キュウリの戦6 〜97〜

 久しぶりです、胡瓜です、被災地の皆様に何が出来るだろうか…。
と、とにかくキュウリの戦やっていきます…。

「…。」
おもわず唖然としてしまった、が
「…通っていいのか?」
棒の一言で我に返った。
「おぉうちょっと待ってな連絡するから。」
普通に通しても良かったが、先の戦で何かあるかと思われたかもしれない、一応連絡をして。
「いおっし、通れ!!」
「あぁ。」
入っていく姿を見て、一体この館の主に何の用だろうと思ったがいいや、出てくる時に聞こう。






「結構広いな。」
サッパリどこに人がいるのか分からないし、下手に動いて何処に行くのかも分からないと悩んでいると・・・
「バンレンジャンですね。」
「!?ん、あぁ。」
急に後ろから話しかけて来た、誰だろうか髪は白い黒黒の様な髪型だ。
「話は聞いてますこちらへ…」
門番が言ってくれたのだろう、付いて行くと・・・
長い、昇り降りが多く並みの人間では疲れてしまうだろう。





やっと着いた様だ。
「どうぞ…。」
やけに立派な扉を開けると・・・    ・・・の多用はいけないと思う。
「・・・!」
会議室の様な部屋に着いた、その奥には誰かいる。
「僕に用とは一体何だい?最強の棒人間、バンレンジャン。」
髪型は道案内してくれた奴とよく似ている、そして全身スッポリと入るマントをしている。
「立ち話も難だ、まぁ座れ。」
案内役が椅子を出して来た、とりあえず座った。
「お茶を頼むよ"エトワル"」
エトワルと言うらしい、しかしこっちは用があるその事を気にしている場合ではない。
「用というのはだな、貴方に聞きたい事がある。」
「聞きたいこと?」
「あぁ、とある人物の事なんだが」
「人探しか?」
「いや、どんな人物か?ということだ。」
「成程、で誰の事だ?」
この時の為に某所で絵を描いて貰った。
「!!」
明らかに目の色が変わった、分かりやすい。
「それでこの絵の奴の何が…」
「お茶です。」
「・・・。」
タイミングが良かったのか悪かったのかは分からないが、見事台詞に被った。
「まぁいいや、何が聞きたいんだ。」
「まずは名前だな。」
「…名前は"翠昇"という。」
「どんな奴だ?」
「・・・・・逆に幾つか問いたい、何故彼女の事を知りたい?」
「少し前に会ってな、気になる事が有った。」
「そうか、会ったのか。」
?なぜか遠い眼だ、そしてお茶を手に取った。
「ズズ・・ブッ!!
「どうした!?」
「熱い!エトワル冷ますか、冷たいのを持ってきてくれ!!」
「わかりました。」
そういうと何処かへ行ってしまった。
「オホン!まぁ気にしないでくれ。」
無茶である。
「どんな奴だったかだな?」
そう言うと語り始めた。

「97終わり」
見てくれてありがとう。