ。
「少し眠りな・・・だが命令は邪魔者は消せ・・・か・・・こんな娘を葬るのは心情じゃないんだがな。」
「・・・ぐ、くぅ。」
埋まった体がビクともしないですわ!ヤバいですわ!!
「はぁ、気乗りしねぇ・・・でも、消さないと俺も立場ないんだよね、じゃあ・・・な!」
!?こっちに駆けてきた。
「あはは、短い思念年間でしたわ・・・。」


〜第2サーバー〜
「目標補足 攻撃開始。」
いきなりやたら滅多に打ち込んできた。
「わわwあわっすぁすぁくぁwせdrftgyふじこlp;@!?」
「目的右へ移動しましタ、射撃方向修正19°命中弾0。」
なんとか、避け続けてはいるけど、明らかに追い詰められている。
「わちきよく考えたら、まともな攻撃技無いよ!!
「攻撃対象、後ろへ角度調整 上へ8°命中弾、袖にニ発、思念部位にニ発、攻撃を続行しまス。」
「ヤバい、だんだん当たってる〜!」
多分こっちの動きを少しずつ学んでいっている。
うぐぅ・・・。」
「角度調整18°命中弾脇腹一発、攻撃続行。」
「いったい・・・。」
幸い掠っただけだけど、このままだとまともに着弾する、非戦闘員だもんわちきは。
「ああ、もう!!テラのこと聞き出すどこじゃないyo!!」
「角度調整3°命中弾0攻撃続行、角度調整8°命中弾服の端に2角度調整9°命中弾1左袖攻撃続行。」
「どうしよ・・・っく!?」
鋭い痛みが・・・。
「目標直撃、致命場所ではないと判断。」
「うぅ・・・。」
ふら付く・・・。
「攻撃続行。」
「マズい・・・あうっ!」
地面に落ちてしまった。
「目標直撃、致命場所ではないと判断、機動力激減を判断、致命箇所にターゲット。」
まったく隙も無ければ、迷いもない、そんなぁ・・・。
「終わらせまス。」
「・・・テラ・・・。」

〜第1サーバー〜
「ふぅん、中々出来るみたいねぇ。」
「ほざきな!アンタから情報聞き出すまで負けるつもりはないよ。」
正直今まで結構戦ってきている、経験値なら他の思念にも負けるつもりはない。
「新技だ!」
左の思念部位を≪実体≫の武器に変化させる技、技の名前はまだ無い、というより技の名前は全て日目がつけているのだ、
「ふぅん、なんだい?鉄製のガントレットか何かかい?」
「そんなところだ・・・よっ!」
とりあえず、突進、出方が分からない以上はやるしかない。
「単調な・・・。」
奴の持っていた杖に弾かれた、あの杖固いぞ。
「当然初撃で決められるなんて思っちゃいないさ!」
「!」
左手を一瞬思念に戻し、再び武器に戻す、こうすることで弾かれた状態から、元の状態に戻して攻撃ができる。
「・・・。」
「消えた!?」
「残念。」
「なっ!?」
背後に立たれている、いつの間に・・・・。
「私の能力は渡り歩く能力、アナタの後ろに渡り歩いたわっ!」
「うっせぇ!」
「急な背後攻撃とは、やるね。」
そう、この技には利点が多い、まずどんな武器にもなれるため死角が少ない、そしてあまり巨大な武器にしなければ腕が小さくなるというデメリットも無いのだ。
「もっとも」
「がはっ!?」
蹴りがまともに入った、コイツ何を!?
「連続のワープには対応しきれないね、武器変化に1秒くらい時間がかかるから。」
「はっ!だからどうした?」
利点述べた後に欠点を並べるなよ、視聴者が使わないだろ、誰だよ視聴者って。
「あと、まだ弱点はあるよ。」
「ワープすんな!!」
当たらない!ヒュンヒュン避けやがる。
「右側は隙だらけ。」
「な!?」
首右側に杖を当てられた、これは実力差がある証拠・・・・。
「つまり、私に勝てる見込みは無いってこと。」
「このぉ!!」
右手でストレート、あれ?入った。
「いったい!」
「・・・?」
なんでワープしなかった?
「もう一発!」
右で攻撃するもワープ回避、素手だから当たるって訳じゃないか・・・。
「そう何発もくらうか。」
「なんとかあの技の弱点を発見しなきゃ、勝て無さそうだな。」
「無理だよ。」
また背後!
「杖レーザー。」
「んなぁ!?」
光線にブッ飛ばされた、まぁ、もうね、この程度何ともないけどね。
「あら、頑丈ねぇ。」
「伊達に戦ってねぇよ。」
「そう、じゃあもう少し本気だそうかな。」
「嘘だろ?」
風が吹きすさんだ、本当に真面目にやると風が吹くことなんてあんのかよ。
「!?」
いない、奴の能力上、移動は隕石並みに速い。
「後ろよ。」
「んぐぅ。」
腕で首を絞められた、生々しい倒し方しようとすんじゃねぇ、視聴者が真似したらどうすんだ、変な表現法覚えるだろ、だから視聴者って誰なんだ。
左手を棘に変化させ背後を狙うが避けられた、さっきはなんで当たったんだ?
「ゲホォ、グハッ。」
急に首から手が離れて息が苦しい、くそぉ。
「隙あり!」
「しまっ!」
「ほら。」
アイツが私の腹に触れるとそこに激痛が・・・どうなってやがる。
「うぐ・・・あぐぅ?」
立てない、なんだ何が・・・ここはまさか・・あの時の・・・。
「そこに古傷が有るみたいね、そこの痛みだけ渡り歩かせて戻してあげたわ。」
「くぁ・・・・、はぁはぁ。」
あの化けモンに刺されたところか・・・あの時は痛みと出血で気を失って分からなかったがこんなに痛いのかよ、眼球に山葵ペイント位痛いのじゃないか?
「あらあら、そんなに汗かいちゃって立てないの?余程そこは痛かったようね。」
「てん・・・・めぇ・・・・・。」
正直意識が無くなりそうなくらい痛い、視界まで霞む・・。
「じゃ、苦しまないように終わらせてあげるわ。」
「・・・。」
「もう、言葉も出ないみたいね、安心して一瞬で終わるから、この杖から貫通レーザーが出て、それでおしまい。」
「・・・っ。」
声が出ない・・・くそ!こんな所で・・・!



〜城 玉座
「じゃあね〜。」
光の中に消えるイハン。
「大丈夫か!イハン!」
「そおら!」
こっちに光弾を連射してくる、近づけない。
「ぐっ!」
「再生!リザレクション!!」
「イハン!」
光線で飛ばされた先でイハンが立ち上がったのが見えた、アイツに足は無いから立ったか微妙だが。
「それでいい・・・だってもう使えないもんね、リザレクション。」
「ちっ、知ってやがったか。」
「知ってるよ、だって、有名だもん。」
「ふん、嫌に知名度があるなオレは。」
「!?」
爆発音がした何だ何が有った。
「君たちが囮に使ったやつらが暴れているようだねぇ。」
「なに?」
そうかガルテス達か。


〜城 エントランス〜
「んで?随分とデケェ!エントランスだなァ!」
「無駄口を叩くでないぞ!この数だ!」

城の扉を壊してはいるとそこには、大量の亡者もどきがいた上にコイツらは全てこっちを排除しにかかってくる。

「目標補足、薙ぎ払います。」
Umeの光線が全てを薙ぎ払う。
「流石頼りになるぜ!」
「ナーバさんも働いてください。」
「むむ。」

何人かに別れて戦うことにしているし、亡者自体は強くないから無双は十分可能なのだが、なにしろしぶとく、倒れない、あるいは倒れてもすぐに立ち上がる。

「何でこんなウザったいんだろうね!兄貴!」
「何でだろうね!妹よ!」
「シハさん無茶はしないでくれよ!」
「そっちこそ!」
「・・・バンは平気か・・・?」


「ふむ、バン達が敵の大将をどうにかするまで耐えればいいのだろう?」
「ボイン!」
「そのとおりだ、ルガール、俺たちは殺生をしに来たわけではないからな。」
「そうだな、アフロ。」


「ちょ、ちょっと!私は逃げ回ることしかできないんだからね!」
星に乗り亡者を引き寄せる。
「まかせなメモ体!!」
「クリミナルアッパー!ハッハー!」
「凄い竜巻。」
「こっちもいるよー!行け!テンションビット!」
「おお!弾幕。」
「さて!」
「無双モードと行こうか?エリザ。」
「分かってる!」
「舞い散れ弾幕!」
「恋せよ乙女!」
「それはちょっと違う気がするけどね・・・。」


「・・・なるほど、皆中々の手練れ、まぁ、まだ傍観と行こうか・・・。」
上の階から見下ろす影。
「んなことさせると思うかァ?」
「お前が指揮をとっているんスかね?」
「!?」
「亡者は下の奴らで十分!」
「おれ達はお前に狙いを絞らせてもらう。」
「この人数じゃ、亡者を止めるなら考えてもよいぞ?」
「観念しな!」

「ここまで来られたことは褒めてやるが、ガルテス ヴィクレイマ、黒黒、白白、筍、焼、二つ良いことを教えてやろう。」
「なんだァ?」
「奴らは亡者ではなく、元々はただのメモラー達さ。」
「なんだって!?」
「そしてもう一つ私はお前らが束になってもこの夢現海先人には勝てないだろう。」
「お前!調子に乗っているね!」
「なら?試してみるか?」

殺気が数倍に溢れていく。
「成程・・・ハッタリではなさそうじゃな。」
「・・・手加減はしない、来い!」
「なら、行かせてもらおう。」
「焼!」
敵の髪飾りが大鎌に変化した、それと同時に焼茸の武器も双剣に変形。
「まさか、スピード勝負で勝てるとでも?」
焼茸のラッシュは鎌であっさりと防がれている。
「まさか、一人で挑むとでも?筍!白」
「任せな!」
「行くぜ!」
双剣と竹で撹乱し、あの大剣で切る・・・か悪くは無いな私相手でなければ。」
「なぁ!?」
「チィ!」
白白の大剣に鎌を引っかけ竹と双剣を防ぎ、大剣を蹴り飛ばし三人まとめてとばす。
「くぅ!」
「時を止める!」
「そうきたか。」
「時を止め、懐に入り、大剣に変形させて切りつけるか、この対応力お前らは強いな、だがやはり私相手には不足だ。」
「なに?」
「こういう事だ。」
あろうことか、素手で剣を持ち焼茸ごと投げ飛ばす。
「どうなっているんすか!?」
「お前達とはどうやらレベルが違い過ぎるらしい。」
「テメェ、図に乗ってんじゃないぜェ!」
「行くぞ!」
「遅い。」
「!?」
既に背後にいる・・・だと!?そこにいると錯覚していたのか?
「危ないっす!!」
2人に向かって降ろされた鎌をギリギリで黒黒が抑えるも、つば競り合いでどんどん押されていく。
「ったく!」
ガルテスとヴィクレイマが思いっきり鎌を蹴り飛ばす、さすがにわずかに引いた。
「今じゃ!!」
「Xデリートォ!!」
「ビーム!!」
「兄貴・・・技名無いのか・・。」

命中し爆発、黒煙の中から人影、流石に倒せはしないか・・・・。
「コホ、流石に埃が肺に入るのには、耐性が無いね、ゲホ。」

「ノーダメージかよ。」
「埃立てまくれば勝てるんじゃないっすか?」
「いや、こっちも煙たいんじゃねぇのかァ?」
「いつも喫煙している時点で説得力無いよ!」
「まぁ、そうだなァ。」
「お主ら!喋っている場合か!」
「来るぞ!」

「あれ?まだ戦う気なのかい?もう観念したら?」
「悪いがよォ、イハンだって戦っているんだ、オレらが此処で止まる気はねェなァ・・・。」
「そうッスよ!先輩が諦めてないのにここで諦めるわけには・・・。」
「諦めるだろう。」
「へ?」
「悪いが私の力では到底ボスには勝てない、この意味がお前達なら即座に理解できるはずだ。」
「つまりはお主に勝てぬ奴らが、ボスには勝てん!ということか?」
「そゆこと。」
確かにその理論は正しい、だが、1つ否定することがある。
「おいおい、まさかよォ・・・。」
「ひょっとしてお前」
「なんだ?」
「イハン」「先輩」
「「がそんな簡単に負けるとでも」」
「思ったのかァ!?」
「思ったんすか!?」
同時に蹴りを入れるもあっさり回避されてしまった。
「おや?やたら信頼を置かれているねぇ、そもそもお前達は敵同士のはずだよ?ガルテス、黒黒なぜ共闘なんてしているんだい?」

「はぁ?」
「そんなの決まっているじゃろう?」
「お前は本当に分かっていないな。」
「なに?」
「確かに私らとヴィクレイマは敵同士だよ、でも」
「同じ世界を歩んできた、仲間でもあるんだよ!」
「そうじゃ、そしてこの世界を我が物顔で弄るような輩がいるというのなら。」
「善悪関係なく、そいつを。」
「ぶっとばすだよォ!!」
「例えそいつがくそ強かったとしても。」
「暴れまくってやんのさ!」
「・・・ふっ。」
「そうか、それなら、善悪関係なく全てを潰せばいいということか!」
「お前ら如きにやれるのかァ?」
「当たり前だ、策を作っている様だが おそらくサーバーでの戦いも我々の全勝に終わっているのが、目に見えているな。」
「そっちは、あるかもしれんな。」
「イハンが勝手に一人にしちゃったからな〜。」
「まぁ、アンタを倒して止めに行けばいいんだよ!」
「・・・そうだな。」
「ほぅ?」
「一気に倒させてもらうぜェ!!」


〜城 玉座
「今は気にしている場合じゃないぞイハン!」
「分かっている!」
正直に言うと、今、少しでも集中力を欠いたら一撃で終わらされそうだ。
「あっはっは、私に勝てるか?」
性格は少し抜けているように見えるが眼つきは本物の戦士だ、おそらく普通に戦っても勝てないかもしれない、だが。
「イハン、まだ当然戦えるよな?」
「愚問だな。」
そう、オレは今タイマンで戦っているわけではない、この世界で最も早く生まれたとされる、始まりの悪役、イハン=メモラーもいるのだ。
こいつを簡単に言えば、悪い、人の苦しむ姿を見て笑うような奴だ、だが、コイツは理由もなく人に重症を負わせたり、無差別に人を襲ったりはしない、何だかんだ言ってもコイツはこの世界が好きなのかもしれない、そしてそんな世界を守るために今此処にいるのかもしれない。
「なんだ?バンレンジャン?」
「いや?何でもない?」
だが今はそんなことを考えている暇ではない。
「さぁ、終わらせようか。」
「はや・・・。」
イハンのマッハの移動とは違った速さが相手には有る様だ。
「ワープか?」
「どうだろうね?」
「無縁斬!」
あっさりと消えて、かわされた。
「ただやっても当たらんか・・・・。」
「ならば。」
「あれ?」
背後から蹴りを入れるバン、隙が出来た!
「破壊弾!」
真っ直ぐ飛んでいき、外れることは無さそうだ。
「効けばよかったね、破砕光線!」
「何ィ!?」
破壊弾を粉砕しこちらへ来るレーザー、マジで?
「ネガティブウォール!!」
一瞬でいい、時間を稼げればかわせる・・・・はず。
衝突後、どうにか数秒は光線を遮ってくれ、かわせた。
「徐々に攻め手が無くなってきたんじゃない?」
「なにを!!」
強がったが何もない、ヤバいだけ。
「イハン!左だ!」
「!?」
さっきの破砕光線が曲がって戻ってきたのか!?なんだよ!なんでそんな自由に扱えるんだよ!オレも破壊光線あんなにしてみた・・・あ。
「破壊光線 弱!」
溜めが少ない分威力は落ちるが、相殺には丁度位だろう。
「成程、その技だけは認めてあげるわ。」
だけ?マジでコイツ何なの?どんだけ偉そうなの?
「その技でもう一つの私を倒しているし、認めざるを得ないんだよね。」
もう一つってなんだよ、厨二病かよ。
「もう一つの私?後ろの蛇のことか?」
「そゆこと、コイツは私の一部であり分身だよ。」
「ならソイツを狙えば・・・!」
「狙う?ふふふ・・・はははは!」
いきなり、爆笑し始めた、なんなのさっきから、厨二病の上情緒不安定なのか?
「だって、私に傷一つ与えられない分際で戦う対象増やそうとするとか!正気の沙汰じゃないよぉ!」
「な!?それはつまり・・・。」
「オ レ が よ わ い っ て こ と か !」
今のはカチーンと来た、さっきのコイツの口調から察するに破壊光線は通じるのであろう、だったらそのにやけづらに破壊光線をブチ込んでやる。
「はかい・・」
「撃たせないよ。」
「!?」
一瞬で背後にまた回られた、お前は何だ、背後攻撃大好きか。
「させるか!」
バンが間に入って殴り合う、いいぞ時間を稼げ、願わくば共倒れになれ。
「十分だ!何とか避けろよバンレンジャン!」
「な!?」
「破壊光線!」
「あ、なるほど、そう来たか。」
光線が空間を貫く、そして爆風。
「危ないな。」
バンがギリギリで光線の外にいた、危ない。
「チ・・・。」
「どうなって!?」
破壊光線の光線内で相手も収束した光線を撃ちだし、相殺して凌いでいた。
「直撃しなければ、無問題だね。」
「効いてねぇのかよ!!」
「さて、サーバーを守護してたやつらの反応が弱いなー、これは死にかけ
何じゃない?」
「なっ!?イハン!やっぱり。」
「だろうな。」
「だろうな、だと!?」
アイツらを犠牲にしたのならオレはお前を殴る。
「あらー、随分冷たいんだねー、まぁ良いんだけどさ。」
「冷たい?オレが何の策も講じていないとでも思っていたのか?」
「ん?策?」
「なにかあったのか?」
それならいいんだが。
「まぁ、正確に言えばオレじゃないな。」
「?」
「ひょっとして、イハン、それって・・・。」
「・・・合ってるぞ、多分な。」


〜第六サーバー〜
「おまけに特大爆弾だぁ!ブイーン!」
「・・・負けですね、イハンさんごめんなさい。」
眼を閉じた、終わりですか・・・。




「対象・爆発物、圧力方向、左へ。」
「なっ!?」
あれ?爆音がてんで違う場所で聞こえました。
「平気ですか?ピオネロさん。」
「あ・・・。」
眼を開けると・・・そこにいたのは・・・。
「我慢さん、平和さん!」
「すみません、遅れました、でももう安心です。」
「何だ!増援か!」
「えぇ、そんなところです。」
「ここからは私達が相手になります!」
「いいよ!全部爆破してやる!!」



〜城玉座
「あーら、敵反応が増えちゃったよ、増援が全部のサーバーに来ちゃったみたいだな。」
「イハン、お前こうなるなら最初から言ってくれ、お前の顔面に一発入れるところだったんだぞ。」
「いや、正直オレも自身は無かったんだが・・・あの平和の奴が無責任にオレに作戦を丸投げしてくるとは思えなかったからな、立てた作戦を伝えておいたんだよ。」
「まぁ、サーバーは夢現海たちに一任しているし、いいや。」
「なんだと?」
「まず、アンタらを排除してから考えると、そう言ってんのさ。」
「・・・。」
確かにサーバーの方がクリアになってもオレ達が劣勢なのは変わらない。
「!?」
後ろから爆音、破壊音がしまくっている、しかも近づいてきている。
「なんだ工事か?」
「そんなことを業者に発注した記憶がないな、あれ?したっけ?耐震工事頼んだっけ?」
意外とボケに乗るのか。
「くるぞ!」
「チィ、請求書か!!」
「用意しだすなよ!」
緊張感がお陀仏、こいつさっきまでの殺気どこだよ、ダジャレじゃねぇよ。
壁がくずれ、そこからは・・・見えてない、オレは何も見ていない、なにもいなかった、もしくは何かの間違いだ!いやきっと敵の幻覚かなにかだ!そうだ!そうに違いない!
「おいテメェ!幻覚はオ・・・レ・・の・・わ・・z。」
「こんなところに工事をしに来るとはね・・・。」
素直に驚いてやがる、マジなのかコレ、もう絶対見たくなかったのに、嘘だと言ってくれ、というかこいつら工事なんてしないだろ、壁ぶっ壊したし。
「嘘だよ、イハン=メモラー?」
嘘だろ、干渉してきやがった、止めろよ!ていうか何で心の呟き聞こえてんだよ!
「ふはは、これをわざわざ持ってきてやったのだぞ?感謝するがいい。」
もう一人いたよ、マイケルこれジョーダンだよな?だよね、そうだよ。
「この突入方法、痺れます!」
まだいるよ、なんなの?静電気の精霊かなんか?そうだね、バチバチだね。
「なにを悶えているんだい?」
テメェの所為だろうが・・・ていうかなんなの?やっぱりいるの?気のせいじゃないの?
「・・・アズゥ!!なんでいんだよ!!」
「まぁ、いいじゃないか?」
「よかねぇよ!!」
「安心しなよ、別に君を倒しに来たわけじゃないし、邪魔をしに来たわけでもないよ、ただ君にこの機械を親切心で届けてあげたんだよ。」
「どの口が親切心なんてほざいてやがる、まぁいい、襲いに来たんじゃなければ別にいい。」
本当は良くない。
「気にしたら、負けだよ。」
「さぁ、受け取るが良い。」
渡されたのは二つの腕輪。
「なんだこれは?硬質ドーナツか?」
「ふざけているのかい?」
「お前達がここに来る時点でふざけてる。」
「とにかく、腕につけてみたらどうだい?」
装着、あれ言われるがままになってね?そんなに信用おけないよね?こいつ等。
「スイッチオンだ!アル!」
「YES!!Dr.!」
「な!?」
右の腕輪が赤黒く光り始めた。
「・・・成功みたいだね。」
「失敗など、この私がするまい。」
「流石Dr.その自信痺れます!」
どうなっている、一瞬意識が飛んだと思うと・・・あれ?何も起こってない?
「イハン・・・その姿は・・・。」
バンレンジャンが少し驚いたようにこちらを見ている
「あん?あ・・・!?」
自分の姿を見てみる、この姿は・・・まさか・・・。
「The Over!?」
「その通り!その装置は一時的に自分の意思が残ったままThe Over状態になることができる装置だ!!だがいくつか能力は使えんようだ、計算によると。」
「それは・・・ふん、まぁ中々出来る様だな。」

「・・・随分荒々しくなっちゃって。」
「これで、貴様なんぞには負けんぞ。」
「イハン、僕らは戦わず、傍観に回らせてもらうよ。」
「データをとらせてもらう。」
プロトが変な手のひら大の機械を弄り始めた、そんなものでは測りきれないことを教えてやる。
「勝手にしろ、バンレンジャンも見ているが良い。」
「いや、手を貸すさ、油断大敵だ。」

「さぁ・・・来なよ!!」
「破壊光線―瞬破―!」
「ぐぁ!?」
「速い!?」
とてつもなく速い破壊光線、今までとは比べ物にならない。
「一気に片付けるぞ。」
今なら誰にも負ける気がしねぇ。
「ほざけ!」
「!」
「そちらだけが変身できると思うなうよ!」
こんなのどっかで、隕石飛んできた時だっけ。
後ろの蛇が小型になり、奴と一体化した。
「言ったはずだこの蛇も私の一部・・・と、つまりこれで本当の力だ!!」
原型は人型だが、まとっているオーラがさっきとは別物。
「いいだろう!行くぞ!!」






                                   続くのよ